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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

クライン孝子氏、ドイツ・バイエルン州ヴィーゼントにヨーロッパ初の「慰安婦像」設置に心痛め報告

2017年03月11日 | 政治

【言いたい放談】外務省は何をしていたのか!ドイツ・バイエルン州ウィーゼントに欧州初の慰安婦像が設置される[桜H29/3/9]


(走り書きと私の感想)
フライブルグで慰安婦像を設置しようとしたが反対され、バイエルンのヴィーゼント市の公園で「慰安婦像」の除幕式。
極秘で準備した模様、ジャーナリストなどの肩書で多くのスパイが入ってきている。
韓国の水源市がしたこと。森友学園のこともドイツで記事がすぐに出ており学園が極右と書かれていた。
教育者がおカネでやってはいけないことだが、「反日」に利用されている。
情報を日本もしっかりとらえることのできる「組織」を作っていかなくてはならない。

水島氏は激しく外務省やドイツ大使館に責任とらさなければならない、と激しく言うが、クライン女史は「大使館も人手が足りない、どんどん人を送ってこないと手が回らない」
水島氏は「総理や政府の問題ではない。現場の人間の問題ですよ」(クライン女史の話を理解していないのか安倍擁護か?)

「現場の人間といえば私も現場よ」クライン女史
(・・・こう言える人が今どれほどいるだろう。この清い気持ちに頭が下がる。)

水島氏「人手が足りないなんて理由にならない。日本のドイツ大使、担当領事は丸坊主になって腹切らないといけない。現場のバカ役人がこんなことを許したのですよ。知らせてフライブルグの時のように反対運動しなければならないのに。
韓国そのものも悪いが。」

クライン女史「日韓米で、なんて韓国はずしたほうがいい。北朝鮮あたりから戦争が起こると難民が入ってくることはわかっているんだから。難民も水際で一切入れないようにしなければならない。」
(・・・これは大切なことで、上っ面で「善人ぶる人」には言えないことである)

水島氏「こんなの(大使館員)は更迭したほうがいい。」

クライン女史「フライブルグの時はわかっていたから動けた。
その時は大使館の方もよくやってくれたのよ。外務省ばかり責められない。」

(・・・クライン女史は本当によく頑張ってくださっていた。
「人手不足」も切実なこと、また頑張ったからこそ言えることだし現場報告を尊重しなければならない


★ 水島氏は外務省に激怒している。
クライン女史は「私は大使館と仲良くというか普通のお付き合いをしている」(そうしないと力の結集ができない)
水島氏「欧州ではじめてですから。歴史的な汚点を残した。恥を知ってほしい。安倍政権はしっかり慰安婦強制連行などなかったと言っているのですから」(ほとんど水島氏がしゃべっている)

★★ クライン女史はドイツ在住、かなり大使館や領事館に働きかけて協力を得てこられたと思う。

水島氏の激しい怒りはわからないでもないが、感情的に聴こえ、クライン女史の言葉を遮り、ご自身の主張を繰り返される。
「現場と言えば私も現場よ」とクライン女史は今回の件について自責の念をお話されている。
クライン女史のお人柄がよく出ているが、水島氏はもっとクライン女史の話を聴いて頂きたいし、動画を見ている私は残念に思う。

ちょっと気になるのは水島氏は「安倍政権は慰安婦強制連行などなかったとはっきり言っている」と強い調子で言っていることだ。
安倍さんがそんなことを「海外でハッキリ言った」のか? 
外務省についても、「政権と外務省は別組織ではない」というわかりきったことを(もしかしたらわかっていても)一切認めないような強引さが「不自然」である。水島氏もなんらかの算段があるのだろう。なぜ「外務省」とだけ言うのだろう。
水島氏がここまで話を遮りひとりでしゃべりまくるのが、何かあるのか? なぜここまで必死になって同じ話を激怒して繰り返すのか?
(下手だなあ・・・水島さん。こんな話し方ではかえってダメと思いますよ。)

クライン女史の話をよく理解しているコメントがあった。
>クラインさんが仰りたい事は、外務省とは別に諜報機関を作れって事でしょ。


 2007年にクライン孝子女史が産経新聞に書かれた記事をご紹介します。
「国際情報収集のインフラ整備急げ 」-国防-情報戦略は最重要の「国の柱」- 
(産経新聞  2007年1月21日「正論」より転載)
  
