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細川元首相が細川家に伝わる漢文書籍4175冊をチャイナに寄付~「一見美談」しかしなぜそれがチャイナにないの?

2018年06月28日 | 政治

細川元首相、漢文書籍4175冊を中国に寄贈、散逸1000年の貴重な書籍も=中国ネット「中日友好は両国民の幸福」「国内に残されていたら…」

2018年6月27日、細川護熙元首相が自身が理事長を務める永青文庫の収蔵する漢文書籍4175冊を中国に寄贈したことが、中国のネット上で話題になっている。

中国メディアの澎湃新聞は、北京市の中国国家図書館で26日、漢籍の贈呈式が行われたことを伝えた。

中国訪問中の細川元首相は贈呈式であいさつし、「日中平和友好条約締結40周年の節目に寄贈することができて喜びに堪えない」「研究に役立ててもらえば大変うれしい。中国の悠久の歴史に必ずや資するものと確信している」などと述べた。

中国のラク樹剛(ラクは各ヘンに隹)文化観光相は、細川元首相の日中友好事業への尽力に謝意を表明し、「新しい時代の中国と日本の文化交流と協力のモデルとなり、推進する役割を果たす」と述べた。

澎湃新聞はまた、香港・文匯網の報道を引用し、今回の寄贈について「日本から中国への漢籍の寄贈として1945年以降で最大規模のものだ」とし、「その中には、唐代末期から1000年も失われていた政治参考書『群書治要』全50巻など、中国の歴史から失われて久しい重要な書籍も含まれる」とも伝えた。

中国のネットユーザーからは「中国と日本の友好は世代から世代へと伝わる」「中日友好は両国民の幸福」「中日友好にいいねを送ろう」などのコメントが寄せられていた。

また「これらの書籍が中国国内に残されていたら、文化大革命で灰燼(かいじん)に帰していたに違いない」「日本に伝わっていたからこそ、良好な状態で保存されていた」などのコメントも散見された。(翻訳・編集/柳川) http://news.livedoor.com/article/detail/14926171/
 
 
★ チャイナは何千年の歴史というが、王朝が滅ぼされると新たな勢力がその文化を破壊し、自分の都合のよい「年代記」を書いてきた。
日本に伝えられた書や写しから逆にチャイナに「こうだったのか」と知らされているわけである。
日本は美術品やこうした漢籍も大切に伝えて残していた。
 
細川家に伝わる漢籍は法的には細川氏のものであっても、文化財は良識で言うとこの細川氏個人のものではない。日本人が大切に戦火や災害にも耐えて遺してきた貴重なものである。これがチャイナに戻されたというのは一見「美談」のように思えるが、チャイナはまた政変があるとこれらの漢籍も破壊してしまうおそれがある。
 
ところでこんな書き込みがありました。ジーンときます。よく言って下さったと思います。
「大名細川家が代々収集して、今日迄大事に保管してきた宝を、あっさりとコイツは寄贈するとか、先祖に対して申し訳ないと思わんのか!」
 
「一見美談」・・・日本人はそろそろ気が付くべき時期である。
 
ブログのティールーム

1950年代、ハイフェッツ(ヴァイオリン)、ルービンスタイン(ピアノ)と「100万ドルのトリオ」と讃えられた。
サンサーンス作曲「白鳥」~ピアティゴルスキーが奏でるチェロは美しい。彼はロシア革命の中を亡命、持参していたチェロケースは弾丸のあとだらけだったという。
それにしてもこの気品、そして過酷な運命をひとつも感じさせない静謐さ、これも今の器楽奏者たちにはあまり見当たらない。聴衆にもマスコミにも媚びないかつての巨匠の音楽への姿勢だ。

The Swan Gregor Piatigorsky in Movie.

ピアティゴルスキーの自伝があり、絶版なので今古本で取り寄せ中、2000円以下の値段が今は15000円を超えているのもあった。いくつかの中で一番安価なのを探して注文した。面白いと評判だったらしい。
 
コメント (2)
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