高齢者の介護、医療、福祉行政には欠かせない地域の通称「包括センター」から先日、担当者が来宅、老生の要介護度について聞き取り調査をしていった。老生は2006年、左膝の人口関節置換手術の後、身体障害者の認定を受け、要介護1とも認定された。その後09年、11年、大腸がんの手術があり、介護度は3に引き上げられた。今回、担当のケアマネジャーの提言もあり改定が審議されることになった.。
担当者の聞き取り調査の中には、言葉が悪いが「ボケ調査」がある。本人確認を兼ねた簡単なものだが、老生は意識的に西暦で1931年と返事をした。場合場合によるが、過去について老生は昭和については年号を使い、平成時代は西暦を使用することが多い。同世代はどうであろうか。昭和という年号が64年と長く戦争を挟んで波乱の時代であったから同じかもしれない。
1940年、昭和15年に皇紀2600年を国民行事として祝した世代はややこしい。日本人だけでない。日本占領下に独立したとはいえ、インドネシアは独立宣言日付を皇紀2600年から誤記した「05年」と公表している。イスラム圏では回教歴との併用が多いようだが、できればへぼなもの書きには一本化が望ましい。
最近、世の中から遠くなってきたのか「令和」を使うことが少なくなってきた。「ボケ調査」でも誤って答えずによかった。
昔は明治や大正生まれと聞くと、はるか昔に生まれた人という感じがしましたが、令和生まれもそう思うのでしょうか。なんだか昭和も遠くなったような気がします。
役所の書類もまちまちで、西暦で表記したり、元号で表記したり。どちらかに統一すれば良いのにと思います。