★ 佐藤健志先生の本を買った。まだ読み始めたばかりだが、目次のご紹介をします。
右の売国、左の亡国 2020年、日本は世界の中心で消滅する
佐藤健志 アスペクト 1620円
戦後日本政治の正体を白日の下に引きずり出した画期的評論!
第1部 日本は世界の中心で消滅する
1 今、何が起きているのか?
1 この国の現状診断
2 奇妙にそろう左右の足並み
3 もはや保守も「日本否定」だ
4 移民から英語化推進まで
5 集団的自衛権と対米従属
6 「国際社会」の真の意味とは
7 ナショナリズムを否定する安保法制
II このままだと日本はどうなるか?
8 新しい翼賛体制の時代
9 アメリカへの併合というユートピア
10 丸山発言への十二のツッコミ
11 亡国もまた合憲だった!
12 日本消滅こそ翼賛のゴールだ
III なぜ、こんなことになったのか?
13 戦後保守の矛盾した出発点
14 プロレスとしての五五年体制
15 保守が日本を否定した経緯(1)
16 保守が日本を否定した経緯(2)
17 すべての道はアメリカ化に通ず
18 アメリカ一極支配の顛末
IV で、われわれは何をすべきなのか?
20 勝手にしやがれ、天下国家!
21 左翼・リベラルにも期待できない
22 政権交代の不都合な真実
23 憲法改正の、いっそう不都合な真実
24 悪循環を抜け出すために
第2部 「消えゆく国」の風景
01 石原慎太郎から安倍晋三まで
02 恐怖の「ダブルお花畑」
03 さらば、愛の行為よ
04 劇団四季と戦後の顛末
巻末付録 政治経済用語辞典
美しい歌 @bellavoce3594
@kenjisato1966 書店で買いました。今から読みます。
毎日書店に見に行っていました。3月1日、関西の書店に並びました。ベッラ
佐藤健志(Writer/Critic) @kenjisato1966
@bellavoce3594 ありがとうございます。ちなみに昨日、ワーグナーの音楽を集めた面白い2枚組CDを見つけました。1枚目が「権力と抗争、死をめぐる曲」、2枚目が「愛とエクスタシー、救済をめぐる曲」なのだそうです。
★ 佐藤先生、ヴァーグナーのCDを!! 佐藤先生の御親戚でドイツで活躍されたソプラノ歌手がいらっしゃいました。(佐藤貴美子氏、もう亡くなられましたが優れたソプラノ歌手として「蝶々夫人」を歌って好評を得たお方です。)
佐藤先生は甥にあたります。
★ 面白い動画を発見・・・ヴェルディvsヴァーグナー・・・モーツアルトが出てくる。
VERDI vs WAGNER
★ 少し私の話を・・・やはり私はヴェルディ歌いなのです。決定づけたのはN女史。そしてトリノの指揮者。
・・・N女史と出会ったのはイタリアだった。
最初はN女史の鋭い言葉にビビっていた若い私だったが、とても可愛がってくださった。
言葉と音楽の密接なつながりを深く教えられたように思う。(写真はN女史のお若い頃のもの)
N女史と意気投合、年齢の差は半世紀をはるかに超えていたが音楽の深い話を音楽の領域を超えてお話した。
帰国してからも「あなた、何をしているの?今すぐに来なさい」と何度もお電話で言われたが、私は老親介護を選んでしまった・・・。それは身近の「レイテ激戦の勇士」なるわが父への親孝行を選び、その間に漢詩や歴史の本を読んでいた。
N女史は仰った。「あのね、音楽って宗教と深い関係があるのよ、あなたはそれを勉強しなくてはなりません」
私は「嫌だ、怖いもの」、と口答えして笑われた。笑われながらいっぱい話をきかされた。
そして感覚として少しわかるようになった。
★ 私が20代で好んで歌っていたモーツアルトのリート(歌曲)、「すみれ」と「夕べの想い」
私は若くて研究生だった時、この2曲を指定されて歌った。
モーツアルトの中でも特に好きな歌曲だった。喉の為にも無理なく歌える。
ドイツのソプラノ、エリーザベト・グリュンマーはいわゆる「リート(歌曲)歌手」というよりもヴァーグナーも可能な豊かな美声のプリマドンナだった。リートというとシュヴァルツコプフの抑制された表現と声で評論家は絶賛していたが、私はグリュンマーが好きだった。
・「すみれ」・・・歌詞はゲーテ このつつましいすみれの歌詞にうっとり、少女のように夢見ていた日々だった。
Elisabeth Grümmer "Das Veilchen" Mozart
■歌詞 ゲーテ
一本のすみれが牧場に咲いていた
ひっそりとうずくまり、人に知られずに。
それは本当にかわいいすみれだった!
そこへ若い羊飼いの少女がやって来た
軽やかな足どりで、晴れやかな心で
こっちの方へ近づいてくる
牧場の中を、歌をうたいながら。
ああ、とすみれは思った、
もしも自分が
この世で一番きれいな花だったら、と
ああ、ほんのちょっとの間だけでも
あの少女に摘みとられて、
胸におしあてられて、やがてしぼむ
ああ、ほんの
十五分間だけでも
ああ、それなのに!少女はやってきたが、
そのすみれには眼もくれないで、
あわれなすみれを踏みつけてしまった!
すみれはつぶれ、息絶えたが、それでも嬉しがっていた
ともあれ、自分はあのひとのせいで
あのひとに踏まれて
死ぬんだから、と!
Das arme Veilchen!
Es war ein herzig's Veilchen. かわいそうなすみれよ!
それは本当にかわいいすみれだった。(西野茂雄訳)
・「夕べの想い」は長いブレスで一気に歌っていた。モーツアルトの旋律の美しさは奥深いものだった。この曲には「諦念」を感じた。しかし歌っていて心地よいものだった。
Elisabeth Grümmer "Abendempfindung" Mozart
★ ところで政治の話に戻るが、老親介護のうちは外には出られなかったが、やがて三宅博先生の熱烈な支持者になった。それは老親介護中、ネットで先生のすさまじい実践を読んでいたからである。
この方ほど損得なく「赤心」で国を思う政治家は知らない。私は三宅先生のお人柄・人格・見識の深さに感動の連続。
「不世出の政治家」である。