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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

クライン孝子氏が日本の為に説かれたこと。宮崎正弘氏「北朝鮮を支援しているチャイナ」、ところで「スパイ防止法」もなくてなぜ「共謀罪」が先?

2017年05月25日 | 政治

★ クライン孝子氏が書かれた文は今まで「ドイツを贔屓にして」という狭い受け取り方をする人がチャンネル桜のコメント欄にもよくありましたが、今、日本が周辺国、とりわけ北朝鮮の脅威を目の前にして、また「朝鮮総連」の日本敵視のもとに多くの工作員の跋扈、拉致被害者を救出できないのも、スッキリしない今までの政府の対応など、虚心坦懐に読むべきと思うのです。下記の文はクライン孝子氏のメールマガジンに転載されています。

◆◆ 表現者55号 第1回
=クライン孝子の情報戦略「あまりにも大きな日独間の隔たり」=
「 テロリストへのアメとムチ」
表現者55号 第1回

 私がテロ活動に関心を持った最初のきっかけは「60年安保」もあった。
地方の片隅(岐阜県下)にいた私など知る由もなかったが、、実はこの時期、司令塔
賭して先頭に立って指揮をとっていたのが、日本共産党と袂を分った「共産主義者同盟」で、このグループが「全日本学生自治会総連合」に動員命令を掛け、最終的にはでも対の国会突入を指揮したとのことだった。

 その後、1964年の東京オリンピック開催を機に、日本中がいっせいに五輪一色に染まり、はたまた、世界最初の試み、東海道新幹線運航開始で、高度成長のアクセルを踏み、経済と異国へのまっしぐらに突進しはじめるや、あれほど盛り上がったはずの「60年日米安保反対闘争」はまるで嘘のように収まり、静まりかえってしまった。

 「全学連世代」の一人として、当時全学連中央執行委員を務め、逮捕去れた挙句、7年に及んで、法廷闘争に巻き込まれ孤軍奮闘されていたかの著名な評論家西部 邁氏は、その後、インタビューで、
「ぼくはマルクスなんて何一つ勉強しないで(=学生運動?)やっていた。
もちろん、斜め読みぐらいはしたが、本格的に読んだのは、逮捕されたあと拘置所の中です。そこで、資本論を読んでみて,改めてくだらないと思ったんですよ」(産経新聞「総括せよ! さらば革命的世代」)
 私もその一人だった。 (というよりも、西部先生のようにマルクスの「資本論」を読破する気力などまるでなく、ほんの一部を斜め読みしただけで、本棚の片隅に追いやり,ホコリまみれにしてしまった。)
 加えて、当時、幾人かの地方大学における赤軍闘士学生に接近し、その思想の一端を見聞きするにつれ、「なあんだ。これって単なる『テロごっこ』ではないの」という印象を持つに至ったからだ。

 けれども、この「60年安保」闘争こそが、形を変えはしたものの、何とその後、国際社会をも驚愕させる「70年安保」に発展するテロ活動の起爆剤になったことは、ほぼ間違いあるまい(と私は観察している)
 中でも、1969年8月に結成された革命組織「日本赤軍」の暗躍振りには,目を見張るものがあった。
 何しろ、日本国内における革命運動はもとより、その延長線上において正々堂々と国際テロ組織とタイアップし、国際社会におけるその筋で、一躍衆目を集めることになったのだから。
 ところがその成れの果てはいかなるものだったか。
 結成後、約30年余経た2001年4月、、日本赤軍最高リーダ、と結うよりボスだった重信房子(大阪に潜伏中、逮捕され、その後懲役20年の懲役刑を言い渡され、現在服役中)が、2001年4月に、獄中から「日本赤軍としての解散宣言」を行ったことで、あっけな幕切れとなってしまった。

 その点、「ドイツ赤軍」のテロ活動はしたたかだった。
「ドイツ赤軍」第一世代が、極左地下組織を結成したのは1970年5月半ばごろだった(といわれている)。
 彼ら、「ドイツ赤軍』の攻撃のターゲットは、
1)西ドイツ政府公共施設や米軍駐留基地や軍施設。
 それに
2)政府や財界、官界、アメリカ軍の要人
 とりわけ、後者に関して、今日、明らかになっているだけでも、彼らの手に掛かって犠牲となった市民は34人、テログループは20人で、重軽傷者に至っては、おびただしい数に至っている。
 だが、この残虐な「ドイツ赤軍」に対する西ドイツ政府と警察、さらには連邦軍という官憲による対処も、彼らの背後に東ドイツ政府並びに、かの名だたるシュタジーなる秘密警察が糸を引いているとキャッチしていたこともあって、情け容赦なく熾烈なものだった。
 その典型的な一例が、1977年における日独赤軍の政府との戦いに見られたのだ。

 日本で「日本赤軍」によるかのユウメイなダッカ日航機ハイジャック事件が発生し、その際、当時、福田 赳夫首相は、「人命は地球より重い」とのたまわり、超法規的措置により、テロリストの要求を全面的に呑み、身代金の支払いとメンバー引渡しにゴーサインを出したのは、忘れもしない。1977年9月28日のことだった。

ちょうどその頃、西ドイツでも、赤軍「第一世代」の中心的メンバーが次々と逮捕され、まさに世界一強固で、ねずみでさえ一度入ったら外に出られないといわれた南ドイツ在シュタムハイム刑務所に収監されていた。

 そこで第二赤軍世代が、企んだのが彼らをいかに釈放するか。それには、その交渉手段として、西ドイツ経営者連盟会長シュライヤーを誘拐することにしたのだ。
 シュライヤー会長が誘拐されたのは9月5日だったというから、例のダッカ事件発生約3週間前のことで、その際、「ドイツ赤軍」は日本同様、 
その1)シュライヤーと引き換えに、シュタムハイム刑務所収監の第一赤軍世代幹部ら11人の釈放
 次いで
その2 身代金1500万ドル(日本赤軍は600万ドル)要求したものだ。
 彼らの念頭には、日本政府が、ダッカ事件で、「日本赤軍」に全面降伏して、要求全手を呑み、テロリストたちを解放したニュースがあり、同じ手口を使えば、西ドイツも降参するに違いないとタカをくくっていたのだ。


