★ ブログ主、本日も疲労困憊
・・・世界と日本の情勢を憂う。世界情勢を語る篠原常一郎氏のお話は大切です。
地上波では報道されないニュース【NEWS常一郎】
タイムライン
4:49 オープニング
10:46 特集1 もりあがらぬ北京五輪、広がる”習ボイコット”・・・外交ボイコット、政府の代表団やスタッフは送らない。閣僚不派遣は米・英・日本・オーストラリア、カナダ等、この他にもある。また閣僚は派遣しない。各両府は県は日本、ニュージーランド、オーストリア(オーストラリアではない)など。
27:27 特集2 ウクライナ、カザフスタンめぐり東西対立エスカレート
学習塾熱は習近平が否定、学習塾産業を潰す、利用者の家庭は不安を持つ、中国は五輪で「完全ゼロコロナ」を目指すと情報操作、しかし西安などロックダウン、これに「近い状況の都市」も現れている。
2023年の習近平氏の主張・・・「愚かな独裁」と批判が高まっている。
中国共産党内部にも習近平に批判がでてきている・・・「毛沢東」を目指す習近平、しかしこの日から「鄧小平」を讃える論文が出てきた。(習近平批判)
★ 石平さんが語る中国の問題に注目
石平氏が述べていること・・・昨年1月から地方機関において習近平の意見を棚上げしてしまうのが24万7千。
中国共産党員末端の意見が習近平を批判か?
★ 上海の多くのもてなし飲食店街が廃墟になっている。経済でも習近平の策は失速。
岸田・茂木・林、公明党の山口氏らの「日米安保」より「親中」政策をしているのは、習政権の救いになっている。
★ プーチン・・・我々は核戦争も覚悟しなければならない、という発言。「ウクライナのNATO入り希望」について軍事的な措置でロシアの安全をはからねばならない、という。ポーランド、キエフを含むウクライナ、バルト三国の件。
アメリカの核はヨーロッパから撤退をラブロフ外相は主張。
ベラルーシにも2万人のロシア軍、ブリンケン国務長官は「このままでは以前に戻ってしまう」と欧州で発言。
ロシアが侵攻したら団結して厳しい処置を、というブリンケン国務長官はロシアのラブロフ外務大臣に述べる。
ラブロフは「ウクライナのNATO加盟は近い将来ではない」と外相会談で述べた。
ラブロフは米孤立をすすめようとしている。バイデン米大統領はかなり繊細な反応をウクライナの首相と口を合わせる。
バイデン政権はウクライナの親露に対して厳しい。これは「内政干渉」を拒むバイデン政権。
アメリカの民主党政権オバマ時代の外交失策がかなり暴露されているのでは?
ウクライナの政変など。
今回カザフスタンで明らかになったのは首都アルマ―タにあるアメリカが持つ「化学兵器」のことで親米派のカザフスタンの議長が逮捕された。
カザフスタンの報道によると(プロパガンダも含まれているかもしれないが)人体実験の疑いが報道された。
ロシアはこれを使って報道、旧ソ連諸国では20数か所の化学兵器、ウクライナ13,ウズベクに7,アゼルバイジャンに1,ジョージアに1,これについて米から反論はない。無視されているのかもしれないが。かなりアメリカの弱みになっているのではないか? ヨーロッパでは「当事者紛争」となってきた。
国境の問題ではそれに「左右されない」国が裁定に参加してきた。日本もこれに参加すべき。
日本のステンレス業界はカザフスタンからクロームを多く輸入している。
44:23 特集3 「進学」でも不協和音、遠のく「皇統安定維持」議論
1月18日に衆議院で開かれた「有識者会議」、その中で重要な内容があった。「皇統の維持」は事実上棚上げされた。
悠仁殿下の同世代の旧皇族の多くは女性である。3つの提案の中で、女性皇族が結婚後も皇族で活躍、そして「養子縁組」を可能にし、旧宮家の意志とは関係なく皇族になるという意見、立憲民主党と自民党が出席の中での発言。
