今年もはや半月、早いものだ。1月15日といえば、つい最近までは「成人の日」だったが、祝日法の改正で今はハッピーマンデイとか1月の第二月曜に移動してしまった。昔から1月15日は「小正月」と言って伝統行事のある”由緒或る”日なのにもったいない。
「小正月」は地方によって違うが、「左義長」「どんど焼き」など正月の飾り物を神社に持ち寄り焚く行事が多い。また来る年の無病息災を願って病魔を追い出す行事をするところもある。戦前昭和の時代、東京23区でも僕ら子供は「どんどん焼き」といって楽しみにしていたが、それより朝、母親が作った小豆粥を食べたことが忘れられない。
しばらくわが家では小豆粥を食べる習慣を忘れていたが、コロナ禍退散を願い夫婦二人で食べた。子供の時、砂糖いっぱいかけて食べたあの味とは違ったが。
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