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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

北海道の危機は沖縄以上、安倍晋三首相・日本会議がダメな理由 西尾幹二氏、山際澄夫氏が前原誠司氏の質疑を褒める、佐伯京大名誉教授の「矜持を失った保守」

2019年11月09日 | 政治

★ 北海道の危機は沖縄より大きい、いったいどうすれば・・・

直言極言】敵は中共だけでは無い!本当に危ない北海道[桜R1/11/8]



中国の要人が北海道に行っている、そして「アイヌ新法」が決定してからやりたい放題の「アイヌ先住民族」などと名乗る人たち。
この声がなかなか国会に届いていない、なぜなら・・・



★★ 久しぶりに西尾幹二氏の「保守の真髄」を取り出してきて読んでいます。そして西尾氏渾身のお話です。


【西尾幹二氏激おこ!】安倍晋三首相がダメな理由 日本会議がダメな理由 西尾幹二氏

 

★★★ 日本人本当に怒っています。なぜこのような人物を大学で講演などさせるのか、さっぱり理解できません。 
この動画が詳しいのでUPしました。

文喜相氏に日韓から非難集中!早稲田大学で講演もヤジだらけ!徴用工解決案に原告団も反発! (三神利休)




国会、今日はネットで見ましたが、自民党の女性議員松川るい参議院議員、そして元次世代の党から自民党に移った山田宏議員、かなりハッキリ北海道大学教授の無法な逮捕について質疑していました。(しかし逮捕監禁されているのは2015年から日本人の温泉の為の技術者が中国の招きで行き、今までずっと逮捕されたままなのに、この話はしませんでした)

松井るい議員のyoutubeはあったのですが、山田議員のはまだです。
松川るい議員は「ロシアとも・・・」と言いましたが、それは安倍さんの考えなのでしょうか、ロシアは中国や半島と組むように思いますが。

まとめてUPしたいと思います。その前に、保守の政治評論家の山際澄夫氏が10月の「前原誠司議員」の国会質疑を賞賛されていましたのでUPしておきます。
あの前原議員なんて・・・と思いますが、山際氏は左右関係なく今言うべき必要なことについて、高く評価されています。

★ 保守の評論家、山際澄夫氏が前原誠司氏の国会質疑を賞賛されていました。
ここでは野党対自民ではなく
与野党を超えて今の日本に必要とされる言論を、と思いUPしました。
山際澄夫
 @yamagiwasumio                                        

 前原誠司さんの質問よかった。憲法改正にしろ、日米同盟にしろ、安倍首相に感じている疑問を問いただしてくれた。
特に、北朝鮮の脅威に対抗しうる防衛体制の確立、またそのための日米同盟の見直しなどについての主張は聞き応えがあった。ところで前原さん、今は何党なの。笑。

 

前原誠司 立国社 予算委員会 衆議院 2019 10 11

 



28分過ぎから「北朝鮮」問題。
30分頃から河野太郎防衛大臣に 北朝鮮の核ミサイル イージスアショアなどは新たな北朝鮮の高さを変えるミサイルを撃ちおろすことはできない。 役に立たないパック3など、国民の税金で無駄になるようなことはできない。

 この質疑の中で佐伯啓思京大名誉教授の話が出てくるのでUPしました。

戦後74年、矜持を失った保守 京都大学名誉教授・佐伯啓思

 2019.08.23 Friday 

『週刊サンデー毎日』に評論家の高澤秀次氏が「評伝西部邁」を連載しており最近完結したが、そのなかで氏はあるエピソードにふれていた。それは、西部氏が東大に入学し、同時に共産党にも入党した時のことである。いわゆる山村工作隊として地方の農村等に若い党員を派遣するという当時の共産党の方針に従って、若き西部氏も和歌山の山中の被差別へ赴いた。勤務評定闘争によって授業が行われていない小学校で子供たちに勉強を教えるためである。

 帰り際に西部氏は、子供たちにアイスキャンディーをふるまおうとした。しかし子供たちはそれを受け取らなかった。子供たちからすれば、西部氏は東京からやってきたエリートである。自分たちは、社会のどん底にいる。しかし乞食(こじき)ではない。ものを恵んでもらういわれはない、というのだ。

  この小さな出来事は西部氏にとっては、実に大きな経験であったようで私自身も何度か聞かされたことがある。おそらく、この子供たちの拒絶にあって自身の内(うち)にずっと抱え持っていたある根本的な感情に決定的な確信を与えることができたのであろう。東京へ戻った西部氏は共産党から離れ党を除名された学生による過激な運動組織であるブントへと走り、60年安保の指導者の一人になってゆく。

 ここで私はほぼ一年半前に自死された西部氏の行跡を改めて振り返ってみようというわけではない。「日本の戦後」というものについて論じてみたいのである。また、よきにせよ悪(あ)しきにせよ「戦後日本」を支えた「保守主義」について考えてみたいのである。

