「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

2.26事件 人生最初の記憶

2022-02-26 09:52:30 | 2012・1・1
昭和11年(1936年)2月26日帝都東京で陸軍青年将校によるクーデター未遂事件が起きた。6年生まれの老生は満5歳の誕生日を迎えたばかり。往時の詳しいことは知るわけはないが、人生、生まれて初めての記憶としてこの日のことを覚えている。
老生は当時東京大崎にあった幼稚園脇の坂でビール瓶の木箱にまたがって雪の上を滑っていた。そこへ母親が慌てたようにやってきて老生を家に連れ帰った。何か大変なことが起きたことは子供でもわかった。それだけの記憶だが、後年、これが2,26事件であるのを知った。

翌年の12年7月7日、中国大陸で盧溝橋事変が勃発、戦火は拡大していった。そんな時代だ。参考までに老生が幼稚園年少組のとき描いた画帳が残されているが、日章旗と軍艦旗が多い。大東亜戦争への軍靴の足音が高くなりつつあった時代あった。

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