【北京五輪】2022、米が外交的ボイコットを発表。世界もその流れ/はたして日本政府は?/ヴァーグナー「ローエングリン」と奥山篤信氏の著作「エモーショナルな東京五輪観戦記」にある熱狂と透明な美学の共通点
2021.12.7【北京五輪】冬季五輪2022❗️米が外交的ボイコットを発表。世界もその流れへ…!果たしてそれで中国問題は解決するのか⁉️【及川幸久−BREAKING−】
米バイデン大統領はアメリカは北京五輪に選手は送るが政府高官は送らない、と決めた。日本もそうなるかもしれない。
中国共産党政権に対する精一杯の抵抗か?
かつて古代オリンピックでは戦争中「オリンピック休戦」の協定があった。これが現代のオリンピックにも甦っていた。
国連総会でもこれが採択されたが今回の北京オリンピックでは20か国が拒否、日・米・トルコなどである。
今回の五輪には一応外交的ボイコットで世界では「これでいいのか」という声もある。
周近平主席は「現代のヒトラー」とも・・・シットラー、と習近平とヒトラーをかけてそう言っている。
過去のベルリンオリンピックでいろんな条件で開催したが、その後、ナチスはポーランドに侵攻している。
周近平とリモートで米中会談で安定化させる目的で行ったが、習近平とバイデン大統領の間に「裏取引」があったのではないか?
開会式に米選手団が出るのか?もしかしたら開会式に米選手団はボイコットするのではないか?
中共は怒り、チャイナデーリーという中国のコラムニストが反発記事を書いているが「バイデンさん、そもそも米大統領を招待していないし歓迎もしていない。2018年ロスアンゼルス五輪があり、それを中国はボイコットするから、それを見るまで長生きしてくださいね」という内容のツイートをしている。
「選手を派遣しない」という完全フルボイコットは今のところはどこの国にもない。外交的ボイコットをするであろう、というのは米・英・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドはその可能性が高い。問題はヨーロッパの独・仏、そして日本はどうするのか?これらの国は中国と関係が深い、米同盟国の韓国は行くだろう。
ドイツはメルケルが首相だったら「外交的ボイコット」はしなかっただろう、新首相は中国に批判的。ドイツの産業界はドイツで儲けているのでどうするのか? 米のカンター選手は「全面ボイコット」を言ったが、選手たちこそ政治的主張をすることになるかもしれない。
五輪の場を借りて選手たちが政治的発言をすることになってきている。かつてメキシコオリンピックで黒人選手が黒い手袋をはめて抗議をした。
東京オリンピックでは「なでしこジャパン」の選手も人種差別のアピールをしていた・・・こうしたことが北京オリンピックでするかもしれない、その場合、選手の安全はどうなるのか?・・・ヒトラーのことを考えてもう一度話すべきではないか。(走り書き)
高市政調会長、北京五輪の外交ボイコット「打ち出すべき」 産経新聞
配信
自民党の高市早苗政調会長は8日、来年2月に中国で開幕する北京冬季五輪に政府使節団などを派遣しない「外交的ボイコット」について「賛同する。しっかりとした姿勢を日本としていち早く打ち出していくべきだ」と述べ、政府はボイコットに踏み込むべきとの考えを示した。 【表でみる】外交的ボイコット、各国の対応は? 高市氏が会長を務める自民有志の「南モンゴルを支援する議員連盟」などが国会内で開いた会合で明らかにした。 日本政府は北京冬季五輪への閣僚の派遣を見送る方向で検討している。
なお、先日発売されたばかりの奥山篤信氏の著書「エモーショナルな東京五輪観戦記」に、オリンピックの歴史的背景やどうあることがふさわしいのか、特定の政治色を超えて論じ、その五輪の本来の在り方はもちろんのこと、どのようにするのがふさわしいことなのか、書かれている。私のブログにも文の一部を寄せてくださった(これはまだ本が出ていない時)には、ヒトラー時代のベルリンオリンピックを映画にしたレニのそれからの人生や普遍的な芸術についてもう一度、ここに私のブログから転載してみます。