 どれほど社会から排除され貧窮にあえいでいても、その社会の上層にいる者からの同情も施しも即座に拒否した和歌山の山村の子供たちの姿は、「戦後日本」の一般的な図柄とは真逆のものである。高度成長をへて、年々豊かになり後の三島由紀夫の言葉でいえば、カネよカネよと浮かれてゆく戦後日本の「大衆」とはまったく異質のものであった。しかもすべてをカネに換算して恥じぬ戦後日本はもうひとつ、戦後の平和をアメリカによって担保されている現実を恥じることもなかったのである。

 ≪豊かさと平和の代償として≫

 和歌山の子供たちが示したのは食えなくても守らなければならないものがある、というぎりぎりの矜持(きょうじ)であり、真の誇りであった。そして戦後日本は、豊かさと平和の代償としてこの矜持を失った。少しでもカネを手にしようと福祉に群がり、利権をもとめて政治家と繋(つな)がろうとし、自己の立場が少しでも不利となれば権利の平等をたてに大声を張り上げる、そして政府に何とかしてくれ、と訴える戦後日本人の姿は醜くゆがむ。

 西部氏が、この「戦後日本」へのほとんど無謀な対決を試みたのは、アメリカに依存した「平和」と「豊かさ」を無条件に受け入れ「めしが食えれば」どころか、ともかく「もっとカネをよこせ」となってもまだ不満だらけのこの大衆社会と、アメリカ追従をすぐれた現実的選択として賞揚する現実主義の双方に、戦後日本の醜さを見たからであろう。日本人のもっていた矜持、つまり「独立・自立の気風」を守るには「戦後日本」と敵対するほかないのである。

 ≪「独立・自立の気風」どこへ≫

 保守主義とは、この「独立・自立の気風」を、また人間のもっとも根源的な尊厳と矜持をできる限り守ろうとする精神である。その意味では、戦後日本における「保守」を語ることは法外なまでの困難と強い意思を必要とするのである。気楽に「保守」など名乗れるものではない。
なぜなら、戦後日本は、精神的に圧倒的にアメリカの影響下にあるだけではなく、国家構造そのものがアメリカによって与えられたからである。いうまでもなく、憲法と日米安保体制である。したがって、戦後日本の「保守」は、憲法問題とアメリカ問題(防衛と外交の過度なまでのアメリカ依存)を問うほかない。

 だがまさにここで、「保守」が「現実」の壁にぶつかるのも事実である。いまさら現憲法の有効性を疑問視してもどうにもならず、安全保障も日米関係に依存するほかない。それでも先日の、トランプ大統領による(戦略的な思い付きとはいえ)安保条約の破棄発言に際しても、日本の防衛についても日米同盟についての論議も起きないのでは、「保守」など消滅したというほかない。平和が続き経済が豊かになればかつての山村の子供にあった、カネや食べ物よりも大事なものがあるという矜持も薄れるであろう。しかしそれでも人間の精神は現実を批判できる。

 カネをばらまいて株価を上げ、訪日外国人がいくらカネを落としてくれたと喜び、日米関係の強化で平和を守れればよいという「現実」をそのまま擁護も賛美もするわけにはいかないのが「保守」であろう。令和元年は戦後74年である。この時代は、ほんとうに「保守」が問われる時代となろう。(さえき けいし)


ブログのティールーム



本日はヴェルディ「トロヴァトーレ」から~三重唱です。レオンティン・プライス(S)、フランコ・コレッリ(T)、エットレ・バスティアニーニ(B)、指揮はカラヤンです。1962年の実演の録音より

Ettore Bastianini, Leontyne Price, Franco Corelli~ Il Trovatore ~ Salzburg 1962

 

 



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韓国政府、脱北者以外の北朝鮮人にも韓国パスポート発給。日本は韓国からの「ノービザ」を止めよ!!その他メールマガジンなど

2019年11月07日 | 政治

 下記の動画はFBで出回っていたものです。日本側は韓国の「ノービザ」入国を撤回しておく必要があります。(こういうことはすぐにしない)

韓国政府、脱北者以外の北朝鮮人にも韓国パスポート発給。北朝鮮工作員、ノービザで日本入国可能に





★★ その他、浜崎洋介氏のメールマガジン、気になったので転載しました。

 浜崎洋介氏のメールマガジンより

安倍政権は、中国との関係改善ムードづくりに必死ですね。

 先々週報じられた、北海道大学の教授の拘束事件ですが、

法学部の教授で中国近現代史の専門家でした。

 日本政府が情報を公開したのは、1ヶ月もあとになってからです。

 拘束された北大教授は、防衛省防衛研究所や

外務省に勤務した経験があるようですが、

中国政府系シンクタンクの中国社会科学院の招きで

北京を訪れていた中での出来事であり、

まったく理不尽なものです。

わざわざ中国側から招聘され拘束されているのです。

 

現在も拘束の理由など背景を一切明らかに

しておらず理由が不明なまま不当な扱いをされているようです。

 

かたや日本政府はどうでしょうか?

