ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

FRANCO CORELLI & MONTSERRAT CABALLE, VERDI【DON CARLO】

2014年11月10日 | オペラ

★ 1972年、メトロポリタン歌劇場での実演、ヴェルディの「ドン・カルロ」、
   当時最高とされたコレッリとカバリエの「声の競演」というより、もはや
  「声の格闘技」といったほうがいいかもしれない。

  「偉大な声」と呼ばれる素晴らしい歌手が喉を競った時代であった。
  今ではこうした「はみ出した」ような歌唱は許されないし、それだけの大きなスケールを持つ声楽家はその力を十分に
  発揮できないような時代になったのではないかと思う。

  ヴェルディ『ドン・カルロ』・・・スペインの皇子カルロの父であるフィリッポ2世の王妃となったエリザベッタ、
  かつて二人は婚約していたが、政略結婚によってエリザベッタはカルロの父であり、
  スペイン皇帝フィリッポ2世の王妃となる。

  物語はシラーの劇「ドン・カルロス」が原作となっていて歴史劇であり、実在の人物が登場している。
  スペイン皇帝フィリッポ2世は「無敵艦隊」を持ち、ローマカトリックが背後に控え、新教徒を迫害。
  それに反発し「フランドルの民を救いたい」という皇子カルロ、複雑な事情もある。

  カルロはまだ継母となったエリザベッタに思いを寄せており、エリザベッタはカルロの危険を思い、厳しい言葉で叱責する。
  「そなたは父を殺しその血塗られた手で、この母を祭壇に導くがよい」
  エリザベッタはカルロを護るために告げた言葉でもあったが、カルロは絶望して走り去る。
  「おお。神様、カルロを護られた」と神に感謝するエリザベッタ。

  ・・・素晴らしい名場面だが、このコレッリとカバリエ、
  これはすごい、「声の格闘技」で伝説的なスリリングな演奏である。(愛の言葉よりも声の威力の果し合いで面白い)
  聴衆は狂喜!! これを許した指揮者もさすが。


FRANCO CORELLI & MONTSERRAT CABALLE・ "IO VENGO A DOMANDAR"


★ そしてフィナーレはこれ!! カバリエ、最高音を長く伸ばす、聴衆狂喜!!

M. Caballe & F. Corelli "Spectacular End" Don Carlo 72

Metropolitan Opera Orchestra
Francesco Molinari-Pradelli, conductor
Metropolitan Opera New York, 22.IV.1972



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Anita Cerquetti sings ''O re dei cieli''

2014年11月10日 | オペラ
  
Anita Cerquetti sings ''O re dei cieli''

The great soprano Anita Cerquetti in one of her best recordings ever: "O re dei cieli", from Spontini's Agnese di Hohenstauffen. An early-bloomer diva, Cerquetti had a very brief career (she retired at 29), but her gleaming voice and refined phrasing are still remembered and praised.

★ 1958年マリア・カラスの突然のキャンセルで、代役として歌ったイタリアの若きソプラノ、
  アニタ・チェルクェッティ。(Anita Cerquetti、1931年4月13日 - 2014年10月11日)

  当時20代だったが、その歌の素晴らしさに「カラスはいらない」とまで聴衆は叫んだ。
  しかし、若きプリマドンナはその重圧に耐えきれず、ついに29歳で引退してしまう。
  これはスポンティー二のオペラ、『ホーヘンシュタウフェンのアニェーゼ』で、マイナーな
  作品だが、チェルクェッティの歌の素晴らしさを味わうには最高の一曲である。



★ 当時20代の若きソプラノ、大ベテランのバスティアニー二、デル・モナコと共演
  ヴェルディ『エルナーニ』2分少々の録音ですが、素晴らしい!!

E, Bastianini ,A. Cerquetti & M.d.Monaco " Tu se`Ernani" Ernani 1957


★ 20代でこのようなドラマティックなレパートリーを歌うのには、やはり「急ぎすぎた」ような気もする。
  良いワインのようにゆっくり熟成できなかったのかと惜しまれるが、この時期、マリア・カラスの跡継ぎどころか
  ライヴァルとして彗星のごとくあらわれ、絶賛されたチェルクェッティは突如として引退、声の輝きが失われつつあったと
  いうが、実際はわからない。結婚のためということもあった。


★ では、この偉大な声を堪能・・・プッチーニ『トスカ』~歌に生き愛に生き

Anita Cerquetti- Vissi d'arte (1956)

  



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【西部邁ゼミナール】現代において「思想」は可能か ・ 瀬戸際の日本外交

2014年11月10日 | 政治
  
★ ゲストは佐伯啓思・柴山啓太氏です。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm24874359
【西部邁ゼミナール】現代において「思想」は可能か 2014.11.09

動画説明
物事の根本的な真理を知るギリシャの生の哲学との関係。次→来週
意見・感想は公式サイトへ(全過去動画あり) 公式→http://s.mxtv.jp/nishibe/ mylist/37360182
▽どんな新聞もどんなテレビもほとんど三日も持たない情報を発信
▽余計な知識を身につけ、余計なことを考えている▽人間は着ているものを全て脱いでしまって裸になった方が素が表れる
▽ゆるがせにできないものを見つけ、語ることが大事



★ 下記は先週のゼミナールです。ゲストに元外務官僚の東郷和彦氏が出演で心配ですが。

【西部邁ゼミナール】瀬戸際の日本外交【シンポジウム】2014.11.02

戦後70年、本質的な脱戦後とは何か。
▽戦後70年ヤルタ・ポツダム体制の中で日本が失ってきたもの
▽尖閣、領土、歴史認識、集団的自衛権・・・今の日本を取り巻く外交
▽日中、日韓、日露、その背景にある対米からの自立
▽自由・平等・友愛・合理・理性を掲げて歴史をぶっ壊し、制度を根本的に変革するという近代主義、革新主義、改革主義▽単純な世界の構図をみれば日本のポジションも自らみえてくる
▽危機を乗り超えるための実践的な智恵を国民が歴史の中で学ぶ(以上)


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