はじめて「津山」に行った。
新幹線「さくら」で岡山、地方の手動ドアの2両編成電車「ことぶき」に乗り、津山駅でタクシーで7分、
津山で由緒あるという「鶴山(かくざん)ホテル」到着。
ここの大広間で「平沼赳夫」講演会というより説明会が開かれた。
ご年配の男性が多く、地元の方々ばかり。
開演30分前には全席がうまり、立っている方々のために椅子をワゴンで運んできて並べ、それでもどんどん人の列は続く・・・。
壇上には平沼先生と津山の後援会の幹事長で、もうかなりご年配の土居氏が着席。
平沼先生は、声も回復されてきたように思える。(以下は平沼先生のお話)
最初に小泉内閣の時、郵政民営化に反対し、長年つとめた自民を離党したこと、そして無所属で2回当選したこと、
呼びもしないのに石原慎太郎が訪ねてきて「このままでは日本が滅びる、力を合わせて新しい日本をつくりませんか」と新党の話。
石原さんは現職の都知事だった。
こうして出来たのが「たちあがれ日本」応援団長石原、そして議員はたった5人の小さな党だった。
同じ岡山県出身の片山寅之助氏にも入ってもらった
若い人を育成、明治神宮や靖国神社にも正式参拝してもらった。
第一鳥居から玉砂利を踏んで本殿で大太鼓打ち鳴らしの音、若い人ははじめてのようで感激していた。
沖縄にも行った。沖縄の実情把握をしてもらった。
靖国神社では尊い命をささげて下さった方々がどんなにありがたいか。
「自主憲法草案」を練った。11項目にわたるものだった。
多くの記者を呼んで記者会見をしたが、どの新聞も一行も報道してくれなかった。
15日に石原さんは記者会見をした。「80歳だけれどもう一度国会議員になって日本のために頑張る、第3極を造る」と、「太陽の党」とした。
やる気まんまんだった。
石原さんは哲学を持っていたようだ。
「第3の流れを作るには<太陽の党>だけではだめだ。、大阪の橋下と連携する」
そこで私は「どうしてそんなことをするんだ!」と言った。
石原さんは薩長同盟を説いた。
そこで「橋下に代表をさせてはだめだ。あなたが代表にならないといけない」と言った。
「80だからもう代表として体力もない、でもわかった」と。
私は再度推した。
マスコミは「太陽が維新に吸収されたという。私は、石原さんが代表で代表権を持っているから吸収されることはないと言った。
片山寅之助先生に協議をしてもらった。
憲法改正をどう思うか、ときくと「戦後60年以上たっているから当然だ」という。
TPPは?日本の国益を護ることで一致。
「是は是、非は非で臨みたい」
脱原発の人々は「暑い夏でも2基だけで何とかなった。だから原発ゼロでもいいんだ」という。
日本の貿易が思わしくない、それに高い燃料となると、ますます苦しくなる。
安全性を考えながら、今までの原発も続け、将来をゼロにできたら、と維新も賛成、
それだったら、いっしょにできるのでは?
石原さんの言う「小異を捨てて大同につく」が出てきた。
しかし、「あれだけ筋を通してきた平沼が、変節をしたのか」というご批判も受けた。
石原さんは「国家に対する最後のご奉公、これで死んでもいい、だから平沼さん、協力してくれ」と言う。
男として協力することにした。
代表 石原
代表代行 橋下
国会議員団代表 平沼
となった。
(私が思うに、平沼先生は古風な言い方をすると「大人(たいじん)」である。
誰の悪口もおっしゃらない。すべてのみ込んで、泰然となさっている。
これはほかの政治家にはあまりみられないことだ。
そして平沼先生の左右を護るサムライや軍師。
「劉備玄徳に心酔する関羽・張飛、または趙雲、さらにインテリの諸葛亮」を思ったりする。
・・・なんてのんきなことを言っている場合ではないけれど、これは私の独白だ。
選挙は選挙、厳しい現実がある。)
後援会の幹事長、土居通明さんが訴え。
橋下は石原さんと手を結びたいけれど「たちあがれ」の真正保守はいらん、そこまで言われてなぜ膝を屈しなければならないのか。
私もそう思った。
あのかた(橋下)も、石原さんと同じく、誰にも相談せずに、ひとりで突っ走る。
背後のひとのためにそう言わなければならなかったのかと思うようになった。
郵政の選挙から筋を通してこれたのも皆様のお支えを頂いてのこと。