 

6月にも、皇居近くの東京駅でドローンを飛ばしていた

中国人を警官が発見。

北京市交通局の50代職員だったようですが、

事情聴取、任意取り調べ、起訴せず釈放したようです。

秋には、即位の礼に世界中のVIPを招き集う、

その地形をやすやすと把握させてしまい、

釈放とは一体何をやっているのでしょうか?

中国に忖度だからでしょうか?

 

スパイ防止法もつくらない日本だけに、

どうにもできないものでしょうか?

 

日本側からは友好のためなら、

国民の安全、国家の信用も差し出している状態です。

 

この事件は2つの危機を表しているのではないでしょうか。

 

中国政府に媚び、同調するサイレントインベージョンされた

勢力が日本にあるという点。

 

そして、米中冷戦中であることを

日本政府が認識していないという点です。

 

渡部昇一先生が言ってましたが、

「日本でスパイ防止法ができそうになっていても、

もみ消しされてきたようなので、

わかりそうな政治家に聞いたら、

理由は、即逮捕されるベテラン議員が続出するからと

いうことらしいんですよね」

とのことです。

 

その時はかなり、絶望的な気持ちになって聞きました。

実際にスパイ防止法を作らないのですから、

すでに国会議員には愛国者がほとんどいないんですよね。

 

しかし現在、各国のサイレントインベージョンが明るみになり、

米中冷戦が始まっている状態では、

さらにそれ以上の国家の危機的リスク、

日本は米中から挟殺されてしまう

リスクを抱えていると考えざるをえません。

 

中国政府が日本の政治を少しづつ動かしているのですが、

ここからさらにその度合が増え、

完全にコントロールし始めたらどうでしょうか?

 

我々はまず、サイレントインベージョンと

米中冷戦の現実を知らない人には、

この冷酷な現状を強く認識して

もらうしかありません。

 

今夜のアメリカ通信では、

日本の皇室が危ない点を報じる予定です。

中共に崩された他国の王室もありますし、

実際次はどこか?

★ もうひとつ、川端雄一郎氏のメールマガジンです。これは「小泉進一郎新大臣」のこと。

 新米大臣の空?な話法 (川端祐一郎)

九月に改造後の安倍内閣が発足したが、その人事上の目玉として注目を集めたのは、戦後三番目に若い大臣であるという小泉進次郎環境相であった。内閣改造の直前に行われた新聞社の世論調査でも、「次の首相にふさわしいのは誰か」と訊けば進次郎氏がそのトップに推されていたのだから、政権の目玉であるという表現に誇張はない。

 しかしこの新米大臣が就任以来見せつけているのは、「ポエム」とも揶揄される意味不明な言動の数々である。いや、意味不明の表現をポエムと呼んだのでは詩人に失礼な話であって、あるお笑いタレントが名付けたように「何か言ってそうで何も言ってない話法」とでも呼んでおくのが相応しいであろう。

 たとえば、福島原発の除染廃棄物の最終処分場が未決であるという問題について今後の見通しを尋ねられると、大臣は「私の中で三十年後を考えた時に、三十年後の自分は何歳かなと発災直後から考えていました。だからこそ私は健康でいられれば、三十年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を見届けることが、私はできる可能性のある政治家だと思います(中略)だからこそ果たせる責任もあると思う」と応じたのであるが、そこに会話は成り立っていない。

 思い返せば父の純一郎元首相も似たような語法の使い手ではあり、会話が成立しないことで有名であった。たとえば、過去に勤務実態のない不動産会社の厚生年金に加入しており、年金の支払いも受けたという事実が明るみに出て「違法ではないか」と国会で問われた際は、「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」とおどけてみせた上で、その会社の社長には大変な恩義があるのだとかいう全く関係のない話をして追及を逃れてしまった。

 ただ、純一郎元首相の政治の流儀が「小泉劇場」と呼ばれたのに対し、進次郎大臣の言動は今のところ、演劇というよりはお笑いに近いものとして受け取られているようだ。インターネットの上では、「進次郎大臣が真顔で言いそうな、内容の無いセリフ」を考える大喜利が催されているようで、大手新聞にまで取り上げられる始末である。

 

 「赤を上げて、白を下げないとどうなると思いますか? そう、赤と白が、上がるんです」

 「年末年始。年の瀬。師走。こういう言葉を聞くたびにね、いつもこう思ってきました。もうすぐ大晦日だな、と」

 「皆さん、私は、みなさんに、十二時の七時間後は七時であり、十九時でもあるということを真剣にお伝えしたい」

 

 我らが大臣の発する言葉はたしかに、これに類するナンセンスなお笑い種にほかならない。しかも彼は将来の首相候補とまで言われるのであるから、自民党政権そのもの、ひいては我が国の政治そのものの水準を象徴してもいる。

 だが、笑えないのは我々を包囲する時代の状況である。

 国際関係は相変わらず不安定で、我が国の周辺に限っても、韓国との間では歴史認識をめぐる諍いが絶えず、ロシアからの領土奪還は見通しが立たず、中国に対しては軍事上の牽制が必要で、アメリカとの間にも貿易をめぐる厳しい駆け引きがある。世界を見渡せば、アメリカの覇権が衰退するとともにEUは崩壊の兆しを見せており、さらには十何年かぶりに深刻な金融危機が起きても不思議ではないと囁かれ始めている。国内に目を向けても、三十年にわたって破壊的な改革が繰り返された結果、社会は疲弊し切っている。

