「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        後期高齢者にはお手上げのe-Tax

2010-03-13 06:37:28 | Weblog
昨日、老妻が夜なべをして作成した確定申告書を持って二人で税務署へ出かけ納税
してきた。わが家では僕がサラリーマンの現役時代から確定申告つくりは”多忙”にかま
けて老妻の仕事になっていた。鳩山総理も国会で確定申告の作業はやったことはない
と答弁していたが、その点は僕も同じだ。が、違うのは僕には生前贈与もないし、これを
逃れる才覚もないことだ。

確定申告書の作成は、老妻の夜なべ作業をみていると大変のようだ。今年は国税庁が
e-Taxに力をいれ、これでやると手間暇が省けると宣伝している。老妻に同情し、僕も
e-Taxに挑戦してみようと、国税庁のhpをみたが、とても僕のパソコンの技能では無理
である。下手してやれば”振り込め”サギにかかってしまいそうな恐怖もある。とても後期
高齢者向きではない。僕の周りにはFAXさえ使えない者が沢山いるのが現状だ。

毎年、年金生活者で確定申告をする者が増えてきているそうだ。昨日もそれとおぼしき老
人の姿が多かった。税務署員の対応は、へんな”鳩山効果”のお陰でいつになくよい。でも
考えてみると、80歳近い老人に納税の書類を作らせ、交通費までかけさせて出頭させる制
度は”いかなるものか”である。

国民に率先して納税を呼びかける立場の行政のトップが”知りませんでした”ですむ問題で
はない。脱税を取り締まる国税庁が”総理”だからといって、手心を加えているのは、国民感
情が許せない。わが国は法治国家である。

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2 コメント

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税の公正化 (kakek)
2010-03-14 16:17:56
chobimame さん
やはり”知らなかった”ではすまないと思い増ます。よくわかりませんが、自分の家の財産を管理する会社が別にあるのでしょう。それだけの人が毎月、母親から150万円貰っていたのでしょう。僅かばかりの年金収入まで税の確定申告している老人が多いのです。



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少しでも (chobimame)
2010-03-14 05:35:22
まったく国民は1円でも税金を浮かそうと確定申告に四苦八苦しているのに、首相が税金の無駄遣い(公邸の引っ越し費用700万円)をし、脱税までしているのですから開いた口が塞がりません。医療費控除申告のために税務署に行くと、多くの年配者が税務署員に「俺らから取らないで小沢や鳩山からもらえよ」と言っている声が聞こえました。その通りです。言いたくなる気持ちはわかります。
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