 ≪翻弄される日本の外交≫
 13歳の少女だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されたのは
1977年だから、既に30年になる。拉致の疑いが否定
特定失踪(しっそう)者は250人にのぼるといわれている。

(うち約7000人は日本人妻や子供などの日本国籍保持者)が、
朝鮮による「地上の楽園」プロパガンダに踊らされ、「片道切符」
で北に渡ったまま放置されている。ともに救出作業は遅々として進まず
今日に至っている。

 この間、北朝鮮は着々と核開発ならびに弾道ミサイル実用化を進め
6カ国協議では、5カ国の対北姿勢の足並みの乱れに乗じて時間稼ぎをしつつ、
「倭国」なる蔑称(べっしょう)を使って対日攻勢に余念がない。

 その「ならず者国家」北朝鮮に、かつて日本政府は人道支援を名目に
コメ支援を行い、政治家にあっては閣僚も含め、過去の罪を償い、
新たに友好関係の絆(きずな)を深めると称して“土下座訪朝”する愚を犯してきた。

 日本政府の外交上における致命的ともいうべき失態だが、
理由は、日本には北朝鮮はむろん大半の国が備えている「情報機関」がないため、
有効な外交カードが切れず、徒(いたず)らに風評に振り回され
翻弄(ほんろう)される状況にあるからだ。

 ≪ドイツ情報戦略の周到≫
 「ベルリンの壁」が崩壊する前だったから、かれこれ二十数年前のこと、
「壁」の向こう側、東ベルリンへ旧東独の実態を探るために、
何度も足を運んだことがあった。

 旧東独で発生した西ドイツ人拉致事件をはじめ
東西に引き裂かれ生き別れになって東側に取り残されていた家族の悲劇を
追跡するためだった。東ベルリンに入るときの東独の検問所における緊張感や、
電車に乗って東へ入る時から尾行がついているのが気配で分かる気味の悪さは
験した者でないと分からない。無事帰れたときはほっとしたものだった。

 ある時は東から逃げてきた知人から、
「気をつけなさい。あなたにはかわいい一人息子がいますね」
と念を押すように忠告され一瞬背筋が寒くなったのを覚えている。

 にもかかわらず最後まで真相に迫ることが可能だったのは、
二次世界大戦後早々と、西ドイツに自国の国民を守る態勢の整備が確立して
いたからである。

 きっかけは1950年の朝鮮戦争だった。
西ドイツのアデナウアー首相(当時)は朝鮮戦争を米ソによる冷戦
の激化と分析し、直ちに国防の構築に着手したのだ。

 具体的にはこの年、首相直属の「再軍備のための準備」機関を設け、
5年後の1955年には連邦軍を創設、この年NATO(北大西洋条約機構)
に加盟するにあたって「連邦情報局」を新設し、対外情報活動、
特に旧ソ連を標的に東方情報活動を展開する態勢を整えたのである。

 かつて本欄において触れたが、
イラク戦争で反対表明したはずのドイツが、その実、米独両国共同作戦の
一環としてCIA(米中央情報局)に協力し、工作員をバグダッドに派遣して
諜報(ちょうほう)活動に当たらせたのも、これらの活動をもとに
際情報を分析した結果、とった政策だった。

 国内においても早くから“見えない敵”による国家破壊工作
防止するため「連邦憲法擁護法」(別名・スパイ防止法)や取締機関に
あたる憲法擁護庁を設置し防諜(ぼうちょう)に心血を注いでいる。

 ≪防衛省と日本版NSC≫
 日本でもこの1月9日、防衛庁発足以来52年にして防衛庁が「省」へ昇格した。
これを受けて防衛省は長期防衛戦略を構築するため「戦略企画室」を設置するという。
首相官邸でも安倍内閣発足と同時に日本版NSC(国家安全保障会議)がスタートし、
国家の柱である国防=情報活動を最重要政策として位置づける動きが本格化している。


 スパイ天国という汚名を返上するために大いに歓迎するところである
とりわけ国際テロが激化し、今や戦争は国家間で起こるものでなくなってきている。
核兵器がいったんテロリストの手に渡れば、核の抑止力など全く機能しなくなる。
そんな緊迫した状況にあって日本は国際社会の平和と安定に備え、
NATOとのいっそうの連携強化を模索し始めている。

◆ このような風雲急を告げる今日、日本がなすべき課題は
何はともあれ半世紀に及ぶ情報活動の立ち遅れを取り戻すため
国際情報を収集・分析・集積する機関など、“情報インフラ”整備へ向けて、
具体的な作業にとりかかることではなかろうか。(以上)




★ 「外務省」「外務省」と連呼し、政府とは別の組織のように責めるのも「程度問題」であろう。
外務省と政権は「別の組織」のように騒いでいるが、実際はどうなのだろうか。都合のよいスケープゴートにしているのでは?