 動揺の時代には、とりわけ慎重で巧みな言葉遣いが求められる。どうも進次郎大臣のような政治家に喝采を送る向きは、「発信力が大事である」などと主張しがちなのだが、上辺の表現力──それすらも疑われているのではあるが──で生き抜いてゆけるのは、秩序の安定した平穏な時代に限られるのだと知る必要がある。

★★★ 上記の小泉新大臣の話など、確かに「お笑い」の範疇で誰も相手にしない。ましてや「平時でなく有事」の今は
「笑うにも疲れる」私だ。

いろいろ書いてきたが、本当に安倍さんはそのような「習近平」を国賓として迎えるのか。
ああ、日本が信用と名誉をこのようなおバカな宰相によって「天安門事件」で世界から孤立していた中国を「天皇皇后の訪中」で救った?ように汚点中の汚点になるのだろう。

もしトランプ大統領とすり合わせしているとすれば、自ら「国家の名誉を捨てて朝貢外交」をしたことになる。

何を書いても無駄な気がするが、それでも日本国民としてつまらない政治家の踏み台にされてはならない。
「政治家は決して責任はとらない」・・・踊らされたことを後になって悔いてもどうしょうもない。

久しぶりに「保守の真贋」を読んだ。西尾幹二氏が気迫を持って書いた本だ。
私はブログで2017年にその感想や西尾氏の「国民に危機を知らせなければならない」というyoutubeも貼っている。
https://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/4b73c23f39d5a5fd072bbb4f8758bd50

私の考えは今も同じだ。

西尾幹二著『保守の真贋』(徳間書店)
目次       

第一部 ・ 日本を窒息させている自由民主党と保守言論知識人  
一 「安倍さん大好き人間」はどのようにして生まれ、日本政治をどう歪めたか     

──二〇一七年の状況を踏まえて    
二 第一次安倍政権誕生の頃に私はすでに彼の正体を見抜いていた
・ 日本列島が軍事的に脅迫されている情勢下で     

ついに出された憲法改正への安倍新提案(二〇一七年五月三日)  
一 思考停止の「改憲姿勢」を危ぶむ  
二 相手の剣幕にひるむ日本外交  三 岸田文雄外相の器を問う    

──今ほど政治家や官僚たちの見識、勇気、人格が問われているときはない  
四 アメリカへの依存は動かぬ現実、依存心理が日本の問題    
五 安倍首相、なぜ危機を隠すのか     

──中国軍機の挑発に対して
・ 首相に妄信追従するエセ保守を弾劾する    加藤康男・西尾幹二緊急対談
・ 保守とは何か──私の主要発言再録    

一 生き方としての保守   二 日本に「保守」は存在しない    三 「日本会議」について   四 天皇は消えない   五 宣戦布告を誰がするのかを考えていない       憲法改正なんてあり得るのか

第二部 ・ 現代世界史放談  
一 広角レンズを通せば歴史は万華鏡  
二 オバマ広島訪問と「人類」の概念   
三 世界の「韓国化」とトランプの逆襲  
四 イスラムと中国、「近代」を蹂躙する二大魔圏

・ 歴史の病原体とその治療  
一 現在に響くGHQの思想的犯罪  
二 ジャパン・ファースト・の出発点は歴史教科書運動だった
あとがき

民族の生存懸けた政治議論を 保守の立場から保守政権を批判する勇気と見識が必要だ
平成28年8月18日産經新聞「正論欄」より 評論家・西尾幹二氏
 今でも保守系の集会などでは当然ながら、安倍晋三政権を評価する人が少なくなく、私が疑問や批判を口にするとキッとなってにらまれる。
「お前は左翼なのか」という顔をされる。
今でも自民党は社会体制を支える最大級の保守勢力で、自民党の右側になぜか自民党を批判する政治勢力が結集しない。
欧州各国では保守の右側に必ず保守批判の力が働き、米国でもトランプ一派は共和党の主流派ではなかった。
先進国では日本だけが例外である。
≪≪≪仲良しクラブでは窒息死する≫≫≫  
日本政治では今でも左と右の相克だけが対立のすべてであるかのように思われている。
民主党も民進党と名を変え、リベラル化したつもりらしいが、共産党に接近し、「何でも反対」の旧日本社会党にどんどん似てきている。
ここでも左か右かの対立思考しか働いていない。自民党も民進党もこの硬直によって自らを衰退させていることに気がついていない。  
それでも国内の混乱が激化しないのは、日本は「和」の国だからだという説明がある。まだ経済に余裕があるからだとも。

