香港を2月1日に出発、15日に横浜に入港予定であったクルーズ船「ウェステルダム」号が新型コロナ.ウィルス騒動に巻き込まれ日本など各国から入港を断られていたが昨日、やっとカンボジア寄港が許可された。テレビで「ウェステルダム」が、カンボジア唯一の国際港シアヌークビルに入港、甲板から笑顔で手をふる乗客の姿をみてホッとしたが反面、一縷の心配を感じたのは僕だけではないだろう。
シアヌークビル港にはフンセン首相が出迎え、乗客の首にジャスミンの首飾りをかけまるで凱旋将軍を出迎えるようにして”カンボジアは貧困な国だが、人権を尊重し、思いやりの心を持っている”と挨拶した。あたかも、わが国の新型ウィルス対応をあてこするような挨拶のように僕にはとれた。
カンボジアには感謝の気持ちはないのだろうか。東南アジアでも近代設備を誇るシアヌークビル港はわが国の1980年代からの毎年の資金援助と技術協力で完成したもので、今でも港を運営する会社の持ち株の一部はJICA(国際協力機構)が所有している。
「ウェステルダム」号には日本人5人を含む2000人の乗客が乗っていたそうだが、全員の新型ウィルス検査は終えているのだろうか。横浜の「ダイヤモンド.プリンセス」号は入港以来数日経過しているのに乗客全員の検査をおえておらず、今なお重症者がでている。カンボジアの医療体制が日本より進んでいるとは思えない。下船した後感染者が出て、各地に拡散する責任は誰がとるのか。
結局は、「ウイルス検査能力(数と精度)」に応じてしか、どこの国でも、感染数はわからないと思います。中国との人の往来数に応じて、感染者が発生するのではないでしょうか?
米国CDCは、全米での3次感染、4次感染など、感染ルートが特定できない「いわゆる市中感染」の発生状況を調べるために、5大都市圏において、一見、中国との関係のなさそうなインフルエンザ患者に対して抜き取り検査で、武漢から蔓延したコロナウイルスのウイルス検査を始めると14日に、発表していました。実際には、中共が隠蔽していた12月初旬から1月下旬(米国が中共との渡航制限1月31日
と14日以内に中国渡航した外国人に対する入国制限)までの2か月間に、多数の中国人が米国と往来しているはずですので、実際は、武漢コロナウイルス感染だったのに、普通のインフルエンザとか、ふつうの肺炎とか誤診されている可能性もあるのではないでしょうか? 米国では今冬のインフルエンザ死亡数が例年よりも頗る多い。
「クルーズ船」と「チャーター便武漢帰国者」とを除いた日本での感染者数も、首都圏が、だんとつに多いのは不思議です。中国人観光客の多い関西空港のある京都・大阪・奈良での、感染数が、首都圏より少ないのも、奇妙です。 米国CDCのように、日本でもインフルエンザに似た症状や肺炎の患者から無作為抽出して、ウイルス検査対象数を増やせば、ひょっとすれば、逆転するやもしれません。
僕の疑問に答えてくれるコメントです。続報が日本のマスメデイアにないですが、感染者は一人だけなのでしょうか。日本人乗船者5人は? 親中国のフンセンの政治利用にされた感がありますね。
ダイヤモンド.プリンセスの日本の対応は、ウィルスの拡散防止に役立ち世界から感謝されるのに逆ですね。日本の完璧主義が裏目に出てしまいました。