平沼の政治生命をかけてどうしてもここは突破しなくてはならぬ。
あらゆるものを捨てて、賭けている。どうか信じてほしい。
80を超えていらっしゃるように見える土居さん、男泣きだった。
平沼先生も顔を真っ赤になさっていた。
質問である人が「選挙は数も必要だ。5人では勝てない。まず団結してひとつひとつ片づけることだ」と言った。
「今回、自民は上げ潮だ、あとで自民とともにやっていただきたい」という声もあった。
平沼先生は「安倍総裁は創生日本のメンバーで、私は最高顧問になっている。
私は25年間、自民だった。自民に愛着がある。必ず自民と連携する」
橋下のことは「たち日」みんながわかっている、喧嘩はあとだ、と以前に三宅先生もおっしゃっていた。
三宅先生も平気であるはずはない。しかし平沼さんに対して絶大な信頼がある。
まず、憲法のことを通すことだ。「たち日」のメンバーだけではできない。
・・・それにしても相手が橋下というのは「たち日」が誤解されているし、実際に苦しんでいる。
評論家のようになれない「愛着」が「たち日」にある。
マスコミは無責任にいろいろ書く。平沼先生が「自主憲法の草案」を書き記者を集めたのに、一行もマスコミは書かなかった。
言いたいけれど黙って我慢していることがどれほど多いだろう。
「真正保守」は絶対に裏切らない、でも今回は難しい条件ばかり。
選挙後、どんな動きがあるか、期待したいが「真正保守」が国会にいなければ何もかもゼロになる。
自民党も安倍さんは苦しい立場にある。安倍・西田と平沼さんは「あうん」である。
「たち日」のメンバー全員が自民党を離党した政治家ばかりである。
ここも最初から難しいところである。
平沼先生はエスカレーターのところで、来場者全員と握手、やっとそれが終わり、私はホテルの玄関でお見送りをしようと平沼先生を待った。
新聞社が後援会幹事長の土居さんを取囲んでいる。
そして平沼先生とお話を少しすることができた。
選挙のことでうれしい話もきけた。
私は、今回の選挙は苦しいと思う。
橋下がもっと賢かったら、ここまで苦労することはなかっただろう。
また、嘉田滋賀県知事がしゃしゃり出て、小沢をバックによからぬことを企んでいる。
それを応援するのも、いつものあやしげな文化人や音楽家、俳優、小沢は背後で操るだろう・・・。
気をつけねばならない。
また、安倍総裁も思わぬところで批判される。
週刊新潮にも「躁状態、仲間の具申にも耳を貸さず、・・・」とある。甘利さんですら「調子に乗ってしゃべりすぎだ」と。
また、昭恵夫人の「居酒屋」が大繁栄、これも批判があり、安倍氏は「いろいろな人が来てくれているみたい」と上機嫌。
かつて夫人は「脱原発」「慰安婦に同情します」など、安倍さんの立場をなくすような能天気さで困らせていた。
アグネスとも交際し、ろくな評判ではない。
水商売をするファーストレディ(だった人)、これでは本物の居酒屋さんに失礼だ。
マリー・アントワネットの水車小屋や農婦ごっこと似ている。
総理だった夫の名前で評判なのであり、実力ではないし、居酒屋の儲けで福祉に役立てるというなら、ほかの手もあると思うのだけれど。
足元をすくわれないように気をつけてほしい。バッシングもたくさんあることは承知しているだけに、つまらない隙を作ってはならない。
ところで、うれしいコメントを頂いています。ご紹介させていただきます。
>石原さんが小異を捨てて大同に付くと発言したことによって、原発やTPP問題が争点から吹き飛びました。そのおかげで自民は経済政策を争点にすることができ、市場も反応してますのでかなり有利です。さらに石原という看板ができたことで橋下が国政に出ることもなくなったので、維新は石原が乗っ取りました。しかも石原さんや西村慎吾さんが比例の上位にいるので当選確実です。
あと、自民と維新は双方改憲派ですから改憲待ったなしです。
また双方金融緩和、日銀法改正を掲げてますので協調できます。
財政政策に関しては対立してますが。
維新に期待するのも危険ですが、個人的には見守りたい政党です。ただし!維新には大量の売国議員がいますので注意!
ありがとうございます。「真正保守中の真正保守」が戦うことでしょう。
虎穴に入らずんば虎子を得ず
私は信じます。「たち日」の義士たちを!! Bella Cantabile