米国のある学者は、世界では一般に多党制が多く、二大政党制を敷く国は英国をモデルにしたアングロサクソン系の国々で、ほかに一党優位制を敷く国として、日本やインドを例に挙げている。自民党を喜ばせるような研究内容である。
 しかし選挙の度に浮動票が帰趨(きすう)を決めている今の日本では、一党優位制が国民に強く支持されているとは必ずしも言えない。
仕方ないから自民党に投票する人が大半ではないか。
党内にフレッシュな思想論争も起こらない今の自民党は日本国民を窒息させている。
 「受け皿」があればそちらへいっぺんに票が流れるのは、欧米のように保守の右からの保守批判がないからだ。
左右のイデオロギー対立ではない議論、保守の立場から保守政権を正々堂々と批判する、民族の生存を懸けた議論が行われていないからである。
 保守政党が単なる仲良しクラブのままでは国民は窒息死する。
一党優位制がプラスになる時代もあったが、今は違う。言論知識人の責任もこの点が問われる。

≪≪≪保身や臆病風に吹かれた首相≫≫≫   私は安倍首相の5月3日の憲法改正案における第9条第2項の維持と第3項の追加とは、矛盾していると、6月1日付の本欄で述べた。
そのまま改正されれば、両者の不整合は末永く不毛な国内論争を引き起こすだろう、と。    
今は極東の軍事情勢が逼迫(ひっぱく)し、改正が追い風を受けている好機でもある。

なぜ戦力不保持の第2項の削除に即刻手をつけないのか。空襲の訓練までさせられている日本国民は、一刻も早い有効で本格的な国土防衛を期待している。

 これに対し、首相提案を支持する人々は、万が一改憲案が国民投票で否決されたら永久に改憲の機会が失われることを恐れ、国民各層に受け入れられやすい案を作る必要があり、首相提言はその点、見事であると褒めそやす。    
さて、ここは考え所である。右記のような賛成論は国民心理の読み方が浅い。

憲法改正をやるやると言っては出したり引っ込めたりしてきた首相に国民はすでに手抜きと保身、臆病風、闘争心の欠如を見ている。外国人も見ている。
それなのに憲法改正は結局、やれそうもないという最近の党内の新たな空気の変化と首相の及び腰は、国民に対する裏切りともいうべき一大問題になり始めている。

≪≪≪保守の立場から堂々と批判を≫≫≫  
北朝鮮の核の脅威と中国の軍事的圧力がまさに歴然と立ち現れるさなかで敵に背中を向けた逃亡姿勢でもある。
憲法改正をやるやるとかねて言い、旗を掲げていた安倍氏がこの突然の逃げ腰-5月3日の新提言そのものが臭いものに蓋をした逃げ腰の表れなのだが-のあげく、万が一手を引いたら、もうこのあとでどの内閣も手を出せないだろう。
 国民投票で敗れ、改正が永久に葬られるあの幕引き効果と同じ結果になる。
やると言って何もやらなかった拉致問題と同じである。

いつも支持率ばかり気にし最適の選択肢を逃げる首相の甘さは、憲法問題に至って国民に顔向けできるか否かの正念場を迎えている。
 そもそも自民党は戦争直後に旧敵国宣撫(せんぶ)工作の一環として生まれた米占領軍公認の政党で、首相のためらいにも米国の影がちらつく。憲法9条は日米安保条約と一体化して有効であり、米国にとっても死守すべき一線だった。
それが日米両国で疑問視されだしたのは最近のことだ。今まで自民党は委託された権力だった。
自分の思想など持つ必要はないとされ、仲良しクラブでまとまり、左からの攻撃は受けても、右からの生存闘争はしないで済むように米国が守ってくれた。
 しかし、今こそ日本の自由と独立のために自民党は嵐とならなければいけない。保守の立場から保守政権を堂々と批判する勇気と見識が今ほど必要なときはない。(評論家・西尾幹二 にしおかんじ)

★ そして産経新聞にはもうひとつ西尾氏の記事が載った。 http://news.livedoor.com/article/detail/13532126/ ・・・リンクをクリックで読むことができます。
★ 西尾氏は今言い始めたのではない。ずっと前から警告を出し続けていた。
また西部邁氏、三宅博氏、三橋貴明氏、佐藤健司氏・・・それぞれ保守といっても立場を別にすると思える方々も「憂国」の気持ちから安倍政権批判をしていた。
それは本当に誠心誠意のものだった。

西尾氏は「拉致問題」のことも「討論」の最中で隣の席にいる三宅博氏にご自身の知らなかったことも謙虚に質問されており、「私は知らなかった」と仰ったこともかえって敬意をもった。

★★ インドに円借款1900億円 首相、首脳会談で表明へ 2017/9/14付日本経済新聞 朝刊・・・また・・・日本の防衛におカネをつかってください!!