 ところがさにあらん、当時の西ドイツ首相シュミットは、何と、社会民主党政権下の首長でありながら、
「国家がテロリストに降伏しては国家は成り立たぬ。したがって、テロリスト如きに屈服するなどもっての外。交渉など一切しない」と福田首相とは全く正反対の対応をし、彼らの脅迫を撥ね付けてしまった。、
 逆上した彼ら赤軍テロリストたちは、次に打つ手段として、ドイツ政府により強烈なパンチを食らわすために次なる手段として、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)の手を借り共闘することで、ハイジャック事件を起すプランを仕組むことにした。

ルフトハンザ航空181便がスペイン・、マヨルカ島出バカンスを満喫下休暇帰りの乗客86人と乗組員5人をのせ、帰路フランクフルトに向かって離陸したのは10月13日のことだった。
そのとたん、カップル2組を装って搭乗した4人組のテロリスト立ちによるハイジャックが発生したのである。
この事件を知った西ドイツ政府は、時間稼ぎをしながら、密かに特殊部隊GSG9を現地に派遣し、絶好のチャンスと判断するや、機内突入を実施、ハイジャック犯3人を射殺し(最後の日とり派、一命を取り止めた)。っ乗客乗員を無事救出した。
ちなみにこのハイジャック失敗の知らせに接した第二世代「ドイツ赤軍」は、その報復として、虜にしていたシュライヤー会長を直ちにに殺害した。
一方、政府側は、収監中の「第一位世代」に対して自殺を促している。

ここで何が言いたいのか。読者は、既に理解していただけたのではないかと思う。
つまり、平和ボケ日本と、そうでないドイツのテロ処理の仕方の相違にある。
 ドイツは、何よりも、テロリストなる敵を摘発するテクニックに長けている。したがって、『アメとムチ』の使い分けなど朝飯前といっていい。
 そう。当時の「ムチ」は「ドイツ赤軍」の核を徹底的に壊滅させることにあったのだ。具体的には、シュタムハイム刑務所に収監されていたテロの核細胞とも言うべき「第一世代」の生還を許さず、したがって、彼らを自殺に追い詰めることで抹殺し、のこりのテロリストにおいては国際テロリスト捜査チームを立ち上げテ、徹底的に追跡しお縄にするという。
 一方「アメ」では、比較的温和なテロ活動家には、時間やカネ、地位を彼らの花にちらつかせ、社会への復帰を促し手を貸すことにしている。
 そのノウハウだが
一つは、仲間を裏切る行為を奨励する。つまり、スパイになることなのだが、その成功報酬を約束すれば、政府の思いとおりになるというのだ。たとえ昔の仲間とペアになって、二重スパイになることがおきても、直ちに処分するようなマネはしない。逆二重スパイの得点=能力を生かして、知らぬふりをして泳がせ、敵側の貴重な情報を入手し、テロ活動退治戦略に役立てる。

 体制側にとって何よりも拙いのは情報入手が途絶し、操作に支障を来たして動きが取れなくなってしまうこと。
 今一つ特筆すべきは,ドイツではこのテロ活動が、あろうことか。その後の政党活動として議会政治の中に、巧みに組み込まれ生かされることになったことだ。
 暴力では、民衆の理解を得られないと彼ら!
やがて、「環境問題」に目を付け、1979年に新党「緑の党」を立ち上げたからで、やがて、1983年には、連邦議会で議席を獲得したばかりか、1998年には、何と社会民主党と連立政権を組み、環境政策を進展させるなか、閣僚の中に外務大臣+副首相を兼ねるフイッシャーや赤軍裁判で、彼らテロリストの弁護士を引き受けたシリーが内務大臣に就任している。
ちなみにフイッシャーに至っては、1975年まで、左翼過激派団体「革命闘争」のメンバーの一人で、デモにあっては何度も警官と衝突し、火炎瓶を投げたり、警官の頭を殴るなどして、警官数名に怪我を負わせたものだ。
 流石に、戦後、第二次世界大戦で敗戦国となり、戦争に負けたがゆえに、東西国家に分断され、冷戦の最前線で血みどろな情報戦を戦ってきたドイツであり、それだけに情報大国としての威厳がある(というのは単なる私の思い込みであろうか)。

 一方、日本はいかばかりであったか。
 せっかく日本でも、従来の日本の政治に飽きたらず、その不満をテロ活動に託し、日本社会の変革に一石を投じようと左翼をスプリングボードに立ち上がった彼ら! だったにも関わらず、その終焉たるや、内ゲバや海外逃亡、相次ぐ逮捕で,その後はなかず飛ばず、まるで火が消えたように、しぼんでしまった。何しろその大半はせいぜい、大学周辺で、過去のできごととして、学生相手に回想録を語るのが関の山になってしまった(らしい)からだ。

 これには政府やマスコミ、それに取り締まる警官にも責任の一端があるように(私には思えてならない)。
 真に日本国家のためを思い、強靭な国家を構築する意志があったならば、こうしたヒネクレタ若者をじつに巧妙な方策で利用することも出来たろうに・・・
 かつての西ドイツがそうすることで、成功したように。
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◆◆ 表現者73号予告

ークライン孝子の情報戦略「あまりにも大きな日独間の隔たり」ー 
=英国の近代史を彩る怜悧極まる外交策略=

★ 歴史的にも国境を他国と接し「危機」に慣れたドイツはこうしたことに慣れていない温和な日本とは大いに違う。
クライン孝子氏のこのような怜悧な考えは、満州から必死の逃避行のなかで信じられない光景(共に逃避行をする日本人の為に、泣く赤ん坊を殺さざるを得ない母親、それを非日常の世界の中で何もかも超えたもの、しかし未だにその光景を忘れるどころか深く傷ついたままの心は「涙」すら超越したもの。
これらがクライン孝子氏の心の底にあり、きれいごとでない世界を語るのでしょう。




★★ 宮崎正弘氏からのメールマガジン、「チャイナ」の動き、やはり「北朝鮮」に加担していたのでしょうね。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月26日(金曜日)
      通算第5305号   <前日発行>
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 GPS(衛星測位システム)を持たない北朝鮮がミサイルの命中精度をあげた?
   背後に中国の衛星ガイドシステムの支援があるのではないのか?

