不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

【討論】迫る戦争の危機!その時日本は Part2 重い現実です。

2017年05月06日 | 政治

◆迫る戦争の危機!その時日本は Part2

パネリスト:
 川村純彦(川村研究所代表・元海将補)
 西岡力(「救う会」全国協議会会長・モラロジー研究所歴史研究室室長)
 坂東忠信(元警視庁通訳捜査官・外国人犯罪防犯講師)
 三橋貴明(経世論研究所所長)
 宮崎正弘(作家・評論家)
 矢野一樹(元海上自衛隊潜水艦隊司令官 海将)
司会:水島総

【討論】迫る戦争の危機!その時日本は Part2[桜H29/5/6]


12分40秒からの西岡力・宮崎正弘氏のお話は必聴と思いました。
2時間36分頃から「難民」について坂東忠信氏がお話しています。
三橋さんは「安倍政権は移民政権である」とその後でくわしく話しています。
水島さんは「若い人のひきこもり」が多いと話していて聴いていて頭が痛い状況です。

聴いていてたまらない気持ちになります。でもこれが現実なのですね・・・。


★ 宮崎正弘氏が出演、最新のメールマガジンもどうぞご覧ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)5月7日(日曜日)
       通算第5281号  <前日発行> 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 米軍の北朝鮮攻撃、「もし」があるとしても早くて六月、あるいは七月
   空母攻撃群は三隻以上なければ戦争にならない

****************************************

 シリアの空軍基地へのミサイル攻撃(4月7日)は、地中海洋上の米海軍駆逐艦からで、象徴的に打ち込んだだけだった。
戦線の拡大も継続もトランプ大統領は意図していなかった。ロシアの軍事施設は巧妙に攻撃目標から外された。
左翼メディアからこっぴどく叩かれるトランプだが、不動産ビジネスで鍛え、幾多の裁判闘争を闘ってきただけに大胆にみえて細心である。

 セルビアへの空爆は、かのクリントン政権下で行われたが、「5000メートル上空からの介入」といわれ、地上軍の派遣はなかった。
バルカン半島はつねに世界大戦の火薬庫
であり、セルビアに泥沼の介入は最初から回避されていた。
 そればかりか、NATOのイタリア空軍基地には最新鋭の英国ハリアー、米国のA10が配備されていたにも拘わらず
「安全が確保されない限り出撃できない」として、使用されなかった。
 デモクラシー国家では、目の前のアルバニア人が大量に虐殺されそうな状況でもパイロット一人の命が尊重された。
リアルポリティックスの現場で現実に起きたことである。

 湾岸戦争では空母攻撃群が六隻態勢だった。四日連続の空爆が行われ、イラク前線の基地、防空壕、兵站線はこなごなに粉砕された。
もとよりイラクに制空権がなかった。

 「大量破壊兵器がある」としての予防的先制攻撃とされたイラク戦争では、兵站を含め15万人の兵力が投入された。
その前のアフガニスタン侵攻では、パキスタンばかりか、タジキスタン、キルギスに米軍の兵站が置かれ、モスクワも上空通過を認めた。欧州にあった兵器システムまでが移送された。

兵站の準備状況から言えば、米軍の北朝鮮攻撃は少なくとも、空母攻撃群が二隻日本海に入り、
もう一隻が佐世保か、横須賀入りする時だろう。
三隻目の空母が朝鮮半島を目指している気配はいまのところない。ということは間近の北朝鮮攻撃は考えにくい。
 
北朝鮮は核実験を延期して、韓国の大統領選挙の様子を見ている(というより工作員が文在寅政権の誕生を画策している)。
文政権誕生となれば、南北統一を北が有利な条件で進められ、べつに軍事攻勢に打って出る必要性も稀薄になるからである。


▼アメリカは朝鮮半島に介入する気がない

すでにアメリカには韓国を守るためにアメリカ人の若い血を犠牲にする必要性を感じていない。

第一に韓国は反米国家であり、韓国主導の南北統一は想定しにくくなった。
第二に韓国軍はモラルが低迷し、戦争に打って出る気力が薄弱である。

となれば、アメリカの利益は武力威嚇で北朝鮮と交渉し、アメリカ本土に届くICBMの開発を凍結させ、
核兵器の小型化開発を凍結することである。

この目的が達成されれば、日本に届く核ミサイルは容認しかねないだろう。

エドワード・ルトワックは新著のなかで次のように言う。
「日本にとってほぼ利益のない朝鮮半島において、北朝鮮が、暴力的な独裁制でありながら、
使用可能な核兵力まで獲得しつつある一方で、韓国は、約5000万人の人口規模で
世界第11位の経済規模を誇りながら、小国としての努めさえ果たしていない。


国家の「権力」というのは、結局のところ、集団としての結束力をかけ算したものであるが、
韓国はこれを欠いている。
アメリカが長年にわたって軍の指揮権の譲渡を提案しているのに、韓国が継続的に拒否しているのも、その証しだ。
それとは対照的に、日本は、新たな独立状態を獲得しつつある。
これは、日米の対ロ施策の違いからも、新たな責務を担おうとする日本の現政権の姿勢からも明らかだ」
(『戦争にチャンスを与えよ』、奥山真司訳。文春新書)

 つまるところ、北朝鮮はアメリカとの核凍結、もしくは1000キロ以遠を飛ぶミサイルの凍結という条件で取引に応じるのではないか。

 しかし、そうなったときに、日本は1000キロの射程に入るから、独自の外交と交渉努力が新たに必要であることを戦略家のルトワックは同時に示唆している。
  
(以上 宮崎正弘氏)

 

ブログのティールーム



北欧出身のビョルリンクは美しい声と端正な表現力を備えた名歌手でした。
ビョルリンクの祖国スウエーデンの歌です。


Jussi Björling Var det en dröm



この曲は、かつての戦いでの苦しみを歌っています。

歌詞はスウエーデン語です。

ビョルリンクはヴェルディ「仮面舞踏会」のレコードを二ルソンやシミオナートと録音する予定でしたが、不慮の死により、
当時のイタリアの若きテノーレ、カルロ・ベルゴンツイが抜擢され、その後ベルゴンツイは正統派ベルカントの名歌手として一世を風靡します。

やがて大御所のマリオ・デル・モナコの次代のテノーレとしてフランコ・コレッリとカルロ・ベルゴンツイは世界のオペラ界を「天下二分」することになります。


ドナルド・キーン氏はビョルリンクの最後のコンサートを聴き、その素晴らしさを書いています。
「聴衆のひとりが感激のあまりステージに上がって、驚いているビョルリンクに握手を求め、ビョルリンクはそれに応じた。
聴衆は自分が握手してもらったように狂喜した」という内容でした。

完全主義者?のビョルリンクは自分の演奏会は怖くてずっと飲酒しており、そのコンサートの多くは酔っていた為にキャンセルになったそうです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三宅博先生追悼 「日韓合意について(後半)」~youtubeに未発表の貴重な録画を文字起こししました。

2017年05月06日 | 政治
 
★ 元の動画はチャンネルAJIERの「有料動画」であり、今は「会員」が無料で見ることができるが、youtubeにはない。
チャンネルAJIERの会員の方は下記のリンクをクリックしてご覧いただきたい。
http://ajer.jp/video/show/b96983bf33768d3b201bbf9d6b14c9c3

私はこれを文字起こしの上、皆様に読んで頂こうとここに書きました。下記の文が三宅博先生のお話になった内容です。(ベッラ)


 
先程、昨年末の日韓合意のいかがわしさ、安倍さんは超えてはならないことを超えてしまったとお話した。

何度も言うが、国家の名誉と国防安全保障の二元対立論的な方向へ導こうというのは詐欺ペテンである。

国家の名誉と国防は一体不可分である。

片方だけが独立して片方を活かす、土台無理な話でありできもしない。

安倍さんの擁護をする、安倍可愛さのあまりこういう論法を用いるのは決してしてはならないと思う。

ストックホルム合意だが、あれから一昨年の5月末に日本と北朝鮮の間でなされたが、ストックホルム合意、これも結局失敗である。
北朝鮮の核実験、日朝平壌宣言以降、北朝鮮側は核実験やミサイル発射はしないと約束した。 
そして日本は拉致・核・ミサイルの包括的解決、不幸な過去を清算して日朝国交回復に向けて歩んで行くということだったがあれ以降、結局 核実験は今回で4回目、ミサイルは十数回もやっている。向こうは約束をずっと破り通してきて時間稼ぎをしている。 
ひとり日本は約束を履行しようとしている。

バカとか間抜けというレベルではない。 
確信犯的な日本の外務省の外交がずっと十何年なされているということを我々は厳しく認識を持たなければならない。

平壌宣言からストックホルム合意をして、あの時に日本は人的な往来、或は資金の移動という制裁の一部を解除してしまった。
この責任をこそ我々はもう一度厳しく咎めていかなければならないと思う。 

北朝鮮は調査委員会を作るとは言葉だけ、日本はそれに対して制裁の一部解除をしてしまったのだが、とんでもないと私は国会の拉致の特別委員会や拉致議連の総会でも、いつも批判してきた
北朝鮮の核など日本に対してやってきた約束はすべて嘘であった。嘘と時間稼ぎであった。 
日本はそれに対して誠実に応えようとして制裁の解除をした。
その結果、資金の北朝鮮に対する流入・人的交流などが再開されて、今回の核実験にいかほどこれが貢献したかわからない、
ストックホルム合意で制裁解除をした責任者を当然信賞必罰の原則からやっていかなければならない。
最終的に責任はすべて安倍さんになってくる。
そういった面でストックホルム合意、これを推し進めた日本の外務省の責任を厳しく問わなければならない。
そして二度と北朝鮮に対して嘘に踊らされて、日本が北朝鮮の詐術に巻き込まれて北朝鮮の外交の思う壺になるような愚を繰り返してはならないと思う。


このことによって拉致問題の解決がより一層遠ざかってしまった。
私はいつもいろんな場所で言っているが日本の政府に真剣に拉致問題を解決しようという気持ちはない。

これはさっき言った国家の名誉と安全保障上の判断を分けて考えるからこういうことになってくる。
拉致被害者数百人の犠牲者は気の毒だが国家の安全保障が最優先なので辛抱してもらうしかない、ご家族には安全保障が最優先だから辛抱してもらいたい、と日本政府の判断、
これはあくまでも一体不可分の国家の名誉、拉致問題そのものである。
拉致問題を隅に置いて安全保障上の判断を優先する、ということはしてはならないことである。
拉致問題の解決ができる国にしていかねばならない。

ありとあらゆる手段を通じて拉致問題の全面解決を図る。
そうしてはじめて日本が国防上の安全を確保することができる。
拉致問題を解決できない日本の政治が安全保障上・経済・教育・外交などの難問を解決できるはずがない。

階段の第一段目、一番最初に成すべき拉致問題の解決、これを出来ない日本の政治が階段の4段目5段目6段目の問題である国防上の安全・経済・教育・外交などできるはずがない。
まずは拉致問題の解決をし、そして主体的に物事を運営できるような日本の国の姿を取り戻す、主体的な国家運営を我々の手に取り戻してこれを実現するような国家に変貌させなければ、ありとあらゆる日本の内政問題も含めて解決はあり得ない。

それから日本国内で同性愛のことに対してもそうだが、一部の者は人権問題というが、同性愛者に対する批判が起きたら人権問題でそれを批判するのは許せない、という。
これは人権問題でも何でもない。
「人権問題人権問題」と言う連中にはそれなりの目的・意図がある。
人権と言う甘い言葉に隠された連中のものは、やはり家族の破壊、国家の解体に繋がるということを我々は認識していかねばならない。

過去は同和問題があった、重大な人権問題であると、差別がいまだに跋扈しているから解決しなくてはならないと。  
ところが解放同盟がずっと推し進めていたこと、彼らは日本の皇室の存在を否定する。
彼らは天皇を亡き者にしようとするとんでもない革命集団、その手段として彼らは差別だ人権だということを前面に出してきた。
彼らの意図するところを我々は厳しい目で見なくてはならない。

同性愛も同じ姿かたちをもって、一般の方々、善意の方々に対して、その目的、国家の解体を目指そうとする連中が人権の隠れ蓑として人権の美名のもとにとんでもないことをやっている。

我々が擁護すべきは、ごく一部の同性愛の方のアブノーマルな形を擁護するべきよりも、何よりも健全な異性関係をこそ擁護していかなくてはならない。  
それをしないと家族が破壊される。
家族があって地域社会があって国家がある。
なおかつそこに日本人の伝統・美徳など基盤というものがそこに存在するが、これをないがしろにすることになってしまう。

そういう一部の方の性同一性障害そのことを全て攻撃することはなく、そういう方は一部であって、正常ではない異性関係を擁護するあまり、健全な異性関係を崩していくことがあってはならない。

そのことによって一部の青少年、子供たちが勘違いをしてしまう。何でもありということになる。

或はタレントになって売れるためには男性だったら女装したら、或は 同性愛者という仕事上の衣を着たら売れるのでは、流行に乗れるのではないかと勘違いしてしまう。
我々が持つ目的は健全な異性関係を称揚していかなければとハッキリと認識していかねばならないと思う。

擁護するあまり、・・・健全な異性関係を称揚していかねばならないということをハッキリと認識しなければならない。

私は今年の7月に行われる参議院選挙、或はダブル選挙の可能性もあるのだが、戦い抜いていくつもりでございますのでよろしくご支援をお願い申し上げます。(以上)



なお「日韓合意について」前半はyoutubeで広く拡散され、三宅先生のサイトにもyoutubeと「書き起しの文」があります。
http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/4720d5150add62fd4732d18373dd2e8b

★ チャンネルAJIERの栗山さま、三宅先生の「追悼動画特集」をご企画頂き、ありがとうございます。



・・・「銘酒 国士無双」


ブログのティールーム



わがマエストロ、マリオ・デル・モナコが歌うプッチーニ「トゥーランドット」~泣くな、リューよ。 (ソプラノはレナータ・テバルディ)

Mario del Monaco "Non piangere, Liu" Turandot




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする