平安時代の歌人、能因法師が”都をば霞とともに立ちしかも秋風ぞ吹く白河の関”と歌った白河はかっては都から遠く離れた地だったが、今や東京から僅か新幹線で90分で行ける。福島県の中通りの東部位置す人口3万人ほどの城下町だ。
江戸時代の俳人松尾芭蕉も”春立ちて霞の空に白河の関”と詠んでおり、昔から白河は関所で賑わったが、その跡は今はな記念碑が残ってだけだ。お城は小鶴城といい、南北朝時代に築城され松平家など七家二十一代の居城だったが、戊申の役で新政府軍の攻撃にあい落城破壊され、今は一部の跡しか残っていな.い。
そのお城跡とともに観光資源になっているのが松平家の名君、定信が1801年造園した南湖公園である。日本最古の「公園」と言われ、封建時代、士農工商誰でもが自由に入園できたという意味では珍しい。国の指定史跡になっている。古い城下町で、伝統ある和菓子翁餅がおいしい。
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