ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

マリオ・デル・モナコ東京でのリサイタルで~レオンカヴァッロ作曲『道化師』より

2015年02月27日 | オペラ
 
★ かなり古い録音録画で最初のほうは雑音があるが、圧倒的な歌に引き込まれてただ息をのむだけ・・・
  マリオ・デル・モナコの喉はどうなっているんだ、ってコメントが流れているけれど、ステージのために一日中無声音で話し、喉をかばってきたし、歌うだけのために全存在をかけてきた凄い生活だった。「修道僧のようだ」ともいわれた。
出番が近づくと極度に怖れ、「帰る!もう歌えない」といい、夫人に蹴飛ばされて舞台に出たのは有名。しかし一声で聴衆を魅了。


マリオ・デル・モナコ:レオンカヴァルッロ作曲『道化師』~ごめんください、皆様方。



★ もう一曲、ヴェルディ『マクベス』よりマクダッフのアリア「ああ、父の手は」 

シェイクスピアの「マクベス」をヴェルディが作曲、マクベスに妻子を殺された武人マクダッフが「ああ、父の手はお前たちの盾となれなかった、神よ、ご照覧を、必ずこの仇はとります」と誓う。マリオ・デル・モナコがいつも好んで歌うアリアだった。
第二次世界大戦に敗戦国となったイタリアは、兵役を終えてオペラ界に再び現れたマリオ・デル・モナコの悲壮で誇り高い英雄的な声に歓喜した。


 La paterna mano - Mario Del Monaco





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