ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

【西田昌司】安倍談話が言えなかった、アメリカの歴史的錯覚と占領政策

2015年08月22日 | 政治

★ 西田昌司議員のお話です。

【西田昌司】安倍談話が言えなかった、アメリカの歴史的錯覚と占領政策[桜H27/8/20]


★ 西田昌司先生のお話は西村眞悟氏や三宅博氏のような熱情的なものではなく、抑えたものだ。
それだけにうまく理解されにくいところもある。(と思う)


・お話の大意

戦後70年というが、敗戦が昭和20年、ポツダム宣言を受諾して事実上占領されていた。
日本はさまざまなしくみが変えられてきた。
占領中に我々はどういうことをされてきたか、西洋の世界主義のことなど我々日本人は整理しておかねばならなかった。

問題は今議論しなければならなかったのは何か?
戦後占領時代、占領軍の意志について作られたということ、これはどういう意図で何のため、
というのは考えられず今まで来てしまった。

あの時の世界史観、ソ連もアメリカも日本を叩けば民主主義国家になる、しかし実際はソ連は自国民を圧政で苦しめてきた。
共産主義も解放されるし労働運動も奨励されていくという日本になった。
先々月、共産党の小池晃氏と対談したが、「この憲法は全面的に認める立場である」といいながらアメリカの新自由主義は断固反対と言う。

なぜ憲法を認めるのか、というと小池氏は「いいものはいい」と答えた。
共産党が戦後自由に活動できるようになったのはアメリカのおかげ。
あの戦争はとんでもない作戦もあった、そのためにも検証すべきと思っている、
それと同時に占領中の検証もすべきだ。

安倍談話はそれができていなかった、安倍総理を責めるよりも日本人がそれについて考えていない、それに吸い込まれてしまっているということ。

占領政策を受け入れてきた結果として今があり、繁栄もあったが、我々は日本の精神、家族への心を失っていったのではないか。

当たり前のことがなぜできなかったのか、家族・故郷・地域を護るということができていない。
今回の70年談話の中にもそれが含められていない。

★ 「安倍談話」を聴いた時、「日本は敗けたのだ」戦争を知らない世代の私だが、
この時、たまらない気持ちになった。こんな気持ちははじめてだ。敗戦は頭で理解をしていたつもりだったのに。
昭和天皇の「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」という言葉をその場で聴いているような気がした。

父を長年介護してきた、私にとってかけがえのない音楽を忘れて父に寄り添い、手足となって支え、それも喜びだったのは、
私が父に対して「尊敬」の念があったからで、ただ単に親だから、というだけではない。

父に「お風呂は入らなかったの?」って幼い子供の時にきいたことがあり、父は笑いながら「戦場にそんなのあるものか。夜になっても気温が下がらない。蛭が噛むし伝染病で亡くなる人も多かった。
死んだ戦友は楽になっていいなと思ったほどだった。狂って自分から敵の弾に当たりに行くのもいた。
この指を撃たれ、鞠のように腫れ上がった。
川に行って傷口を洗うだけだった。親指は戦場に今もあるかなあ。
大雨が降ってきても屋根のあるところはない。
もう何年も外でしか暮らしていない人がいたよ」「何歳くらいの人?」「50歳代のおじさんだった」「・・・・・・・」「日本に帰ってきたら母親が亡くなっていた。母は優しかったなあ・・・」
「・・・・・・・・・・」

私がまだ子供のこの時の会話は今でも耳に残っている。それ以上の酷い話はとてもきけない内容だった。
あまりのことに話をそらし、私の弱さと不甲斐なさに今でも亡き父に謝り続け、申し訳なく思っている。

あの「安倍談話」の日から、たまらない気持ちで過ごしている。
理屈ではない、・・・安倍談話は政治であろう、しかし私は一介の国民だ。
この切なくてたまらない気持ちをかかえたまま、また、私はほとんどはじめて「敗けたのだ」と敗戦を今更ながら痛々しく感じながら。

私は私として「レイテ激戦の戦士の娘」という譲れぬ誇りがある。
切ない「敗戦の確認」「アメリカ戦勝史観」であった。
祖先やご英霊をいたわり、耐えるしかない。嗚咽をこらえる日々、もちろん涙を流す方がはるかに楽。
悔しい時は泣かない。

「安倍談話」を絶賛する多くの人、しかし数が問題ではない。私にとっては・・・。
この痛みを誰か書いてほしい。私にはもはや限界だ。

「子孫が謝罪しなくてもいいようになった」というのは祖先を粗末にして本当に説得力があるとは思えない。
ヨーロッパの伝統でも祖先を誇りにしている。ましてや日本はもっとであったはず。私は言葉がなかった。


再びこの歌を(もう何度目かしら、カップッチッリの歌は国士そのものの苦悩である)

