ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

浅田真央選手、元気を出して!

2009年11月03日 | スポーツ
「話題の人物」などを取り扱っているサイトで、私自身が驚くことがありました。
モロゾフコーチの暴言の信憑性について、「ベッラ・カンタービレ」や「平御幸」のブログが印象的な記事構成で日々更新されており、アクセス数も多いようです、なんて書いてあって、「ベッラ」の本人がビックリ仰天です。

「平御幸」さんのブログはヤフーで検索して見つけましたが、東京芸大の日本画出身のかたで、内容は古代史・歴史を例にあげたり知識が豊富なこと、私など到底及びません。
平さんは、モロゾフコーチ擁護論を書かれていました。

私は「ボタンひとつで・・・」ということに驚いてしまい、ヒロ・ヨシダさんが
大勢の前で起こったこと、とお書きになっていたし、事実関係を知りたいと思っていましたが、昨日11月2日の「日刊スポーツ」でモロゾフコーチの暴言を載せていて、抗議の電話がスケート連盟に多くかかってきたそうです。

私はスケートを一段落させ、またオペラに戻ったのですが、平さんが浅田選手は誰のいうことも聞かないようになっているのではないか、とお書きになっていたので、そのことについて思い浮かんだことを書きます。

ジャンプばかりに気をとられているより、もっと「流れ」など必要なことがある、と思います。でも今までスムーズに勝ち進んできた浅田選手は、朗らかで清純なイメージですが、いざとなったらものすごい勝ち気、それだけに「ジャンプ!100発100中」と決め込んで、四面楚歌になってしまうのではないか、と心配しました。
実力のある若い選手は、自分を恃む心が人一倍強く、試合へ臨む強い精神力ともなっていますが、一方、大きく挫折した(怪我や病気など)高橋選手や鈴木選手など、スケートができる喜びを全身でかみしめ、ここまでこれたことは周囲の人々の暖かい励ましがあったからこそ、と謙虚になっています。大会に出場できる、という喜びに溢れ、結果はついてきたものでしょう。

真央ちゃんのことで心配なのは、コンディションは良好、「鐘」でもっと自分はできるはず、努力しだいで(自分に合っているかどうか、よりも)「成せば成る」と信じきっていることです。ジャンプ、100発100中、とそればかりにとらわれてしまって、楽しいはずがありません。もちろん練習は苦しいですが、段階的に出来ていく楽しみが魅力なのです。

人の意見に耳をかたむけることは、弱い人ではできません。素心で人の意見をきき、それをとりいれるかどうかは本人が決めることですが、頑なでは発展がありません。
今のままでは、かわいそうでしかたがありません。
私個人の考えではラフマニノフの「鐘」は真央ちゃんと合わない、と思うのですが・・・順調にきた真央ちゃん、もっと自分を大切にして、そして落ち着いてこれと思う意見を取り入れて、可憐で美しいスケートで魅了して下さい。
ドラマティックなタイプではないのですから、自分の持ち味を大切にしてほしいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする