「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

平和万歳 世界ワールド.サッカー大会

2014-06-16 05:16:07 | Weblog
昨日の日曜日はテレビも新聞も家の中の会話までサッカー.ワールド大会の話題でわいた。普段サッカーに興味のない僕もテレビのが前にくぎ付けにされ試合をみた。結果はコートジボワールに2対1で逆転され、大げさに言えば、日本中が、戦争に負けたかのように悲嘆にくれた。この騒ぎを見て、僕はこの国は平和で、豊かで、素晴らしい国だと改めて感じた。

ブラジルで開かれている大会には、世界の予選を勝ち抜いた32か国が参加しているが、顔ぶれを見ると、戦禍の国や紛争を抱えている国、あるいはトラブルメーカーの国は一つもない。ウィグルやチベット問題を抱える中国、パレスチナ問題のイスラエル、アルカイーダなどイスラム内の宗教対立のたえないイラク、シリア、タリバン.テロのアフガニスタン、パキスタン、それに部族対立のスーダンなど、いずれの国の名前はない。サッカーを楽しむ余裕などないのだろう。

日本のテレビを見ていると、世界中がサッカーで湧いているようだが、70億の世界の人口の中で、大会に参加しているのは、人口の多さベスト20のうち7か国にすぎない。1位の中国(13億)2位インド(12億)4位インドネシア(2.7億)6位パキスタン(1.8億)7位ナイジェリア(1.7億)8位バングラデシュ(1.6億)は参加国ではない。

ボール一つを相手のゴールに入れるだけの単純なスポーツである。経済的に貧困な途上国のスラム街でも少年たちがボールを蹴っている姿をよく見かける。それだけに、途上国の少年たちにも夢のあるスポーツだ。日本の子供たちにとっても、サッカーを通じて相手国の国を知るだけでも国際理解を深められる。平和万歳である。


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