★ 水島氏のことは、「安倍談話」から私の気持ちは戻ってきたと思う。
これって何だろう・・・日本を愛することについて、心に訴えてくる。
何があっても「日本を憂い愛する」ことで、考えの多少の違いはあっても、その今までの垣根は消えていく。「手放しで絶賛」ということを多く目にして心痛む私は共感する。
【直言極言】渾身の談話。されど、この胸の痛みは…[桜H27/8/21]

★ クライン孝子氏の「言いたい放談」もどうぞ。後半の水島氏の嘆きがある。またクライン氏は今のドイツの苦しみを訴える、「敗戦」という重み・・・である。
【言いたい放談】難民で荒廃するドイツ、脱戦後を模索する日本[桜H27/8/21]
2015/08/21 に公開
人の移動の自由が保障されているEUでは、一度加盟国に入国すればより裕福な国への移動は容易であり、そのためドイツを目指す難民が洪水のように押し寄せているという。中国や韓国など、現状でも不法滞在が問題となっている隣国を抱える日本は、ドイツの失敗から何を学ぶべきなのか?同じく戦後日本の課題となっているアメリカとの関係と共に、戦後レジーム脱却への道筋を考えていきます。

★ 今日はベートーヴェン『フィデリオ』より「悪者よ、どこに急ぐのだ!」
~フルトヴェングラー指揮、「神のごときフラグスタート」と称賛された名ソプラノ、キルステン・フラグスタートによる歴史的名演です。終戦後、1950年の録音。
Kirsten Flagstad " Abscheulicher!" -Fidelio Salzburg 1950
20世紀中葉の最大のワーグナーソプラノ、キルステン・フラグスタートはノルウエー出身、祖国ノルウエーはナチスに占領され、なんと夫はナチスと協力したという疑いで投獄、彼女は夫を信じ、(彼女の夫の疑いは晴れたが、彼女の演奏には妨害も出た)この曲を歌った時、周囲は配慮して黙ったという。
客席は冷淡な反応、そのような中で彼女は歌の力で逆転し客席は熱狂、しかしマスコミは冷ややかだったと彼女の自伝にある。
この「フィデリオ」のヒロイン、レオノーレは政治犯として投獄されている夫のフロレスタンを自ら男装して救出するというストーリー、
このアリアは難曲中の難曲であり、劇的な声のソプラノしか歌えない。
戦乱に翻弄された中で演奏家として最高の音楽を求め続けたフラグスタート、そしてフルトヴェングラーの指揮、歴史的名演として名高い。
フラグスタートの自伝を読み、どんな時でも「私はヴァイキングの血を引いているのよ」と民族の誇りを述べる強さ、潔さに魅了された。