また”イラク戦争”である。「イラク.レバントのイスラム国家」(ISIL)を名乗るスンニ派の強硬グループが、スンニ派住民の多いモスールを占拠、首都バグダッドへ向け進撃中だという。湾岸戦争の後を受けて”イラク戦争”が最終的に終結し、米国軍が、この国から撤退したのは、僅か4年前の2011年である。それがまた、空母などの艦艇を近くのペルシャ湾に移動させ、情勢次第では介入の構えをみせている。
「イラク.レバントのイスラム国家}のLevantとは、東地中海地方の昔からの名称で、一般にはレバノン、シリア。ヨルダン地方を指す。もう半世紀以上も昔だが、取材で訪れたことがあるが、気候温暖で風光明媚な地域である。この集団はこの地域にイスラム国家を樹立しようというのが、運動の目的のようである。東京の「スカイ,ツリー」の近くに、この名をとったホテルがあるが、もちろん集団とは関係はない。
歳をとると忘れっぽくなるが、陸上自衛隊がイラクに派遣されたのは10年前の2004年である。この年5月には米国の駐留軍とシーア派過激派との間で大きな衝突が起きている。今回軍事行動を起こしたスンニ派ではなくて反対派である。スンニ、シーアといっても、僕ら異教徒には解からない。教組モマメッドの後継者についての教義上の解釈の違いである。この宗派対立のほかに、国内の部族対立もからんでいる。
米国も前回の介入に懲りて慎重な態度をとっているようだが、所詮、異教徒には異教徒の事は理解できない。中東地域の紛争は、現地に任せ、手を引いたほうがよい。植民時代の宗主国も困りはてている。いわんや、わが国はコミットしないほうがよい。
「イラク.レバントのイスラム国家}のLevantとは、東地中海地方の昔からの名称で、一般にはレバノン、シリア。ヨルダン地方を指す。もう半世紀以上も昔だが、取材で訪れたことがあるが、気候温暖で風光明媚な地域である。この集団はこの地域にイスラム国家を樹立しようというのが、運動の目的のようである。東京の「スカイ,ツリー」の近くに、この名をとったホテルがあるが、もちろん集団とは関係はない。
歳をとると忘れっぽくなるが、陸上自衛隊がイラクに派遣されたのは10年前の2004年である。この年5月には米国の駐留軍とシーア派過激派との間で大きな衝突が起きている。今回軍事行動を起こしたスンニ派ではなくて反対派である。スンニ、シーアといっても、僕ら異教徒には解からない。教組モマメッドの後継者についての教義上の解釈の違いである。この宗派対立のほかに、国内の部族対立もからんでいる。
米国も前回の介入に懲りて慎重な態度をとっているようだが、所詮、異教徒には異教徒の事は理解できない。中東地域の紛争は、現地に任せ、手を引いたほうがよい。植民時代の宗主国も困りはてている。いわんや、わが国はコミットしないほうがよい。
神話的ですが、モーセのような人が出て来ないと無理でしょうか?
欧州キリスト圏でも、政教分離、近代化、議会制民主主義の定着、宗教戦争の決着に関連して、欧州のあちこちで、数百年にわたって流血や殺戮が持続的に行われて今日を迎えています。その過程で、魔女狩り、ユダヤ人虐殺(ナチスだけではありません)、異端審問拷問、新旧徒の殺し合いなど血で血を洗う歴史があります。
イスラム圏だけが宗教戦争を経験しているわけではないと思います。宗教戦争についていえば、日本は極めて異例な国家社会なのだと思います。
最大の問題は、日本の政治も経済も安全保障も(暮らし、雇用など)、この中東の原油と天然ガスに完璧に依存している点ではないかと思います。以前にも書きましたが、新興国の経済成長により原油・天然ガスが不足し高騰する一方です。石炭を液体化する技術がほぼ確立していますから、原油の石炭に対する価格差が一定値以上になった21世紀からは、火力発電用の燃料として石炭活用比率をもっと増大させること(老朽化した火力発電所を最新鋭高効石炭火力発電所へと建て替え)、精製した石油燃料に代替できる液化石炭燃料を用いるインフラ整備や輸送機器開発(自動車、船舶)、プラスチックスなども石油化学ではなく石炭化学をベースに組みかえる・・など資源が偏在せず(特に、中東から購入調達しなくてもすむエネルギー源)、環太平洋の米国、カナダ、豪州など政治的に安定した国家より石炭やシェールガス(天然ガスの一種)、また、天然ガスの一部は、カラフトなどロシアからも調達して、エネルギー調達先の分散化をはからないと、中東のホルムズ海峡封鎖のような軍事状況が長期に持続したら、日本は一貫の終わりです。ブロガーの言われたこと政策として実行するためにおは、大胆なエネルギー戦略転換を進める必要があります。太陽光発電や風力発電のような不安定高価格エネルギー政策から脱却すべきです。
植民地時代の国境画定がさ最大の問題でしょう。かってハシミテ王国が存在したときは、まがりなりにも安定していました。当時は宗教対立も表面化していなかったと思います。世界的にいえば、ほとんどの国がスンニ派です。シーア派のイランの勢力が、この地域の紛争の原因になっているのかもしれません。しかし、最大の原因は、石油をめぐる問題ですね。フランスは宗主国時代の経験もあり、この地域には深く介入しませんね。イラク戦争の体験から米国は慎重にならざるをえません。
尽きるところは、やはり化石燃料でしょうね。ロシアとウクライナ問題をみていると、EUが政治的に腰がひけ、ロシアが強硬なのが解ります。中東地域に紛争が絶えないのも、下手に石油があるからです。アラビアのローレンス時代以前は、千夜一夜の物語の地域だったのですから。米国も困っているでしょうね。植民地時代、手を焼いていた英国です。その体験もない米国は手を引いたほうがよいと思いますが、石油利権になると、そうもゆかないのでしょうか
素人ですが、石油メジャーの存在がガンですね、1960年代、山下太郎が”日の丸油田”開発に乗り出しましたが、限界があり結果的にはあまり成果は上がりませんでした。今回の騒動でも、あれだけ敵視関係にあったイランに対して米国は接近しています。シーア派のイランは、宗教的には米国に力を貸したい所ですが、石油利権が絡み、そう簡単にはゆかないでしょうね。困った地域ですね