靖国神社と尖閣
No.767 平成24年 8月20日(月)
八月十五日の靖国神社。そこで会った同志の方々が、昨日、尖閣諸島の魚釣島に上陸した。
昨夜、石垣市に戻っている二人と電話で話した。
取手市議の同志、「爽快です」、
「よく上陸してくれた、ご苦労さん」
もう一人、ウイグル出身の日本人同志に、
「東シナ海で、中共の野望を挫き、同時に、西のウイグル、チベットに連動させ、東西から中国共産党打倒の圧力を強化しよう。」
そして、その東西の真ん中の暗黒大陸は、
今朝、中国の二十都市以上で、反日デモが行われ、一部暴徒化との報道に接する。
平素から、人民の絶望的な貧富の格差、共産党の横暴な支配、そして共産党幹部の堕落腐敗公金横領などをきっかけにして、ほっといても暴動が頻発している中国において、さらに、反日デモ(官制)が暴動に転化しつつある。
さらに、反日デモを打たせ、それを暴動に「発展」させなければならない。
では、中国においては、なぜ、デモが暴動に転化するのか。
今や利を求めて狂奔し始めている十数億の民を、共産党が自らも腐敗し権力を用いて利を求めながら、一党独裁体制を維持するのは、人間の普遍的原理に反し、不可能だからである。
したがって、北朝鮮でも反日デモを打てば、それは必ず暴動に転化する。
つまり、共産党の非人道的な一党独裁体制国家である、中共と北朝鮮が二十一世紀にも存続できるという前提で東アジアの情勢を把握していてはわが日本国家の運営を誤る。これらの非人道的な二国は、いずれ崩壊すると大観して、現実の情勢を把握すべきなのである。
こういう観点から見れば、反日デモの拡大は即ち暴動の拡大であり、歓迎すべき必然である。
しかるに、野田内閣と政府は、何だ。
歴史に対する大局観はなく、自ら、語るに落ちた。
「日本人の尖閣上陸は、島の平穏な管理を維持しようろするために、日本人を上陸させないという政府の方針に反する」だと。
つまり、野田内閣と政府は、未来永劫安定して存続する中共が、
反発しない、ご機嫌を損なわないこと、が島の平穏な管理であると彼に迎合し、それを維持しようとしているのだ。
石川五右衛門が言ったように、河原の小石がなくならないように泥棒もなくならないのだから、今もいる天下の泥棒諸君に勧める。
総理大臣の野田と外務大臣と官房長官と外務省幹部の自宅に、
「強盗に入るぞ」と公言すればいい。
そうすれば、彼らは、「自宅の平穏な管理を維持するために」、自分の家族が家に入るのを禁じて、ドアに鍵をかけずに空き家にしてくれる。
要するに、野田と政府は、尖閣における日本の実効支配を打破すると公言している中共、つまり、強盗に入るぞと言っている中共のご機嫌を損なわないように島を管理している。つまり、
強盗に島を明け渡そうとしているのだ。
したがって、石原東京都知事が、尖閣を都が買収すると発表してから、北京の駐中大使に石原非難発言をさせて中共に迎合し、都と地主の売買契約を妨害するように、国が買収すると動いたのは、国が取得してより完璧に強盗(中共)の意向に沿うように島を管理するためだ。
鳩山、菅、野田と続いているこいつら、
島どころか、既に我が国を中共(強盗)の意向に沿うように管理しているのだ。
つまり、今の民主党は、与党になった直後に自称人民解放軍司令官と百五十名近いバカ議員を北京に送り込んでペコペコし、
以後、「日米中正三角形」、「東アジア共同体」の鳩山、
中国政府が在日中国人にも中国のために戦う義務を課した国防動員法を制定したその日(平成二十二年七月一日)に、中国人への観光ビザ発効要件を途方もなく緩和して大量の生活保護受給予備軍であるとともに人民解放軍兵士といえる中国人を観光の名で日本国内に受け入れることとした菅、そして、売国大使に北京で仕事を続けさせながら強盗の中国におもねる野田、というわけだ。
このように、野田内閣の日本人を島に上陸させないという「管理方針」が、強盗に配慮したものであることが分かった以上、もはや、従来のように、尖閣のすぐ手前まで行って、上陸せずに魚釣りをして帰ってくることはできない。
この判断に立って、島へ上陸した同志、ありがとう。
ところで、数日前に、せっかく沖縄県警と海上保安庁が逮捕した尖閣に不法入国した香港からの強盗団の手下が、尖閣を奪いに来たと公言しているのに、おっかなびっくり、すぐに釈放してしまった野田内閣が、昨日尖閣に上陸した自国民を、軽犯罪法などの容疑で取り調べるとは、・・・チャンチャラおかしい。
昨日、尖閣に上陸してくれた同志十人は、この売国内閣と中共との反日共謀に風穴を開けてくれた。
八月十五日、靖国神社の参集殿で、尖閣について立ち話をしたチャンネル桜の水島聡社長、
貴兄の国家への貢献は誠に大きい。
その体だから沈まずに浮くだろうが、あの海を泳いで上陸するのは大変だっただろう。
貴兄の労苦に敬意を表する。
私は、明日から三日間、
もう一つの対中戦略的要衝である台湾に行く。そして、日台の絆の要である原住民、高砂族の勇士に霧社で会ってくる。
☆ 明日から三宅博氏と台湾へ・・・またその報告も楽しみに待っています。
8月20日のアクセス数 閲覧数:5,358PV