ところで前回の「プライムニュース」の西部邁氏のお話を聴いた方がメッセージをくださいました。
・・・西部さんの発言で、昔最初に「JAP」を聞いた時はビックリしましたが、 今は「JAP」の使い方は非常に効果的・真実的な使用法だと思います。 その他の発言も実に正論です。
今回の中谷氏の発言は、WGIPの残滓が効いているのが大きいのと、一般国民の多くが 「JAP」ですから、議員を続ける(当選する)にはあのような発言に成るのだと思います。

もし有権者が「JAP」で無ければ、あの故三宅議員が落選することは、無かったでしょう。

 以上、メッセージを下さった方に心からお礼を申し上げます。


 
故三宅博先生・・・三宅先生が大阪駅前で街頭演説をされた時、私はボランティアとして同行していた。
ものすごい真摯な演説だった。拉致問題・現政府のことなど、道行く人が立ち止まって聴き入った。
ある人が私に「あの政治家は誰?」ときいた。
私は誇りをもって「三宅博先生で前衆議院議員です」と伝えた。

街頭演説が終わってそれを三宅先生に伝えると、「八つ裂きにされても構わない、という気持ちで話した」と仰った。

私は感動して徹底的に先生を護ろうと思った。私は気迫だけは強い。

そのことを先日、三宅夫人にお話した。三宅夫人も感動してくださった。
「私は誰に投票したらいいの?今も毎回、三宅博、って書いているのです」と私は言った。
三宅夫人は感激された。
10月の初めに三宅博先生が「僕の大切な人だ」と仰ったグアムの芳賀建介氏に大阪でお会いした。
三宅夫人と二人で芳賀建介氏の講演に参加した。
その会場には三宅博先生のなつかしい写真があった。
三宅夫人と私は万感の思いだった・・・芳賀建介さま、ありがとうございました。

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河添恵子氏『香港デモは既にハイブリッド戦争中。英王室とファイブアイズに注目せよ!!そして台湾、沖縄は?』 、「山本太郎とホシュ」のこと

2019年11月06日 | 政治

★ 河添恵子氏のお話はできるだけ聴くようにしている。もう一人の女性ジャーナリスト福島香織氏と共に貴重な存在。

特番『香港デモは既にハイブリッド戦争中。英王室とファイブアイズに注目せよ!!そして台湾、沖縄は?』ゲスト:ノンフィクション作家 河添恵子氏



 私はよくyoutubeを貼り付けているが、最近は時間が長いのでキレギレで区切って見ることしかできない。
特に「香港」の件については心痛む事実が多くて時にはあまりにも残酷で目をそむけたくなる。

見通しのつかない、というよりも今の状況では明らかに不利な闘い、「香港」は悲惨すぎる。

だんだん「雨傘運動」も血をみる事態になり、中国共産党は
「ここで引くと中国全土に民主化が広がる」というおそれも感じているのでますます香港への弾圧は厳しくなっている。

 中国は日本にも自国が招待した技術者や学者を監禁拘束逮捕し、安倍さんは「習近平首相を国賓で桜の花の季節にお招きする。日本国民も全員が心待ちにしている」と
言ったが、この言葉は「日本の誇り」を踏みにじるものだ。

対談をするのはいいが、なぜ「国賓」なのか、今更日本国民が不快な思いをしている。今更「格下げ」はできない。
「格下げ」の為に「国賓」をやめるともっと難しい展開になる。

 明らかにこれは安倍さんの負け、しかもわざわざ恥をかいているようなものだ。

「移民法・アイヌ新法」など、自民党内でも反対していない政治家が何を言えるのか。
自分の代で、ということと「次の公認を安泰に」ということを最優先することをしていて、愛想をつかせた一般の人々が「山本太郎」という看板に目をうつすのもわかる・・・というのは先日「山本太郎」街頭演説をyoutubeで見た。

私は「山本太郎」を支持はしていない。当然のことだ。しかし彼がどのような口調で人々を「癒して」いるかは一度は聴いて知っているほうがいいと思ってここに貼り付けた。どうか誤解のないようにお願いする。
すぐ「脊髄反射」する人も保守系にかなりいるのでここに貼るのはいささか心配だが。

山本太郎「偽善者と呼ばれて」 大分市 街頭記者会見 全国ツアー九州編(10分20秒頃からどうぞ)



動画が進むにつれ「山本太郎」は何という優しい声をかけて、人々を癒していることか。
役者としてもなかなか上手いという評判だったが、ますます「腕」をあげてきている。
(彼は国家観がないが、それはさておき)



それに比べて「保守系」の、ハッキリ言って自民党の熟年の議員(あえて名前はいわないが)など、有名批評家の中で「この人が?」と思う人がとんでもないことを言う。

私はもちろん直接激しく反論した。

それは「老人から選挙権を取り上げたらどうか? 子供を持つ若い母親にその子供の数も含めて何倍もの選挙権を与えるのがよい」とか選挙のたびに「今回も老人が投票したのは左派でした。一方若者は保守系に投票したが」という。
これは「ドンブリ勘定」の暴論である。


私は「老人の方をそのように決めつけて『絨毯攻撃』をしてはならない!!」と直接談判してきた。
それだけではない。保守系の50代の地方議員までそういっている人がいて、そういう雰囲気で支持者の一部もFBやツイッターなども、何かあると「老害」と書き込む人が何か良いことをしたように平気で書く。
それについて「老人」は知らないのか、長年の叡知をもってたしなめるどころか反応しないので闘っているのはいつも私。

