★ 毎日、心に浮かぶのはマスネのオペラ『ル・シッド』である。
レコンキスタ(失地回復)のヒーローだ。
スペイン語のラジオ講座は毎月スペインの叙事詩『Cantar de mio Cid(わがシッドの歌)』が連載されている。昔、スペインの吟遊詩人が詠った叙事詩。
それも興味深い。
『ル・シッド』のアリアは、コレッリ、デル・モナコ、ベルゴンツイ、ドミンゴ、カレーラス、シモノー、アライサ、
その他 聴き比べたが、今のところ情熱と一途さでコレッリ、輝かしい声と豪胆さでデル・モナコと思っている。
しかし、「スパニッシュヒーロー」と言ってこの曲を誰よりも数多い回数を歌っているスペイン人歌手のドミンゴ、
彼はこの曲を愛してやまないのであろう。
また演奏の年によって同じ曲・歌い手でも違ってくるし、それぞれ感動がある。
では、プラシード・ドミンゴが歌う『ル・シッド』から「至高の審判者である神よ」、名剣ティーソナを携えて祈る。(歌詞はフランス語)・・・ル・シッドの名剣ティソーナは11世紀ムーアで鍛えられたものと1999年に分析され、今はブルゴス博物館にある。
Placido Domingo - Le Cid - O Souverain
★ 先月からフランス語のレッスンに通っている。
そして耳に慣れるためにyoutubeで往年の名優、ジェラール・フィリップの演じるコルネイユの劇で『ル・シッド』からモノローグを聴いた。この純情さと情熱はオペラのフランコ・コレッリを彷彿とさせる思いだった。
G�・rard Philipe - Le Cid - Acte 1 sc�・ne 6 (les stances)
・・・クリックすると「youtubeでご覧ください」と出てくるので、次にそれをクリックしてください。
★ なぜ『ル・シッド』を聴くのか
・・・それは愚かな権力者のいわれなき嫉妬を受けながら、レコンキスタ(失地回復)の為に誠意を尽くし、自分を貶めようとする王への不信感もありながら、それより国を想う強い心に感動し魅かれるのである。
日本は北朝鮮に拉致された方々を救出すること、そしてレコンキスタとして竹島・北方領土、
もちろん尖閣もチャイナの魔の手から護らねばならない。