金曜「アンカー」の森田実氏は古代中国の「韓非子」から亡国を警告したものを並びあげている。
中国古典の「韓非子」から学ぶ10項目の「亡国のきざし」
1、進化の権威が君主の権威をしのぐ。 このような時、国は亡びるであろう。
2、法に基づかず、無原則に刑罰を加える。
空理空論に耳を傾け、現実に役立つかどうか考えない。
外見を飾りたてて、実用を無視する。このような時、国は亡びるであろう。
3、君主の人物が薄っぺらで簡単に人物を見透かされ、また秘密が守れず、臣下の進言内容を外にもらす、
このような時、国は亡びるであろう。
4、独善的で協調性がなく、諫言されればムキになる。
国家全体のことを考えず軽率に動き、しかも自信満々である。 このような時、国は亡びるであろう。
5、国内の人材を無視して他国の人間を登用し、その際、実際の功績を吟味せず、名声の有無によって採否を決める。
この結果、はえぬきの臣下をさしおいて、他国者が高位につく。このような時、国は亡びるであろう。
6、大臣に侮辱を与えてプライドを傷つける。あるいは庶民に厳しい刑罰を加えて過酷な使役に駆り立てる。
このように相手に屈辱を与え、怒りをいだかせ、これを当然のこととして繰りかえせば、謀反を企てる者が必ず現れる。
このような時、国は亡びるであろう。
7、都合が悪ければ理屈をつけて法をまげ、何かにつけ公事に私憤をさしはさむ。
その結果は朝令暮改、次から次へと新しい法令が発せられる。このような時、国は亡びるであろう。
8、視野がせまくてせっかち、些細なことで簡単に行動を起こし、すぐにカッとなって前後の見境がつかなくなる。
このような時、国は亡びるであろう。
9、怒りっぽいうえに戦争好きで、本務たる農政に力を入れず、何かと言えば武力を発動する。このような時、国は亡びるであろう。
10、雄弁だが「法」という筋が通っていない。聡明ではあるが、肝心の「術」を心得ていない。
能力そのものはあるのだが、「法」によって事を運ぼうとしない。 このような時、国は亡びるであろう。
以上、森田実氏の「韓非子」亡徴(亡国のきざし)の章から。韓非子は紀元前280~223年の兵法思想家)。
これを橋下大阪市長に「諫言」。
森田氏は誰もが触れなかった創価学会・電通を批判、マスコミを追われた。
今は「アンカー」だけに出演している。