ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

藤井聡氏「学術会議」の件/西岡力氏が問題にした「在日技術者」/【討論】中国が東アジアを制する日

2020年10月11日 | 政治

【藤井聡】学術会議は嫌いだが菅総理を許してはいけない真の理由



「とにかく俺はやるんだ」とスガ首相。細かいところはyoutubeでお聴きください。
真の解決は、学者が中に入って闘う以外はない。私も同感です。
ホシュ系フェイスブックやブログを見ていると、ハンで押したような「これ以外はない」という例の異口同音がひしめいています。はたしてスガ首相は「中国人に北海道の土地案内人」をしたことその他、それが言えるのでしょうか?
どちらも変だ、(これは藤井教授のお話ではなく、私がはじめから違和感を持っていたことです)

 私も問いたいですよ。スガ首相さま、これはどの政権の「教科書検定」でしょうか?


 では話を元に戻して「報道」によると、「山谷えり子」議員が勇ましく発言しているようですが、彼女は故三宅博先生が「朝銀」問題で国会質疑した時に「適切に処理しています」とシャアシャアと答弁した、その時、山谷議員は「国家公安委員長」だったのですよ。

「学術会議」をめぐる報道では・・・
最初に質問に立った自民党の山谷えり子元拉致問題担当相は、学術会議が2017年に軍事研究を否定する声明を決定したことをまず取り上げた。「軍事と民生の研究に境界はない。生活を豊かにしているインターネットは軍事研究から始まった」と指摘し、「学術会議こそ学問の自由を侵しているとの声もある」と主張した。
 さらに、新会員の人選に関し「一部の会員は大学の後輩を推薦している。閉鎖的で透明性がない」と非難。過去に政府が学術会議の改革を検討しながら実現していないとして、「新しいフォローアップ、在り方について本質的な議論をし直さなければいけない」と強調し、
三ツ林裕巳内閣府副大臣は「意見を受け止めて対応したい」と応じた。
 学術会議問題について、政府・与党には「尾を引くと政権の打撃となる」(自民党幹部)との危機感がある。下村博文自民党政調会長が7日、学術会議の在り方を検討する党プロジェクトチームの設置を表明したのも、会議側の問題点を世論にアピールする思惑だ。(時事通信の記事より)全文は 
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100801098&g=pol

以前の発言はオジャンにするおつもり?言っていることはわかるけれど、この人が言うか???


★ これについて九州大学教授の施光恒氏(西部先生の「表現者」の一員)はメールマガジンで次のように書いています。

確かに、日本学術会議のあり方を見直す必要は私もあると思いますが、ただ、それと今回の新会員の任命拒否の問題とは別でしょう。
やはり、「保守」とは何を大切にする考え方なのか、「保守の政治」とは何を目標とすべきなのか、きちんと考えてみる必要が大いにあるようです。

 学者も全部一律ではありません。それどころか領土やスパコンなど寝食を忘れて日本の為に尽くしている学者の方を私は知っています。決してご自身の尽力を自慢されたりはなさいません。私は「学術会議」への批判がどうこう言っているのではありません。
真面目で真摯な努力・尽力を重ねる学者の方々に政権はどれほど応えてきたでしょうか。助けてきたでしょうか? 
真摯な「学者魂」に応えるどころか遠ざけたりしていませんか?
政府はいいかげんなごまかしをしてきたことはありませんか?

言いにくいことを書きましたが、都合のよい「異口同音・同調圧力」のこの世界、どうも変だと思う次第です。
国民をなめているという感覚もないのでは?

 下記は拉致問題に取り組んでいる学者の西岡力氏がハッキリされたことで私のブログの過去記事にも転載しています。これは政府や国家公安はどのように考えたのでしょうか?

 再入国禁止対象に在日技術者5人・・・西岡氏https://jinf.jp/weekly/archives/18303

最近になり、私は22人の再入国不許可対象者リストを入手した。
それによると「核・ミサイル技術者」は5人が対象となった。
マスコミは名前を報じていないが、すでに国基研はこのうち3人(次の①〜③)について
2009年5月の政策提言で告発してきたので、ここに5人の実名を明記する。

 その5人は、
①徐錫洪
②徐判道
③卞哲浩・・・現在も京都大学原子炉実験所准教授
④李栄篤
⑤梁徳次―である。


①と②は東大生産技術研究所に勤務した経験を持つエンジンの権威で、北朝鮮に「金剛原動機合弁会社」を設立し、①が社長、②が副社長となり、ミサイルエンジンの開発をしたといわれている。③は京大で原子力を専攻し、現在も京大原子炉実験所准教授として勤務している。国立大学で税金が使われて開発された先端技術が北朝鮮の核ミサイル開発に使われている。
 
 ●汎用技術の持ち出しを罰せよ

 この5人は全員、科協のメンバーだ。
科協は「科学に国境はないが、科学者には祖国がある」というスローガンを掲げ、日本の国立大学などから北朝鮮の軍事に貢献する先端技術を大量に持ち出している。

 国基研は2回目の核実験を受けて出した上記の政策提言ですでに「モノ、カネ、ヒトすべてを止める全面制裁を発動すべきである。特に、すべての在日朝鮮人の北朝鮮渡航を原則禁止として技術流出を止めなければならない」と主張している。

 5人以外の技術者はいまだに自由に北朝鮮と日本を往来できる。再入国不許可を在日朝鮮人全員に拡大して、それをすぐ止めるべきだ。
また、核やミサイル技術を北朝鮮のような敵性国家に持ち出す行為自体は現行法規では違法でないので、5人をその罪では逮捕できない。
それを摘発できる新たな法的枠組みを早急に作るべきだ。(了)



 なのに三宅先生の「朝銀」の問題追及に対し「適切に処理している」と当時の国家公安委員長の山谷えり子氏が答弁したのは、山谷氏のひとりの考えではあるまい。
当時の安倍政権の意向であろう。
それが今は「学術会議」問題で、颯爽と質疑をしているのだから私は大混乱?する。
文科省による「教科書検定の後退」の問題もスッキリとさせて堂々と日本を取り巻く政治的環境をよくして頂きたいものだ。


このスガさん饅頭、愛嬌あるなあ・・・


【討論】中国が東アジアを制する日[桜R2/10/10]

パネリスト:  

川島博之(ビングループ主席経済顧問・元東京大学大学院准教授)  

篠原常一郎(ジャーナリスト・元日本共産党国会議員秘書)※スカイプ出演  

中川コージ(戦略科学者)  

野嶋剛(ジャーナリスト・大東文化大学特任教授)  

ペマ・ギャルポ(拓殖大学国際日本文化研究所教授・チベット文化研究所名誉所長)  

松田学(松田政策研究所代表・元衆議院議員)  

矢野義昭(元陸上自衛隊小平学校副校長 陸将補)

司会:水島総


ブログのティールーム



本日は20世紀最大の名ドラマティック・テノール、マリオ・デル・モナコがドイツ語でヴァーグナー「ヴァルキューレ」のジークムント役【父がのこした一振りの剣】を歌っています。
デル・モナコはイタリア人テナーで最も重量級の声の持ち主であり、ドイツ風にいえば「ヘルデン・テノール」という分類になったと思います。

Mario del Monaco - The Great Wagnerian [w/ Engl. subs]




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする