★ 深田女史の仰る通り。
安倍元首相「台湾よ崛起せよ!」の発言の裏に中国への配慮!? 深田萌絵女史
先日の台湾がインド太平洋地域のニュースを台湾語で見た。安倍さんが台湾を元気づけているのだが「決起」とも取れない言葉、習近平などがよく使う言葉でこれは経済的な意味でなく、他の意味につかわれるようになって伝わっていて習近平とシンクロしているような???
今回の「台湾をみんなで護ろう」というのだが「日米台で防衛能力をサイバー空間から宇宙空間まであらゆる面で協力」と勇ましい発言。
・・・日本での報道でも「台湾海峡。周辺の海・海峡を、空を護ろう」と報じられているが、日本の北方領土や尖閣など護られていないのだが、と思う。
対中非難決議も安倍政権時代にはなぜ言わなかったの?それどころか「習近平を国賓に」なんて言っていたではないか?
近隣諸国の安全を護るのもいいが、日本国内の企業を中国に出しているのに、そして尖閣を護れていないのに。「遺憾です」と言っているばかりの人が何を言っているのか、
驚くよ。国内の治安を解決・経済不安を解決が先ではないか?
これ以上は動画を直接ご覧ください。
今、人気の台湾カステラ
★ さらに遠藤誉女史のエッセイを読むとハッキリする。台湾は日本が思うほど日本のことを親しいとは言えないことがあるのだ。それは「尖閣」である。下記の遠藤誉女史の文をご参照ください。
安倍元首相オンライン演説を台湾はなぜ歓迎しないのか?
12月1日、安倍元首相は台湾で開かれたフォーラムにオンラインで参加し講演した。しかし台湾ではあまり報道されず、むしろ批判が目立つ。台湾が「中華民国(台湾)の領土」と位置付けている尖閣を「日本の領土」と主張したからだ。
◆安倍元首相の講演を報道しないようにする台湾
12月1日午前、台湾の民間シンクタンク「國策研究院」で安倍元首相(以下、安倍氏)は「新時代の日台関係」というタイトルで基調講演を行った。
日本では安倍氏が「台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある」と言ったとして非常に大きく取り上げられ、手柄として礼賛されている。
ところが肝心の台湾では報道しないようにしているだけでなく、むしろ批判が目立つ。
まず、報道しないようにしている証拠として、台湾政府「中華民国」外交部のウェブサイトをご紹介しよう。ここに書いてあるその日のその日の主たる出来事は毎日アップデートされるので、日にちが経つと前のページを捲(めく)らなければならなくなる。その面倒を省くため、「12月1日」前後の外交部ウェブサイト画面をキャプチャーして以下に示す。(このキャプチャーは和文ではないので省略しました)
12月1日には3つの行事が書いてある。下から順に書くと
●外交部は、オランダ下院が1日で2つの友好動議を可決したことを歓迎し感謝する。
●中華民国政府は、友好国であるホンジュラス共和国の大統領選挙の成功に祝意を表する。
●呉釗燮外交部長、「豪州人報」の取材を受け、オーストラリアの地域平和への関心と台湾への支援に感謝を表明した。(以上3項目引用)
こうした他国で起きたことや取材を受けた程度のことを重要項目として書いているのに、安倍氏の講演に関しては一言も触れてない。
11月25日や26日には、アメリカ議会下院のMark Takano(高野)氏という一議員の訪台に関してまで二日にわたって書いているが、日本の総理大臣だった安倍氏に関する記述はまったくないのだ。念のために12月2日の出来事もチェックしてみたが、安倍氏の名前はやはり見当たらない。
台湾政府側の表明としては唯一、台湾外交部の報道官が記者会見で、「台湾は国際的な政界の要人が台湾の平和安定の重要性に関心を持ってくれたことを感謝する」と述べたのみで、しかも「各国の要人が民間の学術フォーラムで発表した個人的見解に関して外交部はコメントをしない」とまで付け加えている。もちろん「安倍晋三」という名前はここでも出していない。
◆台湾はなぜ安倍氏を軽視したのか?
なぜ安倍氏が、このような扱いを受けるのかに関して、本来なら日本は強い関心を示さなければならないが、この実態を報道する日本メディアは(筆者がこの時点で知る限りでは)一つもないように思われる。日本では一斉に口をそろえて安倍氏が演説で「台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある」と言ったことや習近平を名指しで批判したこと、あるいは中国大陸の外交部が激しく抗議したことなどだけを報道している。
ところが現実はまったく異なる。
たとえば、台湾野党の国民党は安倍氏の講演に関して「許せない」と抗議しているのである。
なぜ許せないのか?
それは安倍氏が尖閣諸島などを「日本の領土」と言ったからだ。
台湾では尖閣諸島などを「釣魚台列嶼」と称しているが、これを「中華民国の領土」と宣言していることは、国民党だろうと民進党だろうと変わらない。台湾は「中華民国」として尖閣諸島などを「中華民国の領土」と強く主張している。
したがって国民党は安倍氏の講演が終わるとすぐに台湾外交部に「領土主権への侵犯は絶対に認めることができない」と強い抗議を表明したのである。
政権与党の民進党政権としても同じこと。
安倍氏の講演を肯定などしたら、台湾全市民の抗議を受けて政権交代するところにまで追い込まれる可能性がある。
だから「安倍晋三」の名前を全て消し、彼の講演に関しても「なかったこと」にするしかないのである。
◆安倍氏の講演の実際の言葉
では安倍氏は実際には何と語ったのか、「國策研究院」が「IMPACT Forum日本國元內閣總理大臣安倍晉三閣下」と題して公開したユーチューブを見てみよう。
以下に示すのは動画の「14:38(14分38秒)~17:15(17分15秒)」の間のスピーチを筆者が文字起こししたものである。安倍氏の発音は割合に聞き取りにくい。不正確な文字起こしがあった時にはお許し願いたい。===
安倍氏の発言・・・台湾の周辺には、と言いますとこれは、尖閣諸島、先島、与那国島など、日本の領土領海にはと言っても同じことですが、空から、海上、海中から中国はあらゆる種類の軍事的挑発を続けていくことも予測しておかなくてはなりません。
では日本と台湾はどうすべきでしょうか?
台湾が取るべき政策に関して何かを言うつもりはありません。
ここでは一点、自由と民主主義、人権と法の支配という普遍的価値の旗を高く掲げて、世界中の人からよく見えるよう、その旗をはためかせる必要がある、とだけ申し上げます。日本と台湾、ともに進みましょう。
民主主義は、人のこの自発的なコミットメントを求める制度です。上から権力ずくで強制するものではありません。民主主義はだから、強い。私はそう考えます。
次に中国にどう自制を求めるべきか、そこをお話しいたします。
私は総理大臣として、習近平主席に会うたびごとに、尖閣諸島を防衛する日本の意思を見誤らないようにと、言いました。
その意思は確固たるものであると明確に伝えました。
尖閣諸島や、先島、与那国島などは、台湾からものの100キロ程度しか離れていません。台湾へ武力侵攻は地理的空間的に関わらず、日本の国土に対する重大な危険を引き起こさずにはいません。
台湾有事それは日本有事です。すなわち、日米同盟の有事でもあります。
本点の認識を、北京の人々は、とりわけ習近平主席は、断じて見誤るべきではありません。(文字起こしここまで。)
===
安倍氏は3カ所ほどにわたり、「尖閣諸島などは日本国の領土である」と明言したに等しい内容のことを言っている。
◆カイロ密談と尖閣諸島の領有権に関して
拙著『チャイナ・ギャップ』や『完全解読「中国外交戦略」の狙い』などで詳述したように、1941年11月23日から25日にかけて、当時のアメリカ大統領ルーズベルトと「中華民国」主席の蒋介石はカイロで密談を行った。このときルーズベルトは蒋介石に「アメリカとともに日本を爆撃することに協力すれば、日本を敗戦に追いやった後に琉球群島(沖縄県)を貴国にあげよう」と誘い込んだのだが、蒋介石はその申し出を断っている。この事実は秘密にされていたのだが、当時の部下の外交部長によってばらされてしまい、周辺の知るところとなってしまった。
ところが1969年に国連のECAFE(Economic Commission for Asia and the Far East。アジア極東経済委員会)が尖閣諸島などの東シナ海に海底油田や天然ガスが眠っているようだと報告すると、在米台湾留学生が尖閣諸島に関する台湾の領有権を主張してデモを起こし始めた。というのは、中華人民共和国が「中華民国」に代わって国連に加盟しようと動き始めていたからだ。
毛沢東は建国以来、尖閣諸島の領有権は日本にあると主張していたのに、海底油田や天然ガスがあることを知ると、中国は突如、「釣魚島(大陸における尖閣諸島の呼称)は中国のものだ」と主張するようになった。
だから在米の台湾留学生たちは「蒋介石が無能だから、このようなことになる」として抗議デモを始めたのだ。