★ 今日もヴェルディ『アッティラ』です。
「最後のローマ人」エツィオのアリアから巨匠カップッチッリが歌います。戦況は限りなく不利に近い、自国のローマ皇帝も無責任で小心者。
勇気に溢れ有能な将軍であるエツイオに嫉妬をし、妨害をしてくる。孤高の将軍エツイオは先祖に祈る。


G. Verdi ATTILA "Tregua �・ cogl'Unni...Dagl'immortali vertici"

・・・2分からお聴きください。漢カップッチッリ、歌うこの表情、作曲家と演奏家の思いが高められたものである。
カップッチッリ晩年の名唱である。

youtube2分からの歌詞和訳
不滅の頂上の 栄光の美しさより いつの日か
祖先の霊よ ああ現れたまえ  ほんの一瞬であっても!
そこを越えて勝利の鷲が 世界中を飛び回ったのだ...ああ!
下劣な死体と化したローマを
誰が今や見分けることができようか?


★ イタリアの新聞を少し読んだ。
http://www.ilsole24ore.com/art/mondo/2015-08-14/il-premier-giapponese-shinzo-abe-mai-piu-guerra-122650.shtml?uuid=AClLRjh&refresh_ce=1

Il premier giapponese Shinzo Abe: «Mai più la guerra»
安倍総理は「不戦」を言っている、ということ。これが見出しだった。

また別の新聞だが、イタリアは古代ローマのパンテオンにおいて広島長崎の原爆投下の日に、毎年祈りを捧げる行事をしている。


コメント (4)
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緊急!! 北朝鮮の動き、そして中国は? 「天津の大爆発」暴徒化の恐れ

2015年08月22日 | 政治

★ この動き、危機そのもの!!

正恩氏「準戦時状態」宣言 北vs韓国 火力部隊を前線移動
夕刊フジ 8月21日(金)16時56分配信


 朝鮮半島の軍事的緊張が高まっている。北朝鮮軍が20日、南北軍事境界線近くで韓国側に砲撃を加え、韓国軍も応射したのだ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は「準戦時状態」を宣言し、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領も「挑発には断固対応せよ」と指示した。北朝鮮は火力兵器部隊を前線に移動させているという。朝鮮戦争の悲劇が繰り返されるのか。

 「北朝鮮が後方にあった火力(兵器)を、前線に移動配備する動きが確認された」

 聯合ニュース(日本語版)は21日、韓国軍関係者のこのような証言を配信した。北朝鮮が配備する火力兵器とは、240ミリロケット弾と170ミリ自走砲などという。

 韓国軍によると、北朝鮮軍は20日午後3時53分、ソウル北方約60キロの京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)付近に向けて、高射砲1発を発射。同4時12分に76・2ミリの直射砲とみられる砲弾を数発発射した。

 これに対し、韓国軍は同5時すぎから、155ミリ砲弾を約20発応射。韓国軍は最高レベルの警戒態勢を発令した。北朝鮮の韓国領土への砲撃は、軍と民間人4人が死亡、約20人が負傷した2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃以来。

 南北間では今月4日、軍事境界線に接するDMZ内で地雷が爆発し、韓国兵2人が負傷。これを受け、韓国は軍事境界線付近で拡声器を使い、北朝鮮に向けて韓国の優位性を誇示する政治宣伝放送を再開した。北朝鮮は15日、韓国が宣伝放送を中止しなければ、軍事行動を行うと警告していた。北朝鮮は今回の砲撃を否定している。

 北朝鮮の金第1書記は同日夜、南北間の砲撃を受け緊急会議を開き、21日午後5時から、前線地帯に「準戦時状態」を宣言する朝鮮人民軍最高司令官命令を出した。朝鮮中央通信が21日伝えた。

 一方、朴大統領は21日、当初予定していた地方視察などをキャンセルし、大統領府で軍の警戒態勢などを点検し対応策を協議するという。

 全面戦争に突入する可能性はあるのか。

 朝鮮半島情勢に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「南北の砲撃合戦はこれまでも繰り返されてきた。北朝鮮の『準戦時状態』も何度も出ている。常識的には全面戦争にはならないだろうが、不確定要素もある。威嚇のために山中などに打ち込んだつもりが、敵部隊に命中した場合だ。大規模な反撃をせざるを得ない」と語っている。
(以上、夕刊フジ)



北朝鮮「軍事行動の準備完了」
時事通信 8月21日(金)21時0分配信


 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は21日夜、「前線大連合部隊が軍事行動の準備を完了した」と報じた。
 
 同通信は「(韓国の宣伝放送の)拠点と手段は、われわれの主体砲(自走砲)や放射砲(多連装ロケット砲)の照準に入っている」と警告した。
 さらに「前線地域のすべての部門が準戦時体制に転換した」と伝えた。 