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 北朝鮮のミサイルの脅威が論じられているなかで、一つ重要な要素が話題になっていない。つまりミサイルの命中精度向上は、いかなる技術によるものなのか、である。
 北が連続的に打ち上げているミサイルは標的にほぼ正確に命中させたとされる。この成功には宇宙に浮かぶ衛星の誘導が必要である。

 北朝鮮はそうしたシステムを持っていない。
 2014年に北朝鮮から中国に派遣された専門エンジニアは、宇宙衛星による測位と、誘導技術をいかに応用し、ミサイルに利用するかの訓練を受けている。
中国が独自に開発した誘導システムは「北斗1」と「北斗2」(コンパス)といわれる。

 米国とEU、ならびにロシアのシステムは一般的に「GLONASS」と呼ばれ、北朝鮮がこのシステムに悪のりしている可能性は捨てきれないものの、消去法で考察すれば、やはり中国のシステムへの依拠であると専門家はみている(アジアタイムズ、2017年5月24日)

 ロシアは北朝鮮の核実験以来、核とミサイル関連のシステムや部品、技術の輸出を禁止してきた。けれどもロシアの開発したGLONASSの関連装置、部品まで制裁の対象となっているかは不明である。

 4月に米国はトマホーク・ミサイルをシリアへ撃ったが、これらはトマホークが内蔵する誘導装置と、宇宙に浮かぶGPSが地中海の洋上にあった駆逐艦からのミサイルを正確に標的に導いた。

 さて中国は欧米ならびにロシアの測位システムとは異なった、独自開発の「北斗」シリーズを構築するため、これまでに20個の衛星を打ち上げており、2020年に合計35個の衛星を宇宙に浮かべると全地球をカバーできることになる。

 「北斗1」は四個(うち一回は失敗)、すべては静止衛星で、長征ロケットによる打ち上げだった。
 「北斗2」は現在までに16個(一回は失敗)、やはり長征ロケットによる打ち上げだが、静止衛星、中軌道のほか傾斜対地同期軌道のものがある。
 北斗は商業用と軍事用に仕様が別れており、現在6億から8億の中国人が使っているスマホは、この北斗のGPSを利用できる。


 ▼西側の衛星誘導システムは、北斗の追い上げに直面
 一方、GLONASSは、米国、ロシア、EUのGPSシステムの総称として使われるが、厳密に言えば、ロシアが開発したのがGLONASS(Global Navigation Satellite Systemの略)で、米国のそれはGPS(Global Positionning System)、EUはガレリオ計画という。

 現在、ロシアはインド政府との協力を得て、24個の衛星、米国は35,EUは4個の衛星が軌道上にある。
 しかし天体の電波障害によって、GLONASSは2014年4月1日に11時間、機能不全に陥り、世界中のユーザーに影響が出たこともある。

 中国の北斗システムは、既存のGPSシステムとは隔たった独自の開発によるもので、軍の仕様はまったく明らかになっていない。しかし、その応用技術を北朝鮮に教えたことはほぼ確実であろう。


★ もうムチャクチャの世界です。日本の国内もおかしい。
ふと思ったのですが「スパイ防止法」がなくて「共謀罪」だけ、というのは「諸刃の剣」になる恐れはないのでしょうか。「スパイ防止法」は絶対に必要です。



ブログのティールーム



マリオ・デル・モナコの歌唱は厳しい大戦の中を生き抜いてきた聴衆に支持されてきた「ヒロイック」な声であり、その声は人間的魅力を持った表現で溢れるようだった。

Mario Del Monaco High C

・・・プッチーニ「西部の娘」から

三宅先生のファンとしてはじめてお会いした時、三宅博先生にマリオ・デル・モナコのCDを差し上げた。先生は車の中でいつも聴いている、と仰った。
そのCDの何番目の曲がどの曲、ということも覚えていらっしゃった。
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「加計学園」文科省のドロドロ、追及する民進党も暗い、日本の誇りや何処に。

2017年05月25日 | 政治

★ よくまあ、ここまで・・・あきれるばかり。
「総理の意向」文書、担当課が提示 前文科次官が証言
朝日新聞デジタル 5/25(木) 5:02配信

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、今年1月まで文部科学事務次官だった前川喜平氏(62)が23日、東京都内で朝日新聞の取材に応じた。内閣府から文科省に「総理のご意向」などと伝えられたと記された文書について、前川氏は自らが担当課から説明を受けた際に示されたと証言。獣医学部の新設については、加計学園を前提に検討が進んだとして、「行政がゆがめられた」と語った。

 前川氏が証言した文書は民進党が国会で示し、文科省に調査を求めたA4判の8枚。この中には、文科省が最短のスケジュールで獣医学部新設を実現するよう、内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたと記された部分がある。朝日新聞も同じ文書を入手している。

 前川氏はこの文書について「獣医学部の新設について、自分が昨年秋に、担当の専門教育課から説明を受けた際、示された」と証言した。同氏によると、昨年9月9日~10月31日に計6回、専門教育課の課長や課長補佐らと事務次官室で獣医学部の新設について打ち合わせをした。9月28日の打ち合わせでは、「『獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項』との文書を示されたと記憶している」という。

 また「総理のご意向」「官邸の最高レベル」などの文言について「誰だって気にする。(文科省側が)圧力を感じなかったといえば、うそになる」と述べた。

 獣医学部の新設予定地の愛媛県今治市や同県は加計学園とともに、小泉政権が始めた「構造改革特区」での獣医学部新設を15回提案したが、文科省がすべて却下。安倍政権が設けた国家戦略特区で、2015年に県と市が獣医学部新設を提案した。

 獣医学部新設を認める際は、獣医師の需要見通しなどを検討することが前提となる。しかし今回は、需給をつかさどる農林水産省や公衆衛生を担当する厚生労働省から、獣医師が足りないとの需給見通しや、新分野での必要な人材ニーズなどが示されない中で、内閣府から新設を認めるよう求められていたとして、「内閣府の言い分は『トップダウンで決めるから文科省は心配するな』ということだと受け止めた」と振り返った。

 さらに「踏むべきステップを踏めず、筋を通せなかった。『こんなことは認められない』と私が内閣府に対して強く主張して筋を通すべきだった。反省している」と語った。

 一方、8枚の文書について、菅義偉官房長官は17日の記者会見で「怪文書みたいな文書じゃないか」と述べ、松野博一文科相も19日、「該当する文書の存在は確認できなかった」とする調査結果を発表した。前川氏は「あるものが、ないことにされてはならないと思った」と語った。

 朝日新聞は24日、文科省に対し、文書について(1)専門教育課が当時の事務次官への説明で示したのか(2)同課で作成したのか――などについて書面で質問したが、同省は「行政内部のことで、回答すべきものではないので、お答えできません」と書面で答えた。

 前川氏は事務次官だった今年1月、文科省の違法な「天下り」問題に自ら関与していたとして減給処分を受け、引責辞任した。


〈加計学園の獣医学部新設計画〉 地域限定で規制緩和を認める「国家戦略特区」の事業として、学校法人「加計学園」が運営する岡山理科大の獣医学部を愛媛県今治市につくることが今年1月に認められた。予定通り来年4月に開学すれば、1966年の北里大以来、52年ぶりの獣医学部の新設になる。今治市は16・8ヘクタールの土地を建設用地として無償譲渡したほか、愛媛県と今治市で96億円の建設費を補助する予定。獣医師養成向けの入学定員は160人で、国内では最大規模。現在、文部科学省が設置を認可するか審査中。学園理事長の加計孝太郎氏が安倍晋三首相の長年の友人で、異例のスピードで特区での新設が認められたことなどから、野党が「特別な便宜が図られたのではないか」と追及している。

朝日新聞社  最終更新:5/25(木) 5:30

★ その前川喜平前文科事務次官のスキャンダルが・・・

読売新聞が前川喜平前文科事務次官の出会い系バー出入りを報道 菅義偉官房長官「コメント控えたい」
2017.5.22 13:06更新
 菅義偉(すがよしひで)官房長官は22日午前の記者会見において、読売新聞が同日付朝刊で、文部科学省の再就職あっせん問題により引責辞任した同省の前川喜平・前次官が在職中、東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに頻繁に出入りしていたと報じたことについて「事実関係について政府としては承知しておらず、コメントは控えたい」と述べた。

 菅氏はその上で「国家公務員というのは国民全体の奉仕者であって、公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行にあたっては全力でこれに専念しなければならないと思っている」と指摘。事実関係の調査については「文科省で適切にすると思う」と述べた。
http://www.sankei.com/politics/news/170522/plt1705220023-n1.html

辞任の前川・前文科次官、出会い系バーに出入り
2017年05月22日 07時25分

 文部科学省による再就職あっせん問題で引責辞任した同省の前川喜平・前次官(62)が在職中、売春や援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者への取材でわかった。
 教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ。

 関係者によると、同店では男性客が数千円の料金を払って入店。気に入った女性がいれば、店員を通じて声をかけ、同席する。

 女性らは、「割り切り」と称して、売春や援助交際を男性客に持ちかけることが多い。報酬が折り合えば店を出て、ホテルやレンタルルームに向かうこともある。店は直接、こうした交渉には関与しないとされる。
2017年05月22日 07時25分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

★ 和田政宗参議院議員がこの件を詳しく説明

加計学園問題を報じた朝日新聞に文書を持ち込んだ人物について、和田政宗参議院議員が5月24日、ブログで語っています。
2017年05月24日 00時54分00秒

メディアに文書を持ち込んだのは元文科省幹部M氏   https://ameblo.jp/wada-masamune/entry-12277384180.html

加計学園の獣医学部新設計画について、「文部科学省が、特区を担当する内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていた」と朝日新聞が報道している件。

誰が文書を持ち込んだのか?という質問をいただくとともに、政府与党へいわれなき批判が行われておりますので、あえてお答えします。
文書をメディアに持ち込んだ人物は、元文科省幹部M氏です。
M氏は各メディアに文書を持ち込み、記事として書いて欲しいと依頼していました。
しかし、朝日新聞以外は記事にしませんでした。
それはM氏以外に裏付けが取れず、M氏自身が作成して持ち込んだ可能性が否定できなかったからです。
M氏は新宿歌舞伎町の出会い系バー(連れ出しバー)に通っておりそれを官邸から注意されたことや、天下り問題についても逆恨みしたのか安倍政権に対する反感を話していました。
そうしたM氏は自分で文書を作成できる立場であるわけですが、朝日新聞は持ち込んだM氏の話を鵜吞みにして記事を書いたわけです。
文科省内の調査で文書は存在せず、すなわちM氏が持ち込んだ文書は自らが作成した可能性が濃厚となりました。
(誰かに指示して書かせた可能性はあります。自らが作成したとばれないように)。

メディアに持ち込んだM氏が、文書を持っているのは当たり前のことです。
朝日新聞は文書を持ち込んだ人物について述べずに、記事では「加計学園による獣医学部計画の経緯を知る文科省関係者は取材に対し、いずれも文科省が作ったことを認めた」と書いています。

文書をさも独自入手し、文科省関係者に確認したところ文書が存在すると分かった、という記事構成にしたわけですが、ジャーナリズムとしてこれはどうなのでしょうか?
いずれにせよ、M氏はいくら第三者を装っても、メディアに持ち込んだ人物であるということは各メディアでは周知の事実です。
恨みからあがいても、墓穴を掘るというか傷口を広げることになるのではないでしょうか。
(M氏について、ことの重大性から実名でいったん書きましたが、私人のため配慮しイニシャルにしました)

★ ああ、なんだかドロドロだなあ・・・文科省の前次官、前川氏は素直にこのこと言っていても自分がしたことを「恥」と思っているのか。自分で作った文章と言う声もある。和田議員は正しいことを言っているが・・・なんとなく外様の悲しさか今は「自民様」に尽くしているのは痛いほどわかる。
民進党が攻めるから嫌がって聴く耳をもたない場合もある。しかしだからといって早々と毎回、安倍さんをサポートしまくる自民党支持者の一部の方々、どうか冷静に判断し、諌めるところは諌めてほしい。
「加計学園」関連の学校に未だに安倍昭恵夫人が名誉職でいる、多分ここだけではないが。
身内に甘いから、また身内ごとかばうから「政治なんて」って嫌になってしまう人が多い。
どっちを向いても・・・スッキリしない気持ち。

マスコミも何も信用できないことばかり、天皇陛下の「有識者会議の自分への批判にショック」発言は事実ではなかったというが、毎日新聞は十分に取材していると自信を見せている。眞子内親王殿下の婚約もマスコミのリークか、デマだったら宮内庁が言わなければならないはず。お相手とされる「海の王子」氏も事実上フリーターでないか。質実剛健な青年ではないな、あやしい、と思っている。



ブログのティールーム



乱世に聴こう・・・

ヴァーグナー「タンホイザー」序曲

Wagner: Tannhäuser Overture - Thielemann / Münchner Philharmoniker


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三宅博先生が亡くなられて本日で一か月になります。

2017年05月24日 | 政治

三宅博先生が亡くなられて今日で一か月になります。

三宅先生は生まれ故郷の八尾を愛し、そこから近い奈良の山々の美しさを讃え、また孝謙天皇のことを「国のことで必死に頑張られた孝謙天皇を侮辱した歴史が歪められて消えない」と悲しまれていました。

「孝謙天皇が二度も即位なさるのは、そうせずにはいられないほどの国政の事情があった。
国のことを単なる色恋などに惑わされることは考えられない。そんなものに国のことは比べられない。
これには孝謙天皇を貶めようとした悪意がある。」というお話でした。
そして和気清麻呂も一生懸命国のことを思った、道鏡は大変なインテリで天皇を助けた、しかし後世は卑怯にも色恋などと下品な話題を捏造した。


そこで私がいろいろ本を読んで調べ、書いたのがこれです。

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/143c925a81c50fcde4196479f8599a16

残念ながら私が見た動画は消えてしまいましたが、三宅先生のおかげでよく勉強していました。
勉強しないと三宅先生についていけない、と思うことばかりでした。

先生が亡くなられてからさらに知りたいと玉岡かおる著「孝謙天皇」を取り寄せて読みました。
その本は私が調べたこと以上に、その時代の複雑な事情や藤原氏などの政治の乗っ取りへの企てを制するべく、孝謙天皇が厳しく全力で政治にあたられたことが書かれていました。

玉岡かおる氏の本は以前に「お家さん」を読んでいました。
鈴木商店を欧米各国に堂々と広げ、日本がおおいなる貿易をして大企業となりながら、やがて米騒動で誤解され(その時も朝日新聞が捏造記事を書いた)焼き討ちにあいあれほどの企業が倒産するという話です。もちろん関東大震災も大きく影響していました。

玉岡かおる氏個人はリベラルな人ですが、作家としてはよく事実を見ていて「お家さん」も、そして今回の「孝謙天皇」も素晴らしい本でした。

三宅先生がいつも「日本はカルタゴのようになる」と危機を訴えられていたのから「カルタゴ」のことを調べていくうちに塩野七生さんの「ローマ人の物語」から当時の大国カルタゴに脅かされていた古代ローマを護ったスキピオのこと(知と勇気、情を兼ね備えた無欲の英雄)を三宅先生に重ねてみてしまったことで、それをお伝えすると先生はあの人なつこい笑顔でお聴きくださったこと。

スキピオはローマを救ったのに「元老院」からうとまれ、ローマを去って孤高の生活で人生を送ったこと、
その後、スキピオなきローマがカルタゴを徹底的に滅ぼしたこと、など。
ついでにヘンデルの作曲した「スキピオマーチ」をご紹介したこと、など・・・先生は私のバカな話をニコニコしてよく聴いてくださった。
私は「三宅先生がいらっしゃるから日本は大丈夫、先生は100年に一度の政治家」と称賛し続けていた。
そして私はどんなことがあっても三宅先生を護りたい、と思った。
清廉潔白で常に国を思う本物の国士である三宅先生。

三宅先生はご病状が大変な時になっても拉致被害者の方々のことを心配されていた・・・。
「自分は相手の弾丸の届くところでものを言う、でないと自分の言葉も相手に届かないから」
こんな政治家がどこにいる? 

