★ ニコニコ動画って過激なコメントがたくさん流れるが、オペラを見た。
字幕の和訳がなんとものすごい関西弁、モーツァルト作曲のこのオペラ、夜の女王という恐ろしい魔女が、善良な娘に「ザラストロを殺せ!」と命じる。
嘆く娘パミーナ、ところで娘役の歌手の方が母親役の夜の女王より年上。
それにしても、怖ろしい魔女である夜の女王を歌うソプラノのダムラウさん、渾身の歌だが、まさか日本でこんな動画になっているとは思いもしないでしょうね。私も恥ずかしい、ひどい関西弁の字幕。
・・・でもダムラウはこの役を歌って最高ですね。
まともな和訳だったら「娘よ、もうお前は私の子ではない」「おかあさま!」というのが「わい」とか「おかん」とか・・・
漢詩でも関西弁の訳があって大笑いしたけれど、関西弁って・・・本当はこんな「吉本」のようなひどい言葉ではない、
谷崎文学の関西弁は美しい(念のため)
歌劇「魔笛」より夜の女王のアリア2
★ 上の動画はステージの実演だが、下記の動画はダムラウさんのCDの録音風景、素顔はこんな美人
指揮者が「ハリー・ポッターに似ている」ってコメントがあるけれど、ニコニコ動画のコメントはクラシックでも面白いですね。
「魔笛」夜の女王のアリア録音風景(ソプラノはダムラウ)
★ モーツアルトではこんなに素晴らしいのに、ヴェルディの「トラヴィアータ」(ミラノ・スカラ)では、ミスキャスト、
ヴェルディ声ではない。ヴェルディを歌う声の質ではない。そこが歌の国境か・・・。
のではないと思いますよ。
良く知って歌詞も熟知して、そして楽しんでいる、
漢詩も李白や杜甫をはじめ、「関西弁」で訳している
サイトがあって、それも楽しいですよ。
そうお思いでしたら、あなたさまのご意見ですので
ご自由ですが。