稲村公望氏のところから増田さまのコメントをご承認を得て、ここに転載させていただきます。
「とうとう「モンサント」という社名は無くなるそうです。
世界中で悪名が高くなりすぎた「モンサント」
商売がやりにくくなったということでしょう。
製品は「バイエル」が販売するそうですが、
バイエルの前身は「IGファルベン」という会社で「ナチス」を支えていました。
作っていたのは、毒ガス 、爆発物 、火薬などです。
この買収の資金調達先は、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、クレディ・スイス、ゴールドマン・サックス、HSBC、JP モルガンということです。」(以上)
ロイターの記事より
[フランクフルト 4日 ロイター] - ドイツの製薬・化学大手バイエルは4日、総額625億ドルでの米種子・農薬大手モンサントMON.Nの買収を7日に完了することを明らかにした。規制当局から必要な承認をすべて得た、としている。
この時のアルフレード・クラウスは55歳、メットのコンサートでマスネ作曲の「ロメオとジュリエット」の二重唱をキャサリン・マルフィターノと歌うが、ソプラノのマルフィターノに軽い嫉妬?を感じるほどの素敵なロメオだった。それにヨーロッパのシェイクスピア俳優の話によると「50歳を過ぎてはじめてハムレットやロメオを演じることができる。青年の俳優だったら青年の役はできない」ということだが、アルフレード・クラウスのこの気品あるステージ姿、(今のオペラ歌手が失ってしまったものかもしれない)声は無論のこと、歌う時の表情や雰囲気が自然な高貴さに魅了される。それにフランス語の美しいこと。フランス人歌手よりも音楽と詩の表現においてスペイン出身のクラウスが素晴らしいと感じる。
マルフィターノはどちらかというとドイツ系の歌の方がいいかも知れない。特に美声でもなく抜きんでて上手い歌手でもない。ただ安定したところがあるので信用されていたのだろうか。クラウスと二重唱できるなんて実にうらやましい限りである。(ちょっと嫉妬がらみの感想になった)
Met Centennial 1983 - Catherine Malfitano & Alfredo Kraus - Roméo et Juliette