「孝謙天皇」と「スキピオ」の話以外にも日本の伝統文化のすばらしさや戦時中のポーランドの話、欧州列強が植民地にしてきたことなど、三宅先生のお話が気になって、知らず知らず本を読んだり勉強を積み重ねていた私。
それもうれしくてたまらなかった。
本日の「ブログのティールーム」は、ヘンデル作曲「スキピオマーチ」で。






ブログのティータイム



ヘンデル作曲「スキピオマーチ」

March from Scipione - George Friederich Häendel




・・・三宅先生の笑顔、最高です!! 先生はどんな苦しい時も笑顔だったのですね、
素晴らしい政治家に巡り合えて支持できてしあわせでした。優れた政治家である三宅先生の知識の高さ、感性の豊かさ、そして何よりも命がけの政治姿勢、こんな政治家は他にいません・・・。
また三宅夫人は天使のようにやさしく、しかもシンの強い女性。夫人の前ではさすがの三宅先生も子供のように従順、
ほほえましい風景でした。

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「核の脅威」国難を前に・・・「アメリカも北朝鮮の核が」と他人事のマスコミ、クライン孝子氏の「皇統・皇室」の凄い講演

2017年05月23日 | 政治

★ 小山神奈川大学教授のお話、このままでは日本は「半滅」「全滅」だ。
日本にミサイルを撃ち込む度に一回で千万を超える犠牲が出る。


【頑固亭異聞】不作為で増長する北朝鮮[桜H29/5/22]・・・小山先生のお話ぜひお聴きください。


★★ 下記の新聞記事をご覧ください。
読売新聞 5/22(月) 22:59配信

北朝鮮、「北極星2」実戦配備へ…日本へ脅威

 【ソウル=井上宗典】北朝鮮は22日、2月に初めて発射した新型中距離弾道ミサイル「北極星2型」(射程約2000キロ・メートル)の発射実験に再び成功したと発表した。

 21日の発射を指しているとみられる。今回は「実戦配備に向けた最終的な試射」で、立ち会った金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は実戦配備を承認し、大量生産を指示した。

 スカッドER(射程約1000キロ・メートル)やノドン(同1300キロ・メートル)とともに奇襲性の高いミサイルが日本を標的として実戦配備される可能性があり、日本にとって脅威が増大した。

 北極星2型は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を地上配備型に改良したものだ。朝鮮中央テレビが22日に公開した映像では、空中に押し上げた後、自力で噴射する「コールド・ローンチ」と呼ばれるSLBMの技術で発射されていた。「高出力固体エンジン」を搭載しており、注入に時間がかかる液体燃料ではなく、迅速な発射が可能な固体燃料が使われていたとみられる。北極星2型は移動式発射台に搭載されており、発射の兆候がつかみづらく、迎撃も難しいのが特徴だ。(以上)


★★★ 日本も「核武装」という話が以前から出ていたが、政府は北朝鮮のミサイル打ち上げの度に「断じて容認できない」を繰り返してきたし、今もそうだ。九条信者の方々や先日のNHKテレビの「あさイチ」など無責任で悪質、アメリカも北朝鮮を攻撃したら悲惨な結果になる、大きな犠牲が日韓に出ると懸念、やがてアメリカ大陸に届く日が近い。
しかし日本のマスコミはとっくに日本に届くミサイルがあるのに他人事のように「アメリカに届くようになる」と言っている。

民進党などだらしなく愚か、それを叩いていればよしとするだけではどうしょうもない。
「日本のために」派を超えて立ち上がらなければどうしょうもない時にきている。

宮内庁は「天皇陛下が有識者会議で批判されてショック」という毎日新聞の記事を否定したが、それが本当ならなぜこのような記事が出るのか、そのほかにもおかしいことが多い。外国勢力からの日本解体を目指す工作員や「反日」日本人が跋扈しているのではないか。

「有事」の時にはそれにふさわしい胆力があり有能な政治家が出てこないとだめだ。
ブログ上位の記事の中には「安倍擁護」のあまり、まるで子供の遊びのように「や~い、民進党のバカめ」などと連日書いているが実に情けなく思う。今は(ずっと前からそうだが)左右関係なく「日本」を護ること、そして保守もリベラルも共に「愛国」であることが基本、
しかし「ホシュ」の看板を上げながら、めったやたらと勇ましいことを言って、とりまきの不安定な人たちを扇動・道具とし、自己満足だけに咆哮しているとしか思えない薄汚いのもいる。
それは決して保守でも愛国者でもない。人を人とも思わぬつまらない似非政治家である。



クライン孝子氏が5月21日のメールマガジンにお書きになっていることをご紹介します。

>なおベッラさんのブログに記述されていましたドイツにおける慰安婦像に関しては、
この公園の持ち主ビルと氏にミュンヘン日本総領事館 柳総領事のご尽力により、
ネパール・ヒマラヤ・パビリオン・パークの慰安婦像につき、柳領事がこの公園の所有主ビルト氏に再度、お会いになり説得されたところ、氏は、「自分は日本に対する像という認識ではなく、平和の少女像
受け入れたので、日本との関わりを消すために日本軍の強制売春云々が記されたプレートは撤去することを決めたが、
像は平和の像として残すこととした。
ただし、園内において韓国側団体が政治的なデモンストレーションに像を使ったり、
そのためのプレスの取材は認めない」と述べられましたということで、
柳総領事は「私からは,それは一歩前進であるが、我々の希望は像の撤去であると伝えつつ、
プレートの撤去と政治活動の禁止という条件に、韓国側団体が納得するのかと
質されたところ、ビルト氏は「ここは自分の所有するパークであり、
自分の条件が受け入れられないのであれば、持って帰ってもらう」と答えられたとのこと。

その後、柳総領事が再度訪問され、プレートが撤去されていることは確認されましたところ、
韓国側団体の反応には未だ接していないとのことで。
本件は私有地に建てられたものであるため、柳総領事はバイエルン州、地元自治体にも
接触しましたが、州政府も自治体も、本人の意向に反してできることはないとの立場だったそうです。
「ご本人は強い信念をお持ちの方なので、現時点ではこれ以上の進展は期待できない状況で、ただ、
韓国側が不満を言ってくれば、像のまわりでプラカードなどを掲げて写真を撮るようなことがあれば、
ビルト氏が撤去を決断する可能性もあり得るのではないかと思っています。

なお、像はパークの中で入り口から遠いところにあり、それと知らなければ、あまり目にとまらないかもしれない場所にあります。
ということで、問題が解決したわけではありませんが、とりあえず一歩前進したので、当面は状況を見守りつつ、また、機会を見て話をしていきたいと思っております。引き続きご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」とのことでした。
そこで私は、柳総領事のご尽力に心からお礼を申し上げました。(以上、クライン孝子氏のメールマガジンより)


★ クラインさん、ドイツの大使館・領事館を巻き込み、見事な采配!!
これは撤去に限りなく近づいた成果であり、事実上の撤去です。ありがとうございます。


「皇室・皇統」必見・必聴の凄いクライン孝子氏の講演

11.23 皇室・皇統を考える国民集会 ⑩ クライン孝子氏 ノンフィクション作家 2016/11/23 砂防会館

・・・最初から鋭い洞察、クライン氏の心からの言葉です。ぜひお聴きください。私は心が洗われるような気持ちです。


 クライン氏は現実的に今できることを少しでも進めていく等、堅実です。
大使館や領事館をも引き入れ、共に取り組んでいくことは確実な力になります。

それを日本の何もわからない「某司会者」が「大使館など切腹ものだ!」とわめきたてるのを私はとても恥ずかしく思っていました。

さらにドイツを誉めている、などとクライン氏を責める人もいましたが、それは「防衛」で日本を思ってのことでしょう。
メルケルの「移民政策」などは当然厳しく批判されています。

クライン氏は安倍さんに親近感を持ち、私は三宅博先生を支持、考えは違うところはあっても両方のお方を敬愛しています。
クライン氏と三宅先生とは昨年秋の「皇統・皇室」の講演会での一期一会、お互いに惹かれたのでした。
「私心」がないおふたりなればこそです。
私は三宅先生を強く支持しながら、国際的な実践に強いクライン氏から多くを学び共に日本を愛し危惧することにおいて敬愛の気持ちを常に持っております。




ブログのティールーム



天才ヴァイオリニストのパールマンと名歌手プラシード・ドミンゴの共演で、チャイコフスキー「ただ憧れを知る者だけが」

Placido Domingo & Itzhak Perlman "None but the lonely heart" Tchaikowski


同じ曲をイタリア出身で1950年代にアメリカで活躍した名歌手マリオ・ランツァが甘い声で歌っています。これは明るい表現で気軽に楽しめます。どうぞ薫り高いお茶を淹れてお聴きください。

Mario Lanza - None But the Lonely Heart






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北朝鮮のミサイル、国内では陛下と宮内庁某の発言は混乱と対立、ネットは「朝敵」扱いの大混乱

2017年05月21日 | 政治

本日は「種子法廃止」、この動画を中心に書くつもりだった。しかし「北朝鮮ミサイル」と「天皇陛下ショック・宮内庁幹部が言う生き方否定」について書くことになった。(下にスクロールしてご覧ください)
2017/05/20 に公開
◆種子法廃止は日本農業を滅ぼすのか?

パネリスト:
 入澤肇(公益財団法人すかいらーくフードサイエンス研究所理事長)
 河添恵子(ノンフィクション作家)
 篠原孝(衆議院議員)
 三橋貴明(経世論研究所所長)
 安田節子(「食政策センター ビジョン21」代表)
 山田正彦(元農林水産大臣・弁護士)
司会:水島総

【討論】種子法廃止は日本農業を滅ぼすのか?桜H29/5/20




 三宅博先生が最後に書かれたのがこの問題についてだった。
http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/91421d12d31e5f6f085d0c0e1b26ef05


★★  本日5月21日の北朝鮮のミサイル、日本政府は「国家安全保障会議」を招集、中露とも連携して北朝鮮を包囲する考え。

首相はミサイル発射の情報を受け、21日午後5時半前にラジオ番組の収録を切り上げ、首相官邸に駆け付けて国家安全保障会議(NSC)を招集。この後、記者団に「国際社会の強い警告にもかかわらず、1週間のうちに、またもや弾道ミサイルの発射を強行した。国際社会の平和的解決に向けた努力を踏みにじるものだ」と述べ、北朝鮮を厳しく指弾した。G7だけでなく、中国やロシアとも協調して、北朝鮮包囲網を構築する考えを強調した。

 菅義偉官房長官は緊急に記者会見し、「国連安全保障理事会決議などへの明白な違反だ」と強調。岸田文雄外相は外務省で記者団に「さらなる圧力が必要だ。米国、韓国とも連携しながら、中国へ働き掛けを続ける」と語り、国連安保理の制裁決議履行を徹底するよう促す方針を示した。(時事通信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170521-00000068-jij-pol
・・・もちろん中露はただで動かないだろう、そこまで説得する力量が日本政府にあるとは思えない。


★★★ もう書かざるを得ないのが一連の天皇陛下のご発言の記事。
<陛下>退位議論に「ショック」 宮内庁幹部「生き方否定」
毎日新聞 5/21(日) 6:30配信

時代によって変わってきた天皇と国民の距離

 天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。

 陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。

 宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。

 ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。

 陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたものだ。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。

 宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。

 陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがある。【遠山和宏】

 天皇陛下が昨年8月、退位の意向がにじむおことばを公表したのを踏まえ、政府が設置。10月から議論を始めた。学者ら6人で構成し、正式名称は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」。11月に16人の専門家から意見聴取し、今年1月の会合で陛下一代限りの特例法制定を事実上推す論点整理をまとめた。4月に最終報告を首相に提出した。


 この記事は「宮内庁幹部」が誰なのか、書かれていない。なぜ明らかにしないのか?
また「安倍対天皇陛下」という≪二者択一≫でいこうとする、これは今までの路線であった。
そして「伝え方」にもいろいろあるだろう。騒ぎを引き出すことよりも二名の学者の真意を伝えるよう工夫はなされたのか。

