ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

KK問題、皇室と国民(宇山卓栄氏)/有事の時にあり、乗り越えた「フィデリオ」名演について、奥山篤信氏が語る。

2021年12月20日 | 政治

 宇山氏のお話の大半は賛同、残り少しは納得できないところ・・・そこは私たちは臣下である、という私が全く考えていないところです。
『KK問題、皇室と国民⑤(前半)』宇山卓栄 AJER2021.12.17(5)



とてもよいお話でした。さすが「アジアのケーちゃん」のおすすめです。
そこで私の考えを書いてみました。

 賛成のところ・・・「髪型など自由じゃないか、彼の勝手でしょ?同調圧力でしょ?」という意見に対して宇山氏はしっかりとお話されています。・・・皇族に御迷惑がかかっているではないか、そういうKK氏の思いの至らなさ、会見の時も車の中でも髪をいじっていた。他への配慮というのは人権がどうのというより以前の話。芸能人まがいの不適切な髪形をしたこと、皇族の人権がない、という人が「どんな髪型でも憲法違反にはならないではないか」。
「基本的人権がないんだ」というのが悪いのだという考えとは別に超然とした考えがあるのが皇室である。
などなど話が続きます。

 反対・疑問のあるところ・・・ただ、私自身は「我々は臣下である」ということは1ミリも思っていません。
こういう点が「保守」の中で頑なに一方的に書いたり、それはまだいいのですが、他人に頭ごなしに強要、或いは教えようとしている傲慢さです。
それ以外は宇山氏のお話に賛同するところが多いと思います。
しかし残念に思うところがあります・・・

私は保守ですが、「押しつけホシュ」「思い込みホシュ」とは一線を引いています。
そしてどこにも所属していません。

人それぞれの考えがある。同じようにイデオロギーに凝り固まった左派の考えにも同調できません。
どちらも似たようなところがあり、「○○以外に誰がいる?」という押しつけも常に反対でした。
このことは時々書いてきたのでここでは新たに繰り返しませんが。
そして「臣下」とか「不敬」という言葉は私には馴染めません。この言葉にアレルギー気味です。



ブログのティールーム



わが畏友の作家・評論家である奥山篤信氏にバーンスタイン指揮のベートーヴェン「フィデリオ」のDVDをご紹介したら、次のようなメッセージを寄せていただいた。当時の名演がyoutubeにあったので貼りました。フロレスタンを歌ったジェームス・キングは40歳前でベルリンドイツオペラで脚光を浴びていたが、まだバイロイトにデビュー前であり、戦前最大のヘルデン・テノールであるマックス・ローレンツの指導を受けていました。世界的なヘルデン・テノールなのに。それほどバイロイトの道は険しいものであったようです(ただし昔の話)。
ルートヴィヒはマリア・カラスとベッリーニ「ノルマ」で共演の時に薫陶を受けたと感謝していました。
それから言葉の切れ味が鋭い。
卓越した名歌手たちの白熱の名唱ですね。

◎ベルリン・オペラ初来日 @1963
当時日本は高度成長池田勇人首相 大平正芳外務大臣 朝日の村山長挙 さらに東急の五島昇など輝かしい戦後日本の文化促進の代表とも言える日生劇場のこけら落としにDeutsche Oper Berlinを呼んだのだ!1963年東京五輪の前の年だ。
ウチの家内の文化的階級を自負する義理の母(四人の両親のたった一人現存の親である94歳)が若干36歳の時にこのこけら落としに参観したご自慢のパンフレットをウチの家内が大切にして、昨夜僕の趣味の友のベッラさんの送付してくれたバーンシュタインの<フィデリオ>を夫婦仲良く鑑賞したのだが、本日生家に戻ってそのパンフを取りに行き骨董品だと言って見せてくれたのだ。
手は消毒し洗い油を落として丁寧にページを見て主なところの写真をここに披露する。

来日の際オペラの出し物は<フィデリオ><トリスタンとイゾルデ><フィガロの結婚>そして前衛のベルグの<ヴォゼック>だった。
<フィデリオ>はカールベーム指揮主な歌手はフィシャーディスカウとクリスタ・ルドヴィッヒだ!!!
他の出し物には当時新鋭のローリンマーツエルだから凄い。
時代も良かったのだろう。昇り竜の日本 翌年五輪を迎えて緊張感と一気に高度成長させた池田勇人の手腕 最高だな
我が義母はこのイヴェントに参加できたことを鼻高々に語っていたという当時少女の家内が記憶にあると。わははは
文化・芸術のわからない輩は一切信用しないのが僕だったら家内もそれ以上に拘る 文化・教養に金を惜しまない、もう胸糞悪いどっかの世界に薄汚い、そんなことも分からずに犬猫の汚らしい○○を公にする輩がいるのだからやってられないね!最低だ!〇〇〇はそんな下劣な関係などから超越しているべきなのに!最低だ
文化なくして国家なし 文化なくして人間にあらず!
DO YOU UNDERSTAND? (奥山篤信氏)


FIDELIO (16) "Er sterbe !" Ludwig King Berry Greindl



Christa Ludwig Leonore
James King Florestan
Walter Berry Don Pizarro・・・ピッツアロを歌ったのはルートヴィヒの夫君でヴァルター・ベリー。
William Dooley Don Fernando
Joseph Greindl Rocco
Lisa Otto Marzelline
Martin Vantin Jaquino
Arthur Rother Chor und Orchester der Deutschen Oper Berlin 1963

6人、、「El TS( TSCHE OPER BERLIN」というテキストの画像のようです2人の画像のようです


2人の白黒画像のようです

写真の説明はありません。


 もうひとつ、20世紀にそびえるものすごい名唱があります。
これを聴くと、奥山氏の「エモーショナルな東京五輪観戦記」のレニ・リーフェンシュタールの項を思います。
80年前のメットでのベートーヴェン「フィデリオ」、レオノーレを歌うのは20世紀前半最大のソプラノ、キルステン・フラグスタート。
戦争でフラグスタートの夫君は無実の罪で捕らえられ、妻は戦火のベルリンをマックス・ローレンツ夫妻に護られながらノルウエーに帰国、しかし夫は獄中にて病気で亡くなる。
オペラ「フィデリオ」はハッピーエンドだったが、フラグスタートは悲劇だった。
戦後、フルトヴェングラー、フラグスタート、ローレンツは仕事がなく、この超豪華メンバーを出演させたのは何と、敗戦国のイタリアのミラノスカラだった。
トスカニーニの盟友であった名指揮者ヴィットリオ・デ・サバータが後押ししたという。
(この時の演目はヴァーグナーの「神々のたそがれ」であり、
フルトヴェングラー、フラグスタート、ローレンツの超豪華トリオが揃った。
フラグスタートの声はドラマティックでありながら女らしく甘い音色を感じる)

 
Kirsten Flagstad - Fidelio - Abscheulicher - 1941 (悪者よ、どこに急ぐのだ)


コメント
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