ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

片山虎之助参議院議員(たちあがれ日本)から、メルマガが届きました。

2011年05月09日 | 政治


浜岡原発の全面停止を要請

菅首相は5月6日夜、中部電力浜岡原子力発電所(以下、「浜岡原発」という)の
全ての原子炉の運転停止を海江田経産相を通じて、中部電力に要請したと
発表しました。要請は、命令や指揮でなく事実上のものですが、中部電力は
首相の要請である重みを考慮しつつも、結論は持ち越しました。

浜岡原発は、現在、1号、2号機は運転終了で廃炉手続中、3号機は点検のため
運転停止中ですが、一応7月に再開を予定、4号、5号機は運転中で、国の基準を
守っているこれらについての停止要請は、全くの異例措置です。

首相は、停止要請の理由として、静岡県を中心とした東海地震の発生確率が極めて
高い中で、防波壁の設置など津波対策強化の必要性があるうえに、国民の安全、安心や
重大事故が発生した場合の甚大な影響を考慮したことを挙げています。

浜岡原発については、東日本大震災発生以来、論戦の的の一つで、国会質疑でも
何度も採り上げられていますし、地元の知事、市長らも安全性についての危惧を
表明しており、今回の要請は一つの決断であることは確かです。

しかし、やはり次の諸点、すなわち、

①今回の要請が政府部内で総合的な観点から熟議された形跡はなく、地元との
事前の調整も不十分で、例によって首相の思い付きのパフォーマンスである疑いが
あること。

②こういう決断には、今後のわが国のエネルギー政策全般をどう考え、そのなかで
原子力発電をどう位置付け、浜岡以外の原発についてどう扱うのか、の全体像が
必要であるが、それが今のところはっきりしないこと。

③製造業の一大集積地である中部電力管内の電力需給、とくにピーク時の夏場への
対応が大丈夫か、また、これに伴うわが国全体の電力確保について十分な説明が
ないこと、等が気になります。

平成23年5月9日



            
           ベッラあとがき

菅総理と海江田は、最も汚いやりかたをしてきた。
確かに浜岡原発は直下型大地震がくれば、恐ろしい。
しかし全国には30年を超えた原発もある。
菅総理はそれはどうでもいいのだ。
「浜岡を止めたら英雄よ」、とかそそのかされたのだろう。

原発事故は絶対に避けなければならない。
しかしそれを党内ですら論議されていないのはどういうことか?
「政局」に利用していることは明白である。
国民の心配をこのようなやりかたで、自分の保身に利用するのか。

私は原発事故はあってはならない、そのためには多少のことはのむつもりである。
しかし、こんなやりかたが許されていいのか!

本気で考えたものではない、それが悔しく情けないのである。
コメント (8)
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読書の時間は「Pの視点」で。

2011年05月09日 | P@RAGAZZO様

本を読むつもりだったのだけど、また「Pの視点」を見てしまった。
あの「淡路屋のタコ弁当の壺」の話がなつかしくて、つい「Pの視点」を開いてしまった。
「語らぬ勇者」などあの辻元に翻弄されながら、じっと耐えて働く自衛隊の方々の姿、そしてそのエントリーにコメントする素晴らしい方々、その時は私はまだ参加していなかったけれど、感動に震えながら読んだ。

これは、また長編になるので次の機会にと思う。
やまびこ様、アプリ様、・・・皆様方がみんなのびのびと本音で語り合っていらっしゃる。
それがごく自然で清々しく、臨場感あふれる雰囲気、そしてP様の鋭い叡智のリコメで納得し、参加した皆様がみんなニコニコと仲良く親しみを持って集っていられるように感じる。

といっても、本当に集っているのではないし、「掲示板」ではない。
P様のエントリーに対するコメント、さらにそのリコメなのだ。

今日は、どうしょうもない無学無知のベッラのコメントと、それを笑うこともなく、自信をもたせるような尊重した言葉で、わかりやすく「歴史」を説いてくださった一コマを御紹介しよう。





やまびこ様の歴史観はまたの機会に (ベッラ・カンタービレ)
2010-10-15 20:01:37
P様、また別の機会にあの戦争について語り合えることがあれば、と思います。
田母神さんのことは、すべて理解できないけれど、それも微妙なところを述べられていないこともあると思います。
また別の機会に・・・やまびこ様がでていらっしゃると、どうも私ももっとききたいな、と思ったりするのです。
私は思い当たることはあっても勉強不足でここで意見を述べることはできないのです。


円錐形 (P@RAGAZZO)
2010-10-16 12:34:49
ベッラさん、こんにちは。

歴史というのは
なかなか一言では語れないものですね。

それはシンプルに言えば
円錐形を上から見れば円形に視え、
横から見れば三角形に視えるようなものです。

しかもそれは時間の推移という4次元の要素が加味されながら形を変え、
多元的な相対要因が絡まりついているようなもので、
とても一面的に断定できるようなものではありません。

ところが我が国は先の戦争で
『悪を為した』と一方的にに決め付けられ、
日本人もまたそのように教育、洗脳され、
それが歴史の決定であるかのように言われてきました。

しかし田母神氏は
『日本は良いこともした。必ずしも悪い国とは言えない』と主張しました。
(既読かと思いますが田母神論文を貼っておきます
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf)


私は田母神氏の主張が全て正しいとは思いませんが、
少なくとも彼の主張する歴史の側面は在ったと
思っています。

ですから、私は
『私は田母神さんの史観は歴史の一面を捉えていると思っている。』
と述べたのです。

しかし
『田母神氏の主張に大きな違和感を感じる』
と思う方もいらっしゃる。

それはそれでひとつの歴史観でしょうから、
私がどうこう言うべきものではありますまい。

ベッラさんはベッラさんで、
自分なりに歴史を見てこられたのです。

ですから平沼氏や稲田氏の歴史観に
共感されておられるのではないでしょうか。

それで良い。
と、私は思いますよ。



P様、拝読しました。 (ベッラ・カンタービレ)
2010-10-16 14:35:46
田母神さんの論文、拝見しました。
私が勉強不足、というのは田母神さんについてあまり読んでいなかったことです。
でも発言では「頼りがいのある田母神さん」と思っていました。
張作霖爆殺については、日本軍ではないことは読んでいました。池上彰が何度も「関東軍が」というのに抗議したりしましたし、拙ブログにも書いてきました。

しかし盧溝橋事件については、中国人がしたこと、しかもあの粛清されたあの人が述べていたなんて、はじめて知りました。
私は石原莞爾については、読んでいるのですが、そこで東條英機との反目、トルーマンこそ真の戦犯である、と東京裁判のために東條英機をかばったことなど、感動していました。
しかし、歴史というのは多方面からよく知り、また新たに知り得ることによって、それを理解判断できる幅広い知識が必要だ、と思います。
この論文から田母神さんの本を読みたくなりました。平沼さんと田母神さんの対話式の本は持っているのですが、まだ途中です。
また、私はやまびこ様のファンにもなっていてP様はもちろん、このブログを通じて啓発され、喜んでいます。 多謝♪


                 ベッラあとがき

 まあ、一丁前にこの私が書いているではないか、これで精一杯だった。
でもP様は、笑うこともあきれることもなく、立体的に解説して下さった。
(円錐形は上からみれば円形に視え、横から見れば三角形にも視える・・・ですって!)

こういう発見が毎日のように続いた。
私は学校でいろいろはじめて教えられる生徒のようだった。

そしてもういちどお礼のコメントをしているが、必死でなんとかガンバっている私のおかしいこと。
無理しなくてもいいのに。
でも、貴重な時間だった。
ご自分に厳しく、また鋭い論客に容赦なく・・・そして無学無知な私には限りなく優しかった。
私は「勉強不足でここで意見を述べることができないのです」って、子どものように正直に書けた。
とりつくろっても博学なP様の前ではお見通しなんだから、って。

たまに音楽のことを書く時は、自信があった。
それだけ・・・それでも、低姿勢で書いたものだ。

そして、大兄とP様に呼びかけられていたご年配のやまびこ様、堂々たる大人(たいじん)のアプリ様、情報豊かな論客の鶏様、<円卓>の清少納言フローラはな様、紫式部さらりん様、女傑のボチボチ様も常連で、自分のことよりも他の方々のコメントを楽しみにしていた。
          






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