また、この場合「有識者会議」というのははたして必要だったのか?
「摂政」があるので、今はそれでという路線ではなぜいけなかったのか?
平川氏や故・渡辺氏がネットで激しく国賊扱いで愚弄されるのであれば、これから勇気を出して発言できなくなる。

意見の違いが「糾弾」と化す。
ましてや「朝敵!」などとネットで騒がれるなんて恐ろしい。
誰が「扇動」しているのだ?
私は平川氏の命の危険まで心配する。

ご参考Yahoo!コメントhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170521-00000002-mai-pol


平川祐弘東大名誉教授のお話から
東大名誉教授・平川祐弘氏 「存在する」「祈る」「続く」こそ大事
 私は天皇陛下がお休みになることには大賛成なんですよ。ただ、お休みになるには、陛下が言われたように、譲位なさるか摂政を置くかですね。あるいは皇太子さまや他の皇族に代行していただければ、今のままでも公務を減らすことはできる。

 世論調査では8、9割が譲位に賛成している。私も、天皇陛下はお仕事でお疲れでお気の毒だとご同情申し上げている。

 しかし、陛下のお言葉からご意向を承って法律を作るということは、やはり実質的に憲法違反に限りなく近い。だからそれはやってはいけないんです。そこは有識者会議の皆さんもよく考えてもらいたい。先走りしないで、問題点を明確にして公表してほしいと思います。

 大正10年に後の昭和天皇が大正天皇の摂政になられたときに、大正天皇とその周辺と、摂政の宮とその周辺との関係が必ずしもよくなかったということが、陛下が摂政に反対される理由だという説がある。それはあり得ることでしょう。しかし、譲位された後の上皇と新天皇との関係性もあまり変わらない。譲位であっても摂政であっても、実はその先はほとんど同じなんです。それだったら法律を変えないで今のままやった方がいい。極めて現実的な提案です。

 有識者会議では、メンバーから「今の陛下はメディアを通じてみんなから見られている中で、国民の統合の象徴としての役割を果たすためにご公務も多くなっている」という意見がありました。しかし、そうした天皇観やご公務のあり方は、あくまで今の陛下の「個人的」なものです。それを皇位継承者に引き継がせるというのはまずい。

天皇が世襲制である以上、聡明(そうめい)な方もそうでない方も、体の強い方もそうでない方も出てくる。公務というのは時代によって柔軟に変わっていけばいいと考えます。

 自分の意思で譲位していいとなれば、自分の意思で位に就きたくないという人も出てきてしまうのではないか。天皇というのは「存在する」「祈る」「続く」ということが大事なんです。譲位というのは、皇室制度の維持に非常に(マイナスに)響いてしまう。

 一番大事なことは陛下がお休みになること。それには公務をどんどん減らして、国務(国事行為)もいろいろな方に代行していただければできる。それではいけないというのなら摂政の概念を拡大する。「高齢」も、国務ができない要件に数えてしまえばいいだけではないでしょうか。
(以上)
http://www.sankei.com/life/news/161214/lif1612140025-n1.html

 平川祐弘氏がもしおかしな人に狙われるということにならないよう、身辺警護をつけてほしい。
こんな時、扇動して騒ぐのはあまり深く考えないタイプで、正義感だけに燃えた典型的なタイプの連中である。
「ホシュ」といってもそれが怖い。
人を貶めるのはそういった「感情の爆発」だけで動く人たちをうまく扱い、騒がせる人物が必ずいる、ということ。
私もそういう「ホシュ」をじかに見てきた。必ずわけのわからない直情的な人たちを根回しして使う。
恥知らずであり口では大言壮語を言いながらうまく立ち回る。今から思ってもゾッとする。


今回の件で平川氏や故・渡辺氏のことを「国賊・朝敵」と騒ぐことが、その道具と扱われていることがわからないらしい。


今まで「有識者会議」については、「皇室典範」以外にも「治水」「地方分権」「英語」「「新型インフルエンザ」など今までも有識者会議は開かれてきたが、今回の「朝敵!」などと一斉に個人が責められる結果になるなど、大変残念である。
天皇陛下の「ショック」というのが大きく取り上げられたが、まるで「全否定」されたが如くの報道で人々を煽っている。
今の日本を取り巻く状況の中で、国民の命を狙う北朝鮮の核脅威の中であろうがお構いなくである。

まだ正式ではないので、少しだけにするが眞子殿下内親王のご婚約報道はなぜ一方的にリークされたのか。
正式ではないということは「報道するに及ばず」であり、このことに関してはもうすっかり「事実」として公認されたに等しい。

要するに日本は国の内外で「四面楚歌状態」でますますその深みにはまり、総理対天皇陛下、という「幕府対朝廷」の如き図を持ち出し、ますます混乱していく。

日本を今守るには何が必要か、「日本」を思う人々ができることをし、協力すべきは協力する、ということが必要である。



ここで自民党・安倍総理支持者の方々にお願いがある。

「民進党」の多くはおかしいが、自民党を護るがために下品に民進党責めをすると、かえって見苦しい。
おかしな政党には毅然として品位を持って正論でお願いしたい。このままでは「政治離れ」が増す。

また政府も「総理夫人は私人か公人か」で閣議決定するなんて何事か。
夫人が常識をわきまえれば済む問題である。

そして今回のこの件はどうか真剣に是是非非でもってお考え頂きたく思います。
このままでは日本は外国に翻弄されてしまいます。



ブログのティールーム



今、20世紀を代表するヴァイオリニスト、アイザック・スターンの自伝を読んでいる。
巨匠スターンはソ連のアフガニスタン侵攻の時、決められていた華やかな曲が弾く気にならず、この曲を弾いてそのあと退場した。
弾く前にスターンは聴衆に言った。「演奏が終わっても拍手はなさらないでください」と・・・

Isaac Stern playing Bach's Chaconne in D minor for solo violin Single File


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