渡邊よしみ氏は「側室から生まれた婚外のお子さんが継承者になることはないのか・皇室財産が豊富にないと・・・」と発言。現状では悠仁親王殿下まで皇位継承が決まっているので棚上げ。女性宮家になればKKのような人が皇族になってしまうのではないか、と問題再燃を恐れて「宮家」をこの問題から外したのではないか?野田元首相が「女性宮家」の問題、女性皇族の家族の位置を明確にすべきという。女性宮家としてその家族が使うおカネのことを明確にせよと言ったが、政府側の説明は「次世代の皇位継承者がいらっしゃること」、有識者会議ではヒヤリングを行っていて「皇位継承」は悠仁親王殿下で決まっている。秋篠宮家の問題では悪い例が示されている。
例えば今回、筑波大付属高校に悠仁殿下が進学され、やがて東大にも・・・という話があるが、国民の懸念を端的にしめしたのが小室夫妻の結婚である。これについてきちっと話をしたのが日本共産党である。
穀田・田村議員らが国会での話に出ているが、翌日に小池晃議員が後出しじゃんけんのように「憲法」とのかかわりを話した。
59:43 ☆「めぐみへの誓い」海外上映で岸田総理「協力」指示
1月20日に維新の馬場共同代表が海外上演で「めぐみへの誓い」海外上演を提起、政府はこれに協力できない理由があるのか?と迫った。岸田総理は「指示をした」と。
1:03:23☆旧N国党首、NHKへの犯罪行為、「有罪判決」
まともな倫理観のない立花氏の愚かな行為の数々と暴力「有罪」。
1:06:41 ☆中国「キツネ狩り」で、海外から1万人を連れ戻し
元警察の坂東氏にも相談したが、東京都内で中国の特定の指示を得た人たちが数多くいる。
そして中国政府は、チベット・ウイグル・はじまった朝鮮族に対する弾圧、
中国に捕われている日本人、香港で中国批判をしていた出版社責任者が逮捕・連行されたことなど。
イギリス映画『キングスマン:ファースト・エージェント』原題『Kings Man』2021
~友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。(新約聖書ヨハネ15:13)~
今回の作品『キングスマン:ファースト・エージェント』は、第一次大戦前夜の歴史を舞台に、イギリスのスパイ機関「キングスマン」の誕生秘話が描かれている。作中には、帝政ロシア末期の怪僧ラス・プーティンにまつわる出来事や、ドイツによるアメリカの参戦阻止を狙ったウイルソン大統領へのハニー・トラップが描かれていたり、陰謀論や謀略説と史実が織り交ぜられている。監督のマシュー・ヴォーンによる新しい映画世界の開拓だと評価したい。
日本の世界史教育では、第二次大戦に重点が置かれ、第一次大戦の扱いが少ない。
しかし、第一次大戦は、ヨーロッパにおける君主制の消滅をもたらし、ロシア革命のきっかけにもなった。
かつての世界秩序が破壊され、その後、社会主義が世界を席巻する契機となるなど、実に多くの影響を世界に及ぼしている。
戦場では、戦車や飛行機、毒ガスなどが用いられ、20世紀の戦争システムが作られた。新兵器の登場により、凄惨な人的・物的被害が出たため「戦争そのものを『非合法化』することで抑止しよう」という思想が芽生え、戦後「国際連盟」や「不戦条約」といった国際協調によって戦争を抑止する枠組みが作られた。
キリスト教世界では、神が存在するならば、なぜ神は人間悪といえる破壊と残虐の惨禍を防げなかったのか、という疑問が生じ、その疑問は無神論へと通じていった。一方では、共産主義が勢力を得るとともに、ナチズム・ファッシズムが台頭し、世界は第二次大戦というさらなる破局へと向かっていった。
第一次大戦時のイギリスでは、「ノブレス・オブリージュ」を果たすために、オックスフォードやケンブリッジの学生が戦地に赴き、塹壕戦の中で〈虚しく犬死〉を遂げた。多くの優秀な若者が死傷したため、イギリスの衰退は加速した。
ノブレス・オブリージュは、倫理的な議論では、特権はそれを持たない人々への義務によって釣り合いが保たれるべきだという「モラル・エコノミー」という概念が用いられる。主に富裕層、有名人、権力者、高学歴者が「社会の模範となるように振る舞うべきだ」という社会的責任だが、いまや世界の指導者の責任感は希薄になり、指導者の誇りや矜持などは皆無だ。それどころか、エゴイズムなる金欲と権力欲のみが存在している。
