青山繁晴 インサイトコラム 2015年8月12日
2015/08/13 ザ・ボイス 青山繁晴
2015/08/13 に公開
1.中国が人民元を3日連続で切り下げ
2.中国天津の倉庫で爆発
3.アメリカ軍のヘリ墜落事故 特殊部隊の訓練中と判明
4.安倍総理が総裁選への出馬に意欲
5.安倍総理が戦後70年談話をあす発表へ
6.川内原発、あす発送電を再開
7.ISILがクロアチア人男性を殺害か
★ 追加です。届いたばかりの宮崎正弘氏のメールマガジン。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)8月14日(金曜日)
通算第4625号 <前日発行>
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中国人民元、三日連続の下落(4・65%)
西欧の市場が日本より揺れている
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8月13日、中国人民銀行は為替レートの管理率をまたさげた。
これで三日連続、4・65%の通貨下落となった。すでに日本の市場では中国関連企業の株価が悪影響をうけており、とくにJFEは10%強もの下げとなった。
上海株式暴落と、当局の強圧的コントロールを目撃して世界の投資家は慄然となった。これはまともな「市場経済」ではなく「独裁市場の操作株価」、つまり市場は死に体同然なのである。
海外勢の一斉脱出がつづき、当局は通貨切り下げで応じた。
通貨下落をもろに被ったのは、日本ではなく通貨では豪ドルなど資源輸出国と、中国の貿易依存度の高いアセアンの一部の国々、しかし深刻な影響が広がっているのはドイツ、仏蘭西、英国の株式と投信市場である。
欧州は「やがて中国経済が米国を越える」という観測がこれまで強かったため、遠いミステリアスな中国のことを幻像でみていたからだろう。
さるにても、人民元下落テンポは、まだ穏やか、下落は続くとみたほうが良い。(以上)
★ 来日する中国人の「爆買い」もどうなるか???