やがて4人に1人の老人が「認知症」になるという時代なのに、国の高齢者医療福祉行政サービスは難解複雑で不平等で年寄り泣かせである。先週末、家の郵便箱に別々の封筒に入った”重要”印の押してある、役所からの封筒が届いた。一通は東京都後期高齢者医療広域連合からの新年度の「後期高齢者医療被保険者証」(保険証)の交付である。保険証が入っているから、何の通知だかすぐ判ったが、よくみると、窓口負担が一割から三割になっているのに詳しい説明がない。ただ、昨年度の住民税課税所得等によって変更になった、とあるだけだ。
もう一通は自分の住んでいる区の介護保険課資格保険料係からの来年度の介護保険決定通知書で、通知書に添えて「国民年金課後期高齢者医療係(長寿医療係)行き医療証返却用の封筒が入っていた。医療証とは何なのか。古くなった保険証を意味するのか、それとも介護保険証のことを指すのか、合計年齢186歳でも認知症とは診断されていない僕らでもわからない。
もう何度か小ブログで指摘しているが、相も変わらず役所言葉で漢字が多く、解かりにくい。それに主題の通知とは無関係の”お知らせ”が多すぎる。広域連合の封筒の中には”ジェネリックス”の希望シールや”臓器提供意見表示”などが入っていたが、高齢者になると、判断力が欠如している。税金の節約と思って同封するのだろうが、老人には不親切で逆効果である。
役所ではいまだに後期高齢者医療保険を「長寿保険」呼ばわりしているのだろうか。窓口三割負担者を”現役なみ”と”おだてている”が、負担は現役でも医療機関にお世話になる回数は、若い時とは比較にならないほど多く出費高だ。前期高齢者(70歳―74歳)と同じように後期高齢者も一律二割負担にして、三割負担は廃止すべきである。そのほうが税収増だと思うのだが。
もう一通は自分の住んでいる区の介護保険課資格保険料係からの来年度の介護保険決定通知書で、通知書に添えて「国民年金課後期高齢者医療係(長寿医療係)行き医療証返却用の封筒が入っていた。医療証とは何なのか。古くなった保険証を意味するのか、それとも介護保険証のことを指すのか、合計年齢186歳でも認知症とは診断されていない僕らでもわからない。
もう何度か小ブログで指摘しているが、相も変わらず役所言葉で漢字が多く、解かりにくい。それに主題の通知とは無関係の”お知らせ”が多すぎる。広域連合の封筒の中には”ジェネリックス”の希望シールや”臓器提供意見表示”などが入っていたが、高齢者になると、判断力が欠如している。税金の節約と思って同封するのだろうが、老人には不親切で逆効果である。
役所ではいまだに後期高齢者医療保険を「長寿保険」呼ばわりしているのだろうか。窓口三割負担者を”現役なみ”と”おだてている”が、負担は現役でも医療機関にお世話になる回数は、若い時とは比較にならないほど多く出費高だ。前期高齢者(70歳―74歳)と同じように後期高齢者も一律二割負担にして、三割負担は廃止すべきである。そのほうが税収増だと思うのだが。
昔のように、病院に行けるのは金持ちだけになりそうで、政府はどう考えているのか理解出来ません。
役人発想は止めて、きちんと国民の生活に目を向けて欲しいものです。
で、決定支配される仕組みが続いていると思います。三権の影響度は、議員:役人:裁判官=5%:90%:5%という、圧倒的に行政権力が大きな比重があると思います。
介護認定にせよ、生活保護認定にせよ、ブロガーの書かれた保険料負担決定の具体的ルールにせよ、議会で決まった法令ではなく、具体的詳細なやり方は、役所が恣意的に運用できるようなあいまいな裁量範囲があるのではないでしょうか?
今は、患者は日本国中のどの医療施設を訪れても構わない健康保険制度の運用がなされていますが、例えば、将来医師会と癒着して、地元の特定の医療機関でしか受診を禁止される(保険適用としない)ようになるかもしれません。あるいは、後期高齢者に対しては、役所が強制的に、低品質・低費用の医療施設を特定する可能性もあると思います。
chobimameさんの心配されるように、
お金持ちは、国民健康保険適用のない自由診療で、しかも、医師界コネのある紹介状という実質患者を差別する名医・高い評判の病院で、高品質な医療を受けられる、一方、貧乏な国民は、低品質で役所の指定した医療施設に行かされるような未来が待っているのかもしれません。
ブロガーの今回の3割負担への増額のケースは、何か最近、「健康保険法の改正」があったのでしょうか?私には、さっぱり合点がゆきかねます。
昨年度、窓口負担が3割から1割に引き下げれ、ほっとしていました。一昨年、膝に人工関節を入れ、身障者に認定された結果だと思っていましたが違ったようです。いずれにせよ、年金が主な収入源です。住民税課税額が、どのようして決定されるか解かりませんが、医療機関に世話になる老人にとって1割と3割とでは大違いです。
1割から一挙に3割にするのではなくて、2割があってもよいし、大金持ちには4割、5割もあってもよいと思います。もっと、きめの細かい医療制度にするよう、高齢者の”有識者”も入れて抜本的な改革が必要です。
最大の原因は日本の医療制度の複雑さだと思います。大企業を中心にした被用者保険(健康保険組合等)と国民健保との間の医療格差が大きすぎることです。国民健保は財源難から市町村医療広域連合を作って対応しているが運営は行き詰まっています。それに65歳から74歳までの前期高齢者の問題です。国民健保も70歳―74歳を窓口負担を2割にしましたが、75歳以上の後期高齢者も1割ではなくて2割すべきです。一方、3割負担は廃止すべきか、もっと高額な金持ちだけにすべきだと思います。いずれにせよ、老人福祉医療制度は、もっとシンプルな公平なものにしてほしいです