(奥山氏の最新著作本からの転載ではなく、私のブログに寄せられた、東京五輪の終了後のエッセイです)
>東京五輪の感動8
五輪記録映画<オリンピア>天才女流映画監督レニ・リフェンシュタールがナチス政権の宣伝に利用された、五輪の政治利用
〜ナチスの五輪であるベルリン大会1936年の記録映画というよりも芸術映画を作った天才映画監督のレニ、ナチスとの関係、ナチスの宣伝映画を作ったということで徹底的に死ぬまで叩かれ続けた彼女、俳優出身の美貌は建築家志望のヒトラーの芸術への愛着とも合致してそのプロパガンダに利用された。〜
なぜ僕がレニのことをこのシリーズで書いたのか、やや唐突に見えるかもしれないが、五輪から政治的ファクターを排除することが、ヒトラーのベルリン五輪や中国共産党の北京五輪の国威高揚のみが政治の目的であることが以下に五輪の原点から逸脱するかを経験している我々が、それを忘れて、再度世界的にはさまざまな宗教などあり、キリスト教的正義などは断じて普遍性を持たない、普遍性のある政治などそもそも存在しないのにもかかわらず、一部の選手が大袈裟なジェスチュアで何らかの政治目的(宗教性や人権問題も含め)に利用する姿は結局自己撞着に陥るにすぎないことを言いたいのだ!
深田女史「アフガニスタン、邦人救出遅れは憲法改正以前の問題」/亡国の選択、眞子内親王/奥山篤信氏「東京五輪の感動」8、遂に完結 - ベッラのブログ soprano lirico spinto Bella Cantabile ♪ ♫ (goo.ne.jp)
この本のご紹介について・・・好評発売中。卓越な文と名選手たちの美しい写真が数多くあります。
(全国の書店、アマゾンの他、下記リンクで購入先一覧があります)
奥山篤信氏の最新著作「エモーショナルな東京五輪観戦記」のご案内 - ベッラのブログ soprano lirico spinto Bella Cantabile ♪ ♫ (goo.ne.jp)
ブログのティールーム
本日は、ヴァーグナー作曲「ローエングリン」から・・・奥山篤信氏の著作「エモーショナルな東京五輪観戦記」の本の表紙からこのオペラのローエングリン登場の場面が聴こえてくるようです。
ブラバント公女エルザは、無実の罪を被せられていた。潔白の公女エルザを救うのは夢にあらわれた白鳥に小舟を曳かせ、角笛を備えた騎士だけだという。もちろん「夢」のことなど誰も信じない。ところが・・・あらわれるのである。
弱小の小国ブラバントの危機に、白鳥に小舟を曳かせた銀色の甲冑に身を包んだ騎士、名前はわからない。
その神々しい姿にブラバンドの民は讃えるが・・・公女エルザはその騎士の名前や出身を問うことを禁じられる。
はたしてその騎士の名は?
神々しいこの騎士は希望の光を持って登場し、やがて成し遂げられない失望とそれを建て直そうとした美しい志のまま、この地を去るが、それは限りなく人々に勇気を与える。天才の中の天才作曲家であり台本作家でもあったヴァーグナーの意図したものは、すべての勝利でもなくすべての敗北でもなかった。この作品は聴き手の心の琴線に響き余韻を残す。
奥山篤信氏の「エモーショナルな東京五輪観戦記」を読み進めるにあたって、このオペラとどこかでつながっているようなものを感じるのはなぜか? 五輪における感じ方・接し方など、おおらかでタブーや思い込みなしでごく自然にしかも思慮深くフィナーレまで描かれた美しい文を、そしてこの表紙を、「ローエングリン」のオペラと並行して感じていく醍醐味、これはさすが芸術家としての奥山篤信氏のきらめくような展開である。特に最終の章は歴史に問いかけた透明なまでの見解で魅了する。
・・・名ヘルデンテノールのジェームス・キングによる名唱をお聴きください。
騎士ローエングリンが登場して多くの人々や公女エルザ、国王ハインリッヒ(史実上、実在した賢王)の心をとらえる場面。
Lohengrin, WWV 75, Act I: Nun sei bedankt, mein lieber Schwan! (Live)