オミクロン第六波により東京など13都県に出されていた「蔓延防止等措置」が12日から3月6日まで期限延長された。これで全国で措置が適用されるのは34都道府県に及ぶ。これでは「蔓延防止」措置が必要なのは当然かも。
昨日「建国記念の日」休日も東京の16860人を筆頭に全国で98300人と10万人近い新規感染者数を出した。しかし、東京では10日前の2月2日の21576人が最多記録で、その後2万人台は2月3日の20679人の2日しかない。第六波が1万人にのせたのは1月22日だが、いってみれば、1か月近く高い数値が続いている。確かに感染カーブは下向しているのだが。ピーク.アウトされたとはいえないのではないか。
心配なのは東京都のモニターリング会議の発表によれば、ここへきて、都内の感染者のうち60歳代以上の高齢者の重症感染数が倍増してきている。この中には特別養護老人ホームや介護施設でのクラスターもあるという。東京では23区や市町村によって3回目のワクチン接種の時期にバラつきがあり、接種率は30パーセントにもみたない。第六波を収束させるにはワクチン接種のスピードアップしかない。