このように「本来の敵」ではない弱い老人や障碍者に向けて当然のように責めることについてこれに黙っていられない私なのだ。
わけのわからないそういった人たちに反論することによって当然私は火の粉をあびてきた。「何を言っているんだ!!」と。


山本太郎氏はそういうことを言わない。人はついホロリとするだろう。
保守は賢さを取り戻してほしい
今の「狭さ」を克服すべきだ。

昔の日本人は保守でなくてもこうではなかった。これは「いじめ」の世界と似ている。

私は「山本太郎」を看板にして実際に操っているおかしな勢力を危険と思う。

しかし悲しいことに「保守系」もいろいろだ。

今の自民党の何人が誠心誠意働いているか? 数の力で押し切っている、そんななかで山東昭子氏のように「アイヌ新法」などを「棄権」した良心的な判断をする人もいる。(「アイヌ新法」を棄権した勇気ある政治家は何と70代が多かったし、ほとんど無名の議員だった)

テレビなどで「私こそホシュ」という有名議員や批評家はその中にいなかったのである。


ブログのティールーム



 本日はトスカニーニ指揮によるヴェルディ「ナブッコ」~わが想いは黄金の翼にのりて

紀元前の史実「バビロン捕囚」の場面、捕虜たちが歌う有名な合唱曲です。

Nabucco: Va pensiero (Arturo Toscanini)



バビロン捕囚とは・・・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%B3%E6%8D%95%E5%9B%9A

 

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クライン孝子氏に感謝~今、日本の危機に際してずっと訴え続けてこられたものとは

2019年11月04日 | 政治

クライン孝子氏の優しさに感動、いつも勝手なことをわめいている私に優しく接してくださって、クラインさんのメールマガジンにも私のブログを紹介してくださっている。「多少の意見の違いはあっても友情はかわらないよね」って。
(女傑クラインさん、ありがとうございます)

◆ 最新のベッラさんのブログによりますと

1)番『チュチェ思想の恐怖、脱北者の実態とは・・』ゲスト:ジャーナリスト 

篠原常一郎氏、デヴィ夫人のことなど

https://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/d02beffbda4fc6e973f4afee284a3415

2)デヴィ夫人のブログに横田夫妻に対し、このようなことが書かれていました。

あまりにもあまりな文でした。

https://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10511006071.html

 

3)宮崎正弘氏 黄文雄氏 中国に拘束される日本人~「日本はなぜ黙っているのか」

「媚中政策を進める安倍政権の愚」

https://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/08070379b190b670ae0e85c0995167d7

 とあります。 (ここまで私のブログをリンクでご紹介してくださっています)

 

◆ クラインさんのメールマガジン続きます。

そういえば、2005年 11月 20日 といいますから今から

14年前、産経新聞「正論」にて

 

◆【正論】ノンフィクション作家・クライン孝子 

情報戦略なき日本の危機意識欠如

 急がれる情報担当官の海外配備

≪舌を巻く近隣諸国の演出≫

 中国を含め、韓国、北朝鮮が、いかに海外宣伝という名の情報戦にたけているか

その典型的な事例を最近の出来事から指摘してみたい。

 

 一つは、北京で約一年ぶりに日朝政府間対話が再開された十一月三日、二年前に北への亡命後、

帰国を求めていた日本人女性を、北朝鮮が急遽(きゅうきょ)送還したことである。

  実はこの前日、EU(欧州連合)は日米両国とともに、北朝鮮に対する人権非難決議案を国連総会

に提出しているが、その途端の出国許可である。当の女性は、「北朝鮮政府から人道的にしてもらい

、何不自由なく過ごせた」と語り、平壌放送は「人道主義の見地から送還措置を取った」と伝えた。

さも北朝鮮は、人権に腐心していると言わんばかりの演出である。

  いま一つは十月十七日、小泉総理が靖国神社を参拝した折、ドイツで日本批判が噴出したことである
なぜドイツが、と訝(いぶか)る向きもあったろうが、これには訳がある。

 
 この時期、ドイツのフランクフルトでは国際書籍見本市が開催中で、今年は韓国がゲスト国として

招かれていた。韓国は百五十万ユーロ(約二億一千万円)を投じ、自国の文化紹介で成果を挙げたが、

ひときわ目を引いたのは、小泉総理の参拝翌日に開催されたオープニング・セレモニー席上での

李海●・韓国首相の痛烈な日本批判であった。

 

  「ベルリンの壁」による東西分断を経験したドイツだけに、同じ冷戦の犠牲となった

南北朝鮮の悲劇は関心を引かぬはずがない。しかも、世界各国から自著の宣伝も兼ね

、著名な文化人や政治家が数多く参加していたから効果はてきめんで、多くのドイツメディアが

、この日本批判を取り上げるところとなった。

 