この実態を調べるために私は何度も行っているサンフランシスコに再び行き、当時のデモ参加者の記録を入手し、かつスタンフォード大学フーバー研究所にある蒋介石直筆の日記で当時の記録を確認しているので、これは間違いのない事実である。
1970年に入ると蒋介石の体力はかなり弱ってきたので、息子の蒋経国が蒋介石に代わり「釣魚台(尖閣諸島)は中華民国のものだ」と主張するようになった。
そこでアメリカは沖縄返還に当たり、「領有権に関してはアメリカは関わらない。当事者同士で話し合って解決してくれ」とサジを投げてしまった(このことは、2015年4月29日のコラム<日本が直視したがらない不都合な事実――アメリカは尖閣領有権が日本にあるとは認めない>でも少し触れた)。
以来、「中華民国」(台湾)は、「釣魚台(尖閣諸島)の領有権は中華民国にある」と強く主張するようになっている。
しかし、たいへん残念なことに、日本のマスコミや「中国研究者」あるいは「国際政治学者」、さらには「元外交官」までが、安倍氏が台湾に対して上述のような講演をすることは、「中華民国の領土主権を侵犯する言葉を発したのに等しく」、「台湾を侮辱したに等しい」という認識を持つことができないままでいる。
真相を見極める見識の欠如は、日本を誤った道へと進ませることに気が付かなければならない。
尖閣諸島が日本の領土であることに疑いの余地はないが、台湾を「友好国・地域」として味方につけたければ、最低限、本稿で論じた基礎知識くらいは持たなければならないだろう。
★ 厳しい国際事情ですね。台湾は台湾として事情があり、決して日本に民進党であろうとも認めているのではない、これを知ってもっと以前から「言うべきことは言い、すべきことはする」必要があったと思うのです。
「台湾」が何でも日本のいうことを重視しているのではない。以前から「尖閣の領有権」については石井望先生のような学者と政治家が共に「尖閣の歴史と領有権」について政権はハッキリものを言うべきでした。(ブログ主)
【討論】皇統存続への道[桜R3/12/20]・・・貼り付けミスがあったので訂正しました。(ブログ主)
パネリスト:
加瀬英明(外交評論家)
斎藤吉久(宗教ジャーナリスト)
髙清水有子(皇室評論家)
竹内久美子(動物行動学研究家)
百地章(国士舘大学特任教授)
八木秀次(麗澤大学教授)
谷田川惣(編集者・著述家)
司会:水島総
【目 次】
00:00:00 準備画面
00:02:17 番組開始(テ-マ概要、パネリスト紹介)
★皇統のあり方の現在・未来
00:05:27 【加瀬英明】皇統存続=日本存続の道
00:08:59 【百地 章】男系の道への期待偏向報道懸念
00:25:42 【髙清水有子】現代の価値だけで判断する権利はない、警護体制への懸念
00:32:44 【八木秀次】女系天皇論の経緯解説
00:43:39 【谷田川惣】有識者会議の内容解説
00:48:17 【討 論】家と血統の違い
-菊栄親睦会の話題
-旧宮家略系図解説
01:03:28 【討 論】開かれた皇室問題
-皇室典範(抄)解説
01:10:11 -女性宮家とご公務
01:17:30 -ご公務の負担、昭和と平成の違い
★ さすがに皇室に詳しい方々ばかりの討論であったが、パネリストの中には皇室ジャーナリストのはずなのに激高したように声を荒げたりして(その調子で皇室問題をある種の「使命感」?で語っている)かなりストレスをお持ちなのでは?と思わざるを得ない人もいる。
今ある問題(例えばKK母の「告発」などでそれくらいの声を張り上げてくれたらもっといいのだが(無理か?)
残念ながらKK問題にかかわる不正なおカネのことはキレイに排除されているような気がする。
終わりのほうは「日本国民が今までの日本人と変わってしまったのではないか」に対し素直にアタマを垂れる、という「臣下のありかた?」を良かれと思って言っている人もいて、これには私は「そうだ、そうだ」といえない残念さが残った。(ブログ主)
ブログのティールーム
本日はイタリアのローマ出身のメッツオ・ソプラノ、チェチ―リア・バルトリによるロッシーニ「踊り」をお聴きください。バルトリはヴェルディを歌うような劇的な声ではなく、歌唱の技巧を尽くしたロッシーニなどを得意とした名歌手です。現在はスイス在住、55歳
Rossini: La Danza