ロシア軍撤退後も凄惨な状況 米CNN「5月に勝利宣言か」
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前線へ送られるロシア兵の現実 ―「兵士の母の会」の告発(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
前線へ送られるロシア兵の現実 ―「兵士の母の会」の告発
兵士の母の会の告発よりダイジェスト
◆戦闘員の実態について・・・徴兵対象者が前線に送られることはないというのは誤解だ。数カ月後には前線に送られる可能性がある。以前から、徴兵対象者に圧力がかけられ入隊契約を結ばされることがあった。心理的圧迫や、時には暴力で契約書に署名させられるケースが跡を絶たず、特に最近はこうした、「本人の意思」でない入隊契約が増えている。
◆徴集兵が契約に署名しない場合でもウクライナの前線に送られることはあるのか?・・・いまは誰でもが前線に送られかねない状況だ。誰が志願兵で誰が徴集兵かなど、軍当局では誰も気にしていない。2008年のジョージア紛争の際にも南オセチアに徴集兵が送られた。憲法には良心的兵役拒否の項目があるのだが。 「母の会」にも手紙がたくさんきている。ある女性は、「自分たちにはチェルニヒウに親戚がいる。もし息子がウクライナに送られることになったら耐えられない」と書いてきた。以前はロシアにもジャーナリズムがあったから、情報発信の場があったが、いまは会の活動を広報する場もないため、兵士の母親や妻たちはどこに照会していいのかわからない。捕虜になったか、戦死したのか、国防省に照会しても取り合ってくれない。ようやく国際赤十字委員会がその作業を肩代わりし始めたところだ。
◆戦場に送るには命令書が必要だが・・・兵士を戦場へ送るには、本人を前にして命令書が読み上げられなければならない。もし彼らがどこへ連れていかれるのかわかっていないというのなら、それは彼らに対して命令書が読み上げられていないということだ。 今回は今までの紛争や戦争と大きく異なっている。まず戦闘の範囲がずっと広い。両軍の兵士の数が多い。そして破壊の程度がすさまじいことだ。チェチェン紛争でも首都グローズヌイは廃墟になったが、長い時間をかけてのことだった。 以前は「母の会」が捕虜になった息子たちを連れ戻したこともある。ロシア軍も協力的だった。しかし今は何もかもが違っている。この活動を30年やっていて、初めて恐怖を感じている。プーチン大統領が核の使用さえちらつかせて脅しをかけているからだ。
◆ロシア軍の兵士の死者数は?・・・正確にはわからない。ウクライナ側から提供されたリストしかない。そこには名前もあるので信頼できる情報だと思う。 住民のための人道回廊が話題になっているが、死んだ兵士や捕虜を回収する、戦場の人道回廊、一時的な停戦が必要だ。遺体は戦場に残されたままになっている。不思議なことにロシア側がウクライナ軍の死者をどうしているのか、捕虜をどこに収容しているのか、まったく明らかになっていない。明らかにすべきだ。
◆なぜ、兵士の両親らは声を上げないのか?・・・ロシア国内でウクライナの戦場の実態が伝えられていないからだ。もし戦場の動画がアップされ、テレビでも流れるようになればはじめて気づくのだろう。ある地方の18歳の徴集兵たちがまとめて部隊に入れられ、どこか戦場に送られるのを知って、母親たちはようやく、何か変だ、と情報交換をするようになり、事態が急変してからやっと、まとまって市や州やモスクワに陳情にいくことになる。それぞれがバラバラである間は動かない。
リストから息子のいる部隊がわかったとしても、「詳細なデータをくれ」と親に言ったところで、誰も送ってこない。 わたしは兵士の親たちが抗議行動を起こしたりすることには期待していない。ロシアでは社会的意識がたいへん弱いのだ。 ロシア政府は、戦死者の数を正式に発表して弔意をあらわしたことのない政府だ。戦死者も負傷兵も戦場に残されたまま、「行方不明」とされて終わりだ。わたしは、早急に死者の遺体、捕虜の交換をすべきだと思う。十字架を立ててやれないまま、名もなく朽ち果てていくことを見過ごすわけにはいかない。
◆戦死の一時金は500万ルーブル・・・今回の「特別軍事作戦」で死亡した兵士の家族には500万ルーブル(約690万円)が一時金として支払われることになっている。保険金、補償金としては家族に742万ルーブル(約1023万円)が支払われる。合計で1242万ルーブル(約1713万円)だ。国防省が保険をかけている。また負傷の程度に応じて保険も支払われる。しかし国防省に資金はない。多くの人は「行方不明」とされ「死亡」したかどうかわからないままになってしまう。
