今回は中国本土に送られずに済んだ。しかし次はどうなるかわからない。
日本政府はほとんど何も言わない。
周庭さんと「リンゴ日報」創業者(ジミー・ライ氏)を保釈 日テレ 8月12日
「香港国家安全維持法」違反の容疑で10日に逮捕された民主化運動の「女神」周庭さんと「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏が保釈されました。 香港メディアは、周庭さんが11日夜、保釈金約270万円で保釈されたと報じました。 周庭さん「24時間以上(警察に)拘束されている間、香港や海外のたくさんの友人から励ましと支持をいただいた」 周庭さんは、外国勢力などと結託して国家に危害を加えた「香港国家安全維持法」違反の容疑で10日夜に逮捕されていました。保釈後、周庭さんは「逮捕された理由は今もわからない」「警察はねつ造している」などと香港当局を批判しました。 また、香港当局にパスポートを押収されたといいます。周庭さんは日本語が流ちょうで、日本を訪れるなどして香港のデモへの支援を訴えていましたが、海外への渡航が制限される可能性があります。 また、中国に批判的なメディア「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏も保釈されました。周氏と同じく、国家安全維持法に違反する容疑で逮捕されていました。https://news.yahoo.co.jp/articles/e82471e5b5871d27e6c49e98c4913ba244ee5c13
「闘い続けよ!」 保釈された香港紙の創業者(ジミー・ライ氏)、スタッフらを鼓舞
【AFP=時事】香港メディア界の大物で、民主派の現地紙の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏は12日、自身の逮捕を受けて自社の記者らに対し、「闘い続けよう」と呼び掛けた。
香港国家安全維持法が6月に導入されて以来、香港の反体制派に対する取り締まりは勢いを増しており、民主派の政治家らが立法会(議会)議員選挙への立候補を取り消されたり、活動家らがソーシャルメディアへの投稿を理由に逮捕されたりしている。
一連の取り締まりの中で、事態が大きく動いた日となった10日には、黎氏を含む10人が拘束され、200人前後の警察官が、中国に批判的な論調で知られる「蘋果日報(アップル・デーリー)」の編集部を捜索した。
40時間にわたる拘束の後、12日午前0時(日本時間同日午前1時)ごろに保釈された黎氏が編集部に戻ると、歓声を上げるスタッフらに出迎えられ、花束を手渡された。
蘋果日報の記者がフェイスブックにライブ配信した映像では、黎氏が同紙スタッフに対し、中国や香港の親中派政治家らを激怒させてきたような率直な記事を出し続けるよう求め、「闘い続けよ! 闘い続けよう」「香港の人々の支持がある。彼らを気落ちさせるわけにはいかない」と呼び掛けた。
またスタッフらに対し、香港でメディアを経営するのが「ますます難しく」なっていると述べたものの、「運が良いことに、本土には送還されずに済んだ」とブラックジョークを飛ばした。 【翻訳編集】AFPBB News
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3298820.html
香港の民主活動家・周庭氏が保釈 「政治弾圧だ」と批判 8月12日朝日新聞
香港国家安全維持法違反容疑で逮捕された民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏が11日深夜、保釈された。
周氏は記者会見を開き、「国安法を利用した政治的弾圧だ」と批判した。
周氏は会見で、外国勢力と結託したとされる逮捕容疑について「どういう理由で私が逮捕されたのか(警察からは)聞いていない」と語った。
今後は「国際社会と連携する活動には参加できないが、香港人の一人として香港の民主化運動や自由のために闘っていく」と語った。取り調べは非常に怖かったとも述べ、疲れた表情を浮かべた。(香港=益満雄一郎)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8039b137798cbda9cad2e0bed7446dc079032b9d
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香港警察、ジミー・ライ、アグネス・チョウらを保釈
激高する香港市民の抗議、西側の圧力に降参した?
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「逮捕劇は政治的圧力よ」。保釈されたアグネス(習庭)は第一声を記者団にあげた。保釈金は20万香港ドル(およそ300万円)。
「リンゴ日報を支援し呉れ。最後まで支援してくれ」。保釈されたジミー(黎智英)は、モンコック警察署前で記者団に大きな声で言った。保釈金50万ドル(保釈金と担保金を含める=邦貨換算で750万円)。いずれもパスポートを押収された。
市民の支援は「リンゴ日報の株を買おう」だった。月曜から火曜にかけてリンゴ日報の親会社「壱」の株価は三倍になった。また号外を50万部印刷したが、どの売店でも飛びように売れた。ほかに同日逮捕されたジミーの息子二人を含む十名も保釈された。
香港政庁は市民から敵視されている現実が浮かんだ。
結局、この逮捕劇は政治的な圧力を示威したことになるが、逮捕理由の「香港安全法」は7月1日から施行されたわけで、逮捕理由は昨年の違法集会だから事後法の適用となり、裁判を維持できないことがわかったのかも知れない。
また世界中で巻き起こった不満、抗議の声は、香港政庁を越えて、直接的に中国共産党、習近平個人への批判でもあったため、北京は確実に世界の声が聞こえたはずである。
だが、こんご懸念されるのは、保釈金を含み、長い法廷闘争の費用だろう。「香港大乱」の逮捕者は9200名。起訴された者が2000名。裁判を維持し、弁護士を雇用し、PR活動を展開して行くためにはSNSを利用してのクラウドファンディングがますます必要とされる。
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★ 中国共産党政権はいつまでこの体制が持つのか、という人もいる。中国国内で人心はとっくに離れている。
ずっと監視されている等の恐怖が人々を支配している。
どれだけ多くのすぐれた人が投獄され、消えていったか・・・まるで文革の時のような雰囲気だ。
香港の上流家庭に育った周庭さんは、香港の自由が失われることで頑張ってきた。もしこういうことがなければ、ごく普通の生活を過ごしたことだろう、といわれている。
一方、ジミー・ライ氏は71歳という高齢で、しかも意見は一歩も譲らない。
「アップルデイリーがある日白紙で売られても、私はそれを買う」とジミー・ライ氏の命がけの行動を支持・尊敬を惜しまない人もいる。香港は完全に「香港ごと監視」されることになった。
チャイナの野望は止まらない、しかも常識をはるかに超えた横暴である。
そんな非道なリーダーである習近平を「国賓に」と決めた日本政府のトップとその周辺は、国や国民を護る気はさらさらないのがよくわかったことだろう。ウイグルやチベットに対する異常なまでの弾圧、香港のことでもあっというまにその「非道」さが世界に知れ渡った。「約束」は彼らにとって何でもない、護る必要もないという意識がよくわかる。
★ 日本共産党はこの冬も中国大使館に抗議に行っていた。
機関誌「赤旗」にはこのような記事が載っている。今の自民党が「言えない」「言えなかった」ことを言っている。
国難には左右(自民党は極左のような人がいる)とも、蒙古襲来の時のように一致団結して向かわないと「チャイナ」に翻弄されるばかりだ。自民党が保守というのは間違い。(筋を通す議員や防衛大臣がいるのは心強いが)自民党の組織力が極左顔負けの動きをしていた・・・武漢コロナでそれはより鮮明になった。国民はもう政府に期待などしていない。
コロナは辛いが政治力の有無をハッキリさせた。
それより賢明な国民の力で頑張ってコロナを最小限にしてきたので「アベノオカゲ」ではない。