ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

晩年のカップッチッリと全盛期のパヴァロッティが歌うヴェルディ「運命の力」

2010年02月08日 | オペラ
Luciano Pavarotti - Invano Alvaro


おそらく最晩年のカップッチッリでしょう。交通事故から復帰、70を超えてもその風格はさすがです。
なお全盛期のパヴァロッティはおもいきり歌っています。
人をあやまって殺してしまったアルヴァーロ(パヴァロッティ)は僧になり、隠れ住みますが、父の仇を討たんとするカルロ(カップッチッリ)、決闘となります。白熱の名演です。

☆私はカップッチッリの歌に「漢」の魂を感じます。これはカップッチッリだけが持っている魅力、「史記」の雰囲気・・・。それがまたヴェルディにピッタリ、春秋・戦国の名将の苦悩がヴェルディと重なるように思うのです。(カップッチッリだけですが)
パヴァロッティはヴェルディには甘い声、全編を聴くのには違和感がありますが、やはり偉大な声に間違いありません。これは演奏会形式ですし・・・。

コメント (2)
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