◆誰がウクライナで戦っているのか? 職業軍人か徴集兵か・・・兵士は志願兵も徴集兵も手あたり次第にウクライナに送り込まれている。去年の11月に徴集された兵士たちは、1カ月の訓練期間があるにもかかわらず、2週間でウクライナ国境付近の演習に送り出された。1996年には6カ月以内の軍務転換は禁止され、2014年にもこの規則は確認されている。しかし実態はこうだ――「ほらここにペンと紙がある。志願兵になる契約書に署名しろ」。
◆「特別軍事作戦」の行方・・・チェチェン紛争当時の1995年には全ロシアでたくさんの「母の会」が作られた。チェチェン側にもロシア側にも医薬品や食料などを届けることができたし、州知事たちもバスやクルマを用意してくれた。
戦争を止めることができるのは軍最高司令官のプーチンだけだ。
しかし今回の「特別軍事作戦」の大統領令さえ、わたしは見つけけることができなかった。極秘にされているのだ。
「戦争犯罪として捜査を」トラス英外相が非難声明
【ロンドン=板東和正】ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊で多数の市民の犠牲が伝えられていることを受け、英国のトラス外相は3日に発表した声明で「罪のない市民に対する(露軍の)無差別攻撃は戦争犯罪として捜査されなければならない」と指摘した。英国は国際刑事裁判所(ICC)が進める捜査を全面的に支持するとの立場を示した。
トラス氏は声明で、露軍によるウクライナ侵攻を「違法かつ不当」と非難した上で「侵略軍が行った恐ろしい行為の証拠が次々と明らかになっている」と指摘。「ロシアが、残虐行為への自らの関与を偽情報の発信によって隠蔽することを許してはならない。ロシアの行動の実態が明るみに出るようにする」と強調した。
また、「プーチン(露大統領)の資金源を断つ」として、対露制裁の強化の必要性を改めて強調。国際社会がウクライナへの軍事支援や人道支援を継続することも不可欠と訴えた。
ロイター通信などによると、フランスのルドリアン外相も3日、ロシア軍の行為を「戦争犯罪に該当する」と指摘。責任者が裁かれ、処罰されるよう取り組むとした。
ウクライナ・キーウ近郊の惨状 各国「戦争犯罪」非難
ロシア軍からの「解放」が宣言されたウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャ。欧米メディアは3日までに、路上に市民の遺体が放置されるなどした惨状を伝え、各国からはロシア軍への非難の声が上がっている。
米CNN(電子版)などによると、ブチャの路上には少なくとも民間人20人の遺体が散乱。うつぶせに横たわっていたり、口を開けてあおむけに倒れた人のほか、白い布で両腕を背後に縛られていたり、自転車に乗ったままの姿勢で倒れている人もいた。
ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は、犠牲者の中には性的暴行を受けた後に焼かれた女性もいたとし、「戦争犯罪であり、人道に対する罪だ」ととがめた。
フランスのルドリアン外相は「大規模な迫害だ」とし、ドイツのベーアボック外相は「耐えられないものだ。これらの戦争犯罪の責任は問われなければならない」とそれぞれ非難した。(産経)
ツイートより
ナザレンコさんのツイートで以下の文章と画像(あまりにも酷いので貼りませんが もしロシアが北海道侵攻したらと思うと恐ろしいです
(・・・画像は載せられない・・・)
ドイツの「アルゲマイネ」紙もこの恐ろしい現場を写真入りで報道しています。(この写真はだいたい想像できます)
Man kennt es aus Grosny und Aleppo: Massenmord, ein Kommentar von Michael Hanfeld
これはキーフ(キエフ)近郊
数日前に投稿した角茂樹元ウクライナ大使と共に、近年のウクライナを直接見てきた方が自分の目で見た事実を伝えています。(当然ですが・・・あの馬淵元大使とは全く違いますね)
ロシアは「軍隊の撤退」という義務を果たしていない。「ウクライナはミンスク合意を破った」というのは正確ではない。
ソ連時代に開発された施設を、アメリカが管理してきた。そのために多くの資金も投じてきた。これが事実である。