ノブレス・オブリージュの核心は、貴族に自発的な無私の行動を促す明文化されない不文律の心理的な自負・自尊であり、現在でもイギリスの上流階級には根強く存在する。両次の大戦には、多くの王室や貴族の師弟が従軍し、第一次大戦では死傷者も出ている。
日本でもかつては、皇族男子が軍務(近衛師団など)に就いた。中には戦傷を負った皇族もいた。また皇族女子も日本赤十字社などの機関での貢献を求められた。
戦後の自虐史観のためか、日本人は軍隊に対する拒否感が強い。しかし、皇族の子女が慈善団体や平和団体の名誉職に就くよりも、防衛大学に進み、過酷な訓練生活を自衛隊員と共に送り、直接国の安全保障に関われば、国民はその行動にきっと感動し、共感するのではないだろうか。
現代科学の進歩は宇宙の広がりを超えて、何が真実か何が事実かをほぼ解明している。
その一方で、国民の安寧を祈るいわば〈祈祷師〉が天皇陛下の歴史的役割だと言われても、そのような形而上学的な世界は普遍的な価値として未来永劫、国民の間に存続しえるのだろうか?
皇室について議論する際には、国民の税金が基になっている以上、モラル・エコノミーの概念も加えて行うべきだ。皇室の未来のために。
★ 「月刊日本」で好評の奥山篤信氏の映画評、この文章が素敵で、さっそくyoutubeの予告編を見たのだが、コワイ映画の雰囲気、しかしバックに流れるのはチャイコフスキー「大序曲 1812年」である。
最強“死のダンス” 映画「キングスマン:ファースト・エージェント」本編映像【血祭りアクション】編 12月24日(金)公開
私はこの映画を見ていないが、奥山篤信氏の秀逸なる解説に感動して、この文の転載をお願いした。
ブログ主・・・この映画評は単なる「評」ではない。
現実の欺瞞や一部の権力者の高慢さを批判することが少しづつできなくなってきた「厳しい批判」が込められているのだ。
奥山篤信氏の卓越した脳内から書かれる内容は、多くの哲学書にあるような難しくしたものではない。
それさえ、一瞬のうちに喝破される「直感」と「美学」、そして正確な「事実確認」を込めたものだ。
19世紀のヴァーグナーの楽劇と、ウイーンでもてはやされたヨハン・シュトラウスのオペラは「全く両極端」であるかのように思えるが、実は巧妙に一致しているのだ。その周辺を後のリヒアルト・シュトラウスが迷い込むように描いているのだと思った。(ヨハン・シュトラウスとリヒアルト・シュトラウスとは別人)
ブログのティールーム
大金持ちで退屈しているオルロフスキー公は贅沢なパーティーを開く。祖国ロシアを離れてウイーンで華やかで刹那的な生活を送る公爵はお客に強いウオッカを無理強いする。この役は若い青年貴族としてメッツオ・ソプラノが歌うが、哲学者の指揮者ベームは、ヴァーグナー歌手のヴィントガッセンに依頼した。
私はこれを見て度肝を抜かれたが、評論家の吉田秀和氏は「ヴィントガッセンを起用することで、故国ロシアへの郷愁がそれとなく出ている」というのである。このころはハプスブルグは衰え、貴族たちはかつてのような裕福ではなく、それでいて働くことをヨシとしない風潮であった。ヨハン・シュトラウスでさえ、ロシアの裕福な依頼者からの仕事を当てにしていたほどだった。下記はヨハン・シュトラウスのオペラ「こうもり」から、オルロフスキー公を歌うヴィントガッセン。
Die Fledermaus, extraits acte II
★ 「新しいバイロイト」として戦前・戦中のマックス・ローレンツにかわって、ヴォルフガング・ヴィントガッセンが
ヘルデン・テノールとして第一人者になった。ヴァーグナー「ローエングリン」から。
Wagner: Lohengrin / Act 3 - "In fernem Land, unnahbar euren Schritten"
奥山篤信氏の最新著書「エモーショナルな東京五輪観戦記」、この表紙はローエングリンを彷彿とさせる。
話題の本です。