「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

東京ぶらり昔話 新宿 高層ビルがなかった西口副都心

2021-06-18 10:12:33 | 2012・1・1
東京でこの一世紀最も変容した街は新宿であろう。中でもJR(国鉄)の駅の西口ではないだろうか。昭和30年代後半、超高層ビルの副都心が建設が始まるまで駅西口は甲州街道を走る都電の荻窪行の停留所があり、淀橋警察署(新宿)を囲むようにして小さな飲酒店やパチンコ店があるだけ。歩いて行ける距離には、淀橋浄水場があった。

戦前から新宿の繁華街といえば、駅の東口である。デパートが二つもあり、映画館寄席もある。昭和20年5月25日の空襲で焼け野原になったが、戦後いち早くバラック建てながら復興した。東口については稿を改めたいが、戦後かなりの間、歩行者が駅構内をとおらず西口へ行くには狭いガード下のトンネルしかなかった。その西口のトンネルを抜けた狭路に「想い出横丁」がありお世話になったものだ.。

戦前は郊外の浄水場だった地に高層の都庁庁舎が建ちそれを囲んで超高層ビル群である。線路端の「想い出横丁」は半世紀前の昔話である、。

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