「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

"寒菊や年々同じ窓の隅”(虚子)

2020-01-18 06:28:06 | 2012・1・1
東京はここ数日寒い日が続く。メディカル.チェックで近くの医者に今年に入って初めて通院したら、あたりはモノクロの冬景色である。その中で寒菊が隣家の庭先の窓の隅で黄色の花を咲かせていた。

寒菊は12月から1月に咲く冬の菊で近畿地方から西の陽の当たる地では自生しているそうだが、東京首都圏では園芸用の鉢植えが多い。園芸の門外漢の僕は最近まで晩菊は残菊の類語だと思っていたが違う。

改めて、これまた門外漢の俳句についてネットで調べてみたら、「晩菊」を季語に使っている俳句が多いのに改めて驚いた。
◇寒菊や醒(あなざけ)造り家の前(芭蕉)
◇寒菊や年々同じ窓の隅(虚子)
◇寒菊やイモ屋の裏の風透し(子規)









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