ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

何て美しいのでしょう。マーゴット・フォンテーンの踊る「眠れる森の美女」

2011年05月01日 | 芸術
Margot Fonteyn Rose Adagio


昔、子供の頃、テレビでロイヤルバレエの放送を見た。
主演はマーゴット・フォンテーン!
バレエは美しく踊るものだけど、フォンテーンの表情は生き生きとしていて、気品があり、私はいっきに魅了された。
そしてその時のフォンテーンが50歳前後だったなんて!
ステージでは花の乙女だった。

それから成人して実際にロイヤルバレエを観に行ったが、フォンテーンのように優雅に踊るプリマはいなかった。
ボリショイバレエも行ったが、体操のようにてきぱきしていて、そして美しかった。
でも、フォンテーンのような「踊りが演技力」になるような、大輪の華はいない。

私が昔、見たのは「ジゼル」だった。
清楚で美しく、憧れたものだ。

そ、それをあのキムヨナが「ジゼル」の曲で滑ってなぜかSP一位になった。
芸術点が加点になっているだなんて!
清楚で気品高いジゼルではなくて、アバズレのようで恥ずかしかった。音楽と合っていないのだ。

スケートの芸術点って何?

そう思いながら今は亡きプリマバレリーナ、フォンテーンの動画をアップした。
チャイコフスキーの「眠れる森の美女」・・・ひとりひとりから薔薇の花を受け取る時の、彼女の素晴らしさ、フォンテーンならではの魅力だ。

花、ですのでこれは「フローラはな」様に捧げます連休にゆっくり鑑賞なさってください。

そしてフォンテーンの清楚さに近いのが浅田真央選手、バレエとスケートとは違いますが・・・。これが「芸術」です。
コメント (6)
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