Mario Del Monaco in last Film interview
ちょうどこの後、イタリアのトレヴィーゾ(ヴェネツイアの北)にあるマリオ・デル・モナコの家に行きました。1970年代です。
大きな邸宅で庭にはプールもあり、門は自動式でした。
部屋には彼が描いた自画像(オテッロやラダメスなどの)、中国から輸入した家具、レコードの棚にはカラスとの「ノルマ」の海賊盤、1955年スカラライヴを見つけました。
そしてグランドピアノ、スタインウエイ、彼はこのピアノを愛用、弾きながら歌います。
この動画はなつかしい・・・彼は気難しいといわれていましたが、礼儀を心得て接すると大変暖かい人です。
但し、イベント以外は勝手に写真をとってはダメ、肖像権というのがあるそうで。
日本公演について、岩城さんがサントリーの冊子に書いていました。
「デル・モナコが泣いている、声が出ない、もう帰る、と。すると怖い奥さんがマーリオッ!ってすごい形相で張りとばし蹴飛ばす、デル・モナコはよろめくように舞台にでて一声、オテッロの登場だった」と。
これが日本人が聴いたデル・モナコでの第一声だったのです。
その時の偉大な声は、実演を聴いた人は「人生が変わった」と言っていました。
岩城さんは「究極の人だ、これじゃ入場料が安すぎる!」って
ところでこのインタビューで、ナポリ方言のことを言っていますが、イタリア人にとってナポリ方言は外国語のように困難なようです。
でもナポリ民謡はナポリ方言、カルーソやディ・ステファノはナポリ出身ですから、得意だったのですが、デル・モナコは標準語であるフィレンツェの出身、やはりオペラの人でしょうね。
わがブログのコメンテーター、ぐらっぱ亭さまはステッラ、バスティアニーニらが来日した時、大学3回生でイタリア語通訳としてご活躍、でもデル・モナコが交通事故で1963年のイタリアオペラに参加できなくなったので残念、とコメントにお書きになっていらっしゃいましたが、舞台からシミオナートの手をとって案内なさった、そして次の年、イタリアに留学したぐらっぱ亭さまを覚えていて暖かく迎えた世紀の名歌手シミオナート!
☆この前の「カヴァレリア・ルスティカーナ」のシミオナートとコレッリのリハーサルの動画は、ぐらっぱ亭さまに敬意とともに捧げます。もちろん、この動画もです。
シミオナートが慈善公演で歌ったヴェルディ「ドン・カルロ」のエボリ公女のアリアは本当に美しかった!!
ところでこのブログで連載した「レニャーノの戦い」は消えていました。
動画でなく静止画だったのですが、見事な演奏だけに惜しいです。
ちょうどこの後、イタリアのトレヴィーゾ(ヴェネツイアの北)にあるマリオ・デル・モナコの家に行きました。1970年代です。
大きな邸宅で庭にはプールもあり、門は自動式でした。
部屋には彼が描いた自画像(オテッロやラダメスなどの)、中国から輸入した家具、レコードの棚にはカラスとの「ノルマ」の海賊盤、1955年スカラライヴを見つけました。
そしてグランドピアノ、スタインウエイ、彼はこのピアノを愛用、弾きながら歌います。
この動画はなつかしい・・・彼は気難しいといわれていましたが、礼儀を心得て接すると大変暖かい人です。
但し、イベント以外は勝手に写真をとってはダメ、肖像権というのがあるそうで。
日本公演について、岩城さんがサントリーの冊子に書いていました。
「デル・モナコが泣いている、声が出ない、もう帰る、と。すると怖い奥さんがマーリオッ!ってすごい形相で張りとばし蹴飛ばす、デル・モナコはよろめくように舞台にでて一声、オテッロの登場だった」と。
これが日本人が聴いたデル・モナコでの第一声だったのです。
その時の偉大な声は、実演を聴いた人は「人生が変わった」と言っていました。
岩城さんは「究極の人だ、これじゃ入場料が安すぎる!」って
ところでこのインタビューで、ナポリ方言のことを言っていますが、イタリア人にとってナポリ方言は外国語のように困難なようです。
でもナポリ民謡はナポリ方言、カルーソやディ・ステファノはナポリ出身ですから、得意だったのですが、デル・モナコは標準語であるフィレンツェの出身、やはりオペラの人でしょうね。
わがブログのコメンテーター、ぐらっぱ亭さまはステッラ、バスティアニーニらが来日した時、大学3回生でイタリア語通訳としてご活躍、でもデル・モナコが交通事故で1963年のイタリアオペラに参加できなくなったので残念、とコメントにお書きになっていらっしゃいましたが、舞台からシミオナートの手をとって案内なさった、そして次の年、イタリアに留学したぐらっぱ亭さまを覚えていて暖かく迎えた世紀の名歌手シミオナート!
☆この前の「カヴァレリア・ルスティカーナ」のシミオナートとコレッリのリハーサルの動画は、ぐらっぱ亭さまに敬意とともに捧げます。もちろん、この動画もです。
シミオナートが慈善公演で歌ったヴェルディ「ドン・カルロ」のエボリ公女のアリアは本当に美しかった!!
ところでこのブログで連載した「レニャーノの戦い」は消えていました。
動画でなく静止画だったのですが、見事な演奏だけに惜しいです。