★ 中国の唐を建国した皇帝李世民に厳しく諫言した豪快な人物、魏徴の詩「述懐」から部分を。
述懷
豈(あ)に 艱險を 憚(はばか)らざらんや,
深く 國士の恩を 懷(おも)ふ。
季布に 二諾 無く,
侯嬴(こうえい)は 一言を 重んず。・・・名将の季布将軍は「季布の一諾」といって、男に二言なしの意。
侯嬴は命にかけても約束を護る。(古代中国の春秋・戦国時代)
人生 意氣に 感ず,
功名 誰(たれ)か復(ま)た論ぜん。
★ 晩秋の夜、魏徴の詩を思ったのは、「日本青年の歌」で、中国古代の学者で悲劇の詩人である屈原の悲痛な詩、「離騒」と並んで、快活な魏徴の詩が歌詞にあったからである。
「次世代の党」の潔さに芸術的な美しさを感じるのだけれど、うまく表現できない。
ではもう一度「日本青年の歌」を・・・。
【軍歌】青年日本の歌(昭和維新の歌) ~伊藤久男~ ~勝手にUP~
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・・・これは素晴らしい、日本の歌だ。この曲は芸術として真実の美しさがある。
一、
汨羅(べきら)の渕に波騒ぎ
巫山(ふざん)の雲は乱れ飛ぶ
混濁(こんだく)の世に我れ立てば
義憤に燃えて血潮湧く
二、
権門(けんもん)上(かみ)に傲(おご)れども
国を憂うる誠なし
財閥富を誇れども
社稷(しゃしょく)を思う心なし
三、
ああ人栄え国亡ぶ
盲(めしい)たる民世に踊る
治乱興亡夢に似て
世は一局の碁なりけり
四、
昭和維新の春の空
正義に結ぶ丈夫(ますらお)が
胸裡(きょうり)百万兵足りて
散るや万朶(ばんだ)の桜花
五、
古びし死骸(むくろ)乗り越えて
雲漂揺(ひょうよう)の身は一つ
国を憂いて立つときに
丈夫の歌なからめや
六、
天の怒りか地の声か
そもただならぬ響あり
民永劫(えいごう)の眠りより
醒めよ日本の朝ぼらけ
七、
見よ九天の雲は垂れ
四海の水は雄叫(おたけ)びて
革新の機(とき)到りぬと
吹くや日本の夕嵐
八、
ああうらぶれし天地(あめつち)の
迷いの道を人はゆく
栄華を誇る塵の世に
誰(た)が高楼の眺めぞや
九、
功名何か夢の跡
消えざるものはただ誠
人生意気に感じては
成否を誰かあげつらう
十、
やめよ離騒(りそう)の一悲曲
悲歌慷慨(こうがい)の日は去りぬ
われらが剣(つるぎ)今こそは
廓清(かくせい)の血に躍るかな
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西村真悟・三宅博議員(靖国神社にて)