私はキリスト教徒ではない。
ただ昨夜みた夢の話です。
私の亡き父が国旗を持って北朝鮮に行った。老いた姿のままの父だった。
父だけではない。ご英霊の方々が国旗を手に北朝鮮に向かわれた。
私は「危険です、戻ってきて!!」と叫んだ。
そして眼が覚めた。
私はもしかしたらその夢の中で「ドミネ クオ ヴァディス?」(主よ、どこに行かれるのですか?)のような心境で叫んだのかもしれない。
ふと「クオ ヴァディス」の伝承を思った。
ペテロはもう亡くなったはずのイエスをみかけた。
「ドミネ クオ ヴァディス?」主よ、どこに行かれるのですか?
イエスは「エオ ローマヌ イテルム クルキフィギ」ローマで再び十字架に架かりに行く。
師であるイエスの言葉をきいて逃げまわっていたペテロは恥じた。
キリスト教の最も美しい場面のひとつだ。
ここには「ユダ」はいない。
そしてもうひとつ別の話だが、司馬遼太郎氏は「鎖国などせずキリスト教を入れていたら『太平洋戦争』はなかった」と言ったが、もしそうしていれば日本にイメルダとかカルメンシータという名前が氾濫したことでしょう。
ブログのティールーム
今日はムスティラフ・ロストロポーヴィチが弾くバッハ無伴奏チェロ組曲第一番で。
スターリン体制を批判し、作家のソルジェニツインを自宅に匿い、「人民の敵」として国外追放された。
ソ連崩壊と共にロシアに戻りそこで没した。
J S Bach 無伴奏チェロ組曲第1番
住むところもなかったロストロポーヴィチ一家に自宅を提供したのは、小澤征爾氏だった。
下記の動画は恩師である斎藤秀雄先生の編曲によるバッハの「シャコンヌ」
Seiji Ozawa - SAITO-KINEN Chaconne
斎藤先生は指揮者でありチェリスト、そして偉大な教育者として優秀な弦楽器奏者や指揮者を育てた。
このサイトウ記念オーケストラのメンバーは、小澤征爾氏をはじめ、サイトウ先生の長年の教え子を中心に集まった。
今や世界的なソロ演奏家も斎藤先生を慕い遺徳をしのんで、「サイトウ記念」オーケストラの団員のひとりとして、世界各地から結集した。
私は学生時代、声楽専攻だが斎藤先生の弟子でヴァイオリンを専攻する友人に誘われて、斎藤先生が指導される学生オーケストラを土曜日の午後から見学に行き、自宅では著作「指揮法教程」を勉強した。