北朝鮮、ノドン発射の動き=準戦時状態で緊張高める
時事通信 8月21日(金)17時33分配信

 【ソウル時事】聯合ニュースによると、韓国政府関係者は21日、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」や短距離ミサイル「スカッド」の発射に向けた動きを見せていることを明らかにした。
 北朝鮮軍は、韓国軍が22日夕までに宣伝放送の中止と拡声器の撤去に応じなければ軍事行動に出ると警告。「軍事行動の準備を完了した」(朝鮮中央通信)とされ、米韓両軍は警戒を強めている。
 米韓両軍は、西部の平安北道でノドン、東部の元山でスカッドを搭載した発射車両が展開されている動きをつかんだという。政府関係者は「(北朝鮮は)軍事的緊張を高めるため、発射時期を計算するだろう」との見方を示した。
 白承周国防次官は21日の国会答弁で、宣伝放送について、「北朝鮮がわれわれの政治・軍事的要求を聞き入れない限り続ける」と表明。北朝鮮が今後、拡声器への直接攻撃を仕掛ける可能性が高いと予測した。
 一方、北朝鮮の池在竜駐中国大使は21日夕、北京の大使館で記者会見し、前線地域に準戦時状態が宣布され、部隊が「完全武装した戦時状態」に移行したと説明。「非武装地帯に地雷を埋めたこともなく、先に砲撃したこともない」と韓国側の主張に反論した上で、要求に応じない場合「超強硬な対応は避けられない」と警告した。


★ 中国は天津の大爆発、そして他にもいろんな事件・事故があり、暴徒化の恐れも!! http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150817/frn1508171537010-n1.htm


天津市民暴徒化の恐れ 習政権の情報規制に反発強まる 関連サイト軒並み閉鎖
2015.08.17
.天津の爆発事故現場で化学物質の調査を行う軍の兵士。現場は戦場さながらの惨状だ=16日(ロイター)


 中国天津市で12日に起きた大規模爆発で習近平政権が情報規制に血眼だ。3度の人民元切り下げに象徴される経済鈍化で政権の弱体化が意識されるなか、社会不安のさらなる拡大を警戒し、中国当局がインターネット上での爆発に関する情報を掲載したサイトを軒並み閉鎖に追い込んだ。習政権の窮地ぶりが伝わってくる。

 天津市当局は14日に鎮火を宣言したが、その後も現場の倉庫などでは繰り返し爆発音が鳴り響き、黒煙や白煙が立ち上っている。

 一部報道によると、倉庫では猛毒で化学兵器にも使われるシアン化ナトリウムを700トン保管。この物質は水や酸などと反応すると、有毒で引火しやすい青酸ガスを出すため、天津市当局は、爆発現場の半径3キロ以内から緊急避難するよう命じた。「物質は海に流れ込んでいる」(現地筋)との情報もある。

 強い衝撃により、巨大な穴もできた爆発地点。これまでの死者は112人にのぼり、行方不明者は95人。行方不明者のなかには消火や救援に向かった消防隊員85人が含まれている。現在700人以上が入院中で、うち60人規模が重体とされる。

 だが、当局が半径3キロ以内から緊急避難を命じたように死者はこの程度ではないとする情報が相次ぎ、ネットのサイトでは「少なくとも1000人が死亡した」などの書き込みが複数目立つ。

 これを問題視した国家インターネット情報弁公室は、ネット上にデマを掲載したとして16日までに少なくとも50サイトを閉鎖するなどした。

 現地筋によると、近隣住民や関係者は、サイトを閉鎖する当局に対し「情報規制だ」として強く反発しているという。社会不安を押さえ込もうとする習政権の強権発動が、市民の暴動に引火しかねない危うさも漂っている。


 『天津大爆発と裏事情①』河添恵子 AJER2015.8.19(11)


この時天津は、多くの人が帰省中だったことと、ゴーストタウンとなってもいたこと。
また資産はゼロになっているので中国の政府は保障するのかどうか。
天津港は世界4番目というが神経ガス、毒ガスのこともあり、港として機能していない。
日本メディアは報道していないが、危険物取扱の会社のことも消防士や知るべき人が知っていない、知らされていなかったことなど。
天津は青色戸籍というのがあって新しいマンションなどを買えば農村の人も天津の戸籍を持てるというのでかなり人々のなけなしのおカネの被害もあったと思われる。
病院では重症の人の名前がなくて「生年月日」だけが書かれているという状態。
日本では地域の消防局は危険地域の情報も持っているが、天津の事故の場合は「水をかけてはいけない」ことも知らず大事故につながった。
今、中国は真実を隠そうとしている。


コメント (8)
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