作家の曽野綾子さんが鋭い指摘をされている。曽野さんらしい見事な判断である。以下は曽野綾子さんが産経新聞に寄稿した文。
「不愉快な言動」といかに闘うか (曽野綾子氏)
テレビでも新聞でも、最近しきりにセクハラについて書かれているのだが、私はどうしても丁寧に読む気にならない。こういう事件は、そもそも正しく書いてもらうことなど考えられないのだ。セクハラの程度を決めるのは主観である。目つきだけでぞっとしたという人もいるし、「あんな下品なことをよく口にするね」という人もいる。人間の品格というものは、何歳であっても、それなりに折り目正しく思慮深いものがいい。しかし、世間という雑多な空間には、決して私たちが望ましい人格の人ばかりがいるわけではない。若い時から苦労して社会に出て働いた女性がいる。
その人が言うには「働くということはそういう男たちを、なんとかあしらっていくということなんですよ」なのだそうだ、全くその通りである。セクハラを受けずに年を重ねる女性もいないだろう。
通勤時の痴漢、追っかけをする大学生、おかしな手紙を持参する人など、昔からいたものだ。それに対して、こちらも考える。
私が計画してまだやっていない仕返しは、満座の中で引っぱたくことだ。
もっとも満員電車の中ではこちらも引っぱたきにくい。いかに仕事で特種が取れようと、特定の男性と2人だけで何度も会食するというのも常識はずれだ。
男性の方は、その手の誘いを断らなかっただけで、女性の方も距離感を縮めることを嫌がっていないのだな、と判断するだろう。嫌だと思ったら、洗面所に行くふりをしてそのまま席をすっぽかして帰る手もある。
わざと彼の同僚の前でセクハラを受けたことを大きな声で喋る手もあれば、小声で複数の人に喋りちらす方法もある。人生は小さな戦いの連続なのである。
インドのように女性が襲われて殺されるケースが多い国では、相手のセクハラを訴えて殺されることもあるだろう。しかし日本では犯罪にならない範囲で、相手をやっつける方法は多分いくらでもある。表現の自由がもし許されているならば、大ていのこと(たとえそれが、こちらからみるとセクハラであっても)を口にできる自由も残さなければいけない。
しかしもちろんその場合も、常識の範囲内、個性として許されるものでなければならない。それに対して女性も、年齢や、態度や、言葉で相手に警告を発することはできる。
人間の生き方の中で、この手の戦いの部分は、学校が教えることではない。それは親や保護者が家庭の中で、折にふれ、話として伝えておくべきことだろう。
決してセクハラがいいというのではない。
しかし性的な話が、ある種の職場の緊張や対立をほどく著効がある場合も私は見てきた。すぐセクハラに当たる、と騒ぎ立てること自体が、女性の未熟さを物語る場合もある。不愉快な言動をする男の傍らに、女性は留まる必要はない。
だからその場を去ることだ。女性に去られた男は、つまり魅力がないのだ。逆もまた真だろう。こんな明快な意思表示の方法がこの世に残っているなんて、世の中も捨てたものではない。(以上)
★ 曽野綾子さんの上記の文とクライン孝子さんの強烈な一言「嫌だったら嫌とハッキリ言えばいい」その通りである。(マスコミは「糾弾会」のように天下の極悪人がカヨワイ女性をこのような目に合わせたと報道する)
また保守系チャンネルにレギュラーで出演している3人の女性タレントが、女性被害者論やLGBT、同性愛や結婚制度までピーチクパーチクとまるで井戸端のようで。https://www.youtube.com/watch?v=9qmwPsZpN6A(驚いたのは前の事務所の社長に「子供を産んでくれと追いかけ回された」、などと普通にこんな場でしゃべるか?こういうのは警察に届けるか弁護士に相談するかのレヴェルだけれど、申し訳ないけれどかなりシタタカな女性と思った、この人、パチンコ企業の宣伝もしていた・・・検索したら出てくるhttp://blog.fmyokohama.jp/fantasia/2013/05/post-dc42.html)
上記の動画に出てくる椿さんがこんな文をエントリしていた。やはり某保守系チャンネルのMC、頭大混乱しているのか意図的なのか・・・
#MeToo 市民集会が衆議院第一議員会館で行われました。
基本的にセクシャルハラスメントの被害やその報告を労働者問題の観点からお話
弁護士から法律の観点からお話
メディアサイドの方々のお話
セクシャルハラスメントによる精神疾患を患っている人のお話や今もフラッシュバックやPTSDに苦しまれてる方のお話など、私の想像をはるか超えて深刻な内容だった。
集会終わりに福島瑞穂議員と吉良よし子議員に突撃取材(声かけお話を伺った)をした。
以前、四ツ谷で声をかけた時
「私は改憲派で国防はタカ派です」とお話したのを覚えていてくださった。金子恵美元議員がテレビでおっしゃってたように、この問題は超党派でなおかつイデオロギー無関係、ジェンダーも関係なく取り組む話
とおっしゃっていたが、福島瑞穂議員も全く同じことを言っていた。前回報道された黒服MeTooの議員の時、自民党の議員にオファーを全て送ったと言っていた。結果だれも参加してもらえなかったけれど、仕方ないと彼女たちの環境を考えれば理解できる。
それよりも心を寄せてくれてる自民党議員と力を合わせて被害者救済への道筋を作りたいと言われた。
自民党の悪口を一切言わなくてなおかつ心配していたのが印象的だった。
吉良よし子議員は実物は小柄で顔も小さく可愛い人だが物凄いお腹から声をだされていた。
私が声をかけ話を伺っている間、彼女の目に涙がどんどん溜まっていき正直抱きしめたくなった。
あるメデイアの女性記者が女だからと言われないために、悔しい思いや言われたことを平気な顔してこなしてきた。そこで地位も得たけれど、後に続く後輩にもそれを強いていたことに後悔と自責の念にかられていたお話をされた。(★ これは一番下のチャンネル桜の水島さんが鋭く論破、「よう言うわ」と。下記の動画の1時間13分から)
★ もう情けないとしか言えない、それと保守系チャンネルの出演者に関する基準がわからなくなった。
これを知ってか知らずか(多分知っておられたと思う)チャンネル桜の水島さんは次の動画を作成、これは正鵠を得たものだと思った。
これは大納得、水島さん、説得力抜群!! すべてお見通しだ。
【Front Japan 桜】高橋洋一~財務省セクハラ問題と『記者クラブ制の病』 / 文春の大嘘 / 米仏会談 / 国民民主党に行かない人達 / テレ朝は情報公開せよ[桜H30/4/26]
・・・1時間13分頃から佐波さん、やはり「かつての女性記者は我慢してきた、今は反省していると後悔していた」と言う。この言葉は上記の椿さんが反日左派の集会に参加した文と一致、絆ができているのでしょう。だから確信を持ってモノを言っている。これを水島さんはバッチリ論破、水島さん、3人の女性の動きを知っている。
佐波さんは本当はどうなの?「学校教育が大事」と言っていますが、曽野さんとは違いますね。「人間の生き方の中で、この手の戦いの部分は、学校が教えることではない。それは親や保護者が家庭の中で、折にふれ、話として伝えておくべきことだろう」と曽野さんは言っています。何でもかんでも「学校」じゃないでしょう?家庭教育の欠落を最も大きな問題と思うのですが。
■ 文春の大嘘・林文相報道
■ 米仏会談 北・イラン処理
■ 国民民主党に行かない人達
■ テレ朝は情報公開せよ
■ 財務省セクハラ問題と『記者クラブ制の病』
ゲスト:高橋洋一(嘉悦大学教授・「政策工房」会長)