「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

閑散としていた”荒神さん”界隈の寺町

2014-03-29 06:09:35 | Weblog
徳川時代から江戸っ子に”火の用心”の神様として親しまれている品川宿の臨済宗海雲寺(荒神さん)の春の大祭に出かけてきた。僕が子供だった戦前昭和の10年代には、春秋2回あるお祭りには、京急青物横丁駅からお寺のある旧東海道筋にかけ露店が立ち並び人出でにぎわったものだが、年々寂れてきた感じだ。20℃を超す好天気で、桜の開花は一気に進んだが、界隈は何となく寂しかった。

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4 コメント

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Unknown (chobimame)
2014-03-29 10:49:48
若い世代が宗教心がないので、町の神社仏閣が廃れているようです。観光化されたり、パワースポットなどの言葉がつかないと、運営が難しいそうです。
なんだか複雑な気持ちになりますね。

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護摩たき (kakek)
2014-03-30 09:06:45
chobimame さん
東京でも浅草、神田といった一部の下町を除いて江戸時から続いたお祭りや行事がなくなってきたようです。高層ビルが林立して神社仏閣がなくなったり、ビルの中に入ってしまった結果です。
荒神さんは、空襲の被害がなかったこともあり、建物も昔のまま、寺院内の僧侶の護摩たきも伝統を残しています。地味な御祭りですが一見の価値はあります。
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神社仏閣のない敗戦後に造られた町 (lordyupa)
2014-03-30 10:51:11
多摩ニュータウン、千葉ニュータウン、港北ニュータウンのように戦後開発された東京圏の町には、はじめから、神社仏閣が全くありません。ここ十年ほど様変わりとなった千葉県の浦安や幕張でも、海側の埋め立て地に建設された高層マンション街には、神社仏閣は造られず、総武線の旧市街には、神社があります。とはいえ、ブロガーの書かれたように、江戸時代以来の古い町でも、伝統的な神社仏閣の衰退が起こっているのですネ。本年1月に、岡山県倉敷市で、金剛寺住職が妻を殺害し、寺に放火全焼させた事件を思い出しました。敗戦後、僧侶までも、神や仏を敬う心を失ってしまったのだと哀しく感じます。
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冠婚葬祭 (kakek)
2014-04-02 11:00:23
lordyupa さん
確かにおっしゃる通りニュータウンには神社仏閣がありませんね。高層建築の狭間では、パウアー.スポットはありません。僕らの世代は敗戦を機会に神仏信仰が薄れきましたが、最近の若い世代は少し変わってきたみたいに見えます。冠婚葬祭は変わりましたね。
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