三宅博前衆議院議員が次のようなことを述べている。


櫻井よしこさんが一文を寄せていらっしゃいます。その毎週のコラムの中でですね。
このテーマは「なぜ拉致問題が解決しないのか」と書かれているんです。
その中で櫻井さんが仰っているのは政府はもとよりですが主に外務省が問題がある、外務省の拉致問題に対する姿勢に問題があるから拉致問題が進展しない・解決しないと論理展開をされたんですが、これもいかがなものかなと私はいつも思います。
なぜ外務省にすべての責任を負わすような言論を展開されるのか櫻井さんの真意を疑う部分があります。

★ 三宅先生の文で私が最も感動したうちのひとつがこれです。
三宅先生を「古代ローマのスキピオ」と称賛しているのは先生の「無私・至誠」の政治姿勢なのです。
続けて三宅先生の言葉。


世界の政治家もそうなんですけれども行動原理は「国益の追及の為に悪意によって動いている」というのが世界の現実なんですよ。
この現実を前にして甘い日本が、ましてその中で政治家が自分の手柄を遺そうとか歴史に名を刻もうとか、こんなことをしたらとんでもない、国の政治を誤る原因になるんです。
政治家というのは手柄を取りにいくなどと絶対にしてはなりません。
何よりも国益を最優先にしてその中で自分がどんな形で消え去っても覚悟を決めてやっていくべきなんです。

名を遺そう・手柄を遺そうというのは政治家が最も政治を誤る根源的な部分があると思います
。(以上、三宅博前衆議院議員)
http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/68e78668a401b3e10ee05565b0cd7611



★ 日本のテレビ放送のニュース(TBS)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3000862.html

★ 検索したところ、海外のyoutubeのニュースは現在のところ、これを発見しました。

Europe's first 'comfort woman' statue installed in Germany

日本の戦時下の性的奴隷の犠牲者を記念した像がドイツの公園で公開され、ヨーロッパで初めての「慰安婦」像となった。
韓国の水原市政府代表と市民団体の代表が、ドイツの関係者とともに、水曜日にバイエルンのヴィーゼントで開催されたインスタレーションに出席した。
かつての慰安婦であったアン・ジョムスン(90)も出席した。
この式典は、国際女子デーと同時に開催されました。出席者は、この犠牲者を記念するだけでなく、世界中の女性に対する性的暴力に対する反対の象徴として立つことも強調しました。
現在、韓国、世界中には、米国、カナダ、オーストラリア、中国など、40以上の慰安婦像が設置されています。

★ この公園は現在「冬季休園中」ですが、5月1日から10月3日までは開園、日本政府は抗議しなければならないと思います。


ブログのティールーム

歴史を調べたらヴェルディ「ドン・カルロ」に出てくるスペイン皇帝フィリッポ二世は、フィリピン(皇帝の名前を付けた)を征服後、日本に攻めてくるつもりだったのですが、日本から帰った宣教師に「日本は手ごわいから手を出さないほうがよい」と諌められたそうです。
徳川が天下を取った直後ですって。もちろんスペイン皇帝はローマカトリックに逆らえない状態ですので、カトリックの意志と思います。
キリスト教を入れなかったのはそれを察知した日本の「情報収集」だったのですね。




ヴェルディ「ドン・カルロ」~世の虚しさを知る神ソプラノはマリア・カラス、パリにおける歴史的なリサイタルから

Maria Callas-Elizaveta`s aria "Don Carlo". G. Verdi

・・・スペインのフィリッポ二世(フェリーぺ二世)の王妃、エリザベッタが終幕に歌うアリア
物語はスペイン皇帝フィリッポ二世の新教徒への弾圧に苦悩する王子カルロや学友ロドリーゴ、そして王妃エリザベッタ、これは史実に基づいたヴェルディのオペラ。(物語はシラーの戯曲「ドン・カルロス」)
・・・このアリアは私自身の大切なレパートリーでした。
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