  さらに十一月七日には、国連人権委員会の特別報告が日本の在日朝鮮・韓国人への差別問題や同和問題にも

言及したことを受け、中国、韓国、北朝鮮の各代表が国連の場で、こぞって日本批判の大合唱を展開、

さも日本が差別大国でもあるかのような印象づくりを行っている。

 

  それにしても、手法はともかく、この巧みな両国の海外宣伝戦略には舌を巻く。

 

≪翻弄される「情けない国」≫

  一方、日本はどうであろうか。確固とした情報戦略などあるやなしやの状態で、海外向けに

自国のPRを行うことすら、なぜか及び腰だ。

  在外公館をはじめ海外出先機関の重要な任務の一つは、徹底的な専門教育を受けた優秀な情報担当官(

あえてスパイと言ってもよいが)による現地での情報収集活動にある。ところが、こうした活動は、

わが国の場合なぜか機能してこなかった。

 

  誹謗(ひぼう)中傷、あるいは明らかに捏造(ねつぞう)と思われる情報であれ

、他国は日頃から丹念に収集・分析し、いざというときの“切り札”に保管している。

出先機関が現地の政治にも深く関与すべく動き、時と場合によって、クーデターにだって

手を貸すこともある。それが世界の現実なのである。

 

  もしも日本が、こうした危機管理術、情報収集能力にたけていたらどうだったか。少なくとも

、拉致被害者の横田めぐみさんらは、とっくに奪還されていたに違いない。

 

  これまで、その危機管理、いうなれば現地における情報活動や海外宣伝活動をなおざりにしてきた

ために、日本はいまだに北朝鮮から翻弄(ほんろう)され続けている。世界の多くの国は

、日本を危機管理が欠落した「情けない国」とみているのではないか。

 

  報道によれば、遅まきながらも外務省は、対外情報収集の能力強化を図るため、

在外公館での情報収集活動に専念する「情報担当官」を来年度に新設する方針を固めたという

。向こう五年間で百人という配備体制が十分かどうかは別として、英断ではある。日本も、

ようやく認識を新たにしたかと拍手を送りたい。

 

≪問題は人材の発掘と育成≫ 

 もっとも、箱は用意したものの、後れを取り戻すに急なあまり、中身がお粗末というのでは元も子もない
この新たな態勢を機能させる上で重要なのは、いうまでもなく優れた人材の発掘であり、

育成だ。情報担当官に必要不可欠な資質は、何をさておいても愛国心に裏打ちされた

いかなる危機的境遇にも怯(ひる)まない強靭(きょうじん)な信念である。

 

  だがそれにしても、こうした人材は一体誰がどうやって発掘し、育てていくかだ。

戦後六十年、平和とは命を懸けて戦いとるものだという原点をきれいさっぱり忘れ去り

「水と安全はタダ」という能天気な思想にどっぷり浸りきってきた日本人である。

その辺は気掛かりでならない。単なる取り越し苦労であればいいのだが。(ドイツ在住)

==================================


【言いたい放談】煮ても焼いても食えない?英中両国のしたたかさ[R1/10/31]



今回は、ブレグジットでグダグダになりながらも自分のペースの巻き込むイギリスの外交術と、モーターショーから垣間見える中国の存在感について話し合っていきます。 出演:クライン孝子(ノンフィクション作家)・水島総(日本文化チャンネル桜代表)
                      海竜社刊・・・「一家に一冊」

◆◇◆日本人の知らないスパイ活動の全貌」海竜社刊

http://www.kairyusha.co.jp/ISBN/ISBN978-4-7593-1609-4.html

https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%AE%E5%85%A8%E8%B2%8C-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%AD%9D%E5%AD%90/product-reviews/4759316094



ブログのティールーム


本日はトスカニーニ指揮、ベートーヴェン「第九」~第4楽章、こんなすごい第九はじめて聴きました。
ソリストの歌手は燃えに燃えています。

Toscanini - Beethoven Symphony No.9 (6/7)




第一楽章から全曲はこれです。

Beethoven - Symphony No. 9 "Choral" - NBC Symphony Orchestra, Toscanini (3 April 1948)

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宮崎正弘氏 黄文雄氏 中国に拘束される日本人~「日本はなぜ黙っているのか」「媚中政策を進める安倍政権の愚」

2019年11月04日 | 政治

私、ツイートしました!!       美しい歌 @bellavoce3594

「桜の花の咲くころ」に習近平首相が国賓として招かれ(しかも日本国民が待ち望んでいるなどと嘘いわれて)習近平首相は桜を見て皇居にも招かれ、だまし討ちの「拉致逮捕」された日本人技術者や学者の方は「桜」は見れないのですね!!
「大臣」らの「失言」どころじゃないでしょ!安倍首相!!



★ 
宮崎正弘氏のメールマガジンより

  北海道大学教授をスパイ容疑で拘束

  中国が冤罪で拘束した日本人は十四人。日本はなぜ黙っているのか

****************************************

 中国へ入国したまま消息の途絶えていた元防衛研究所職員で北海道大学教授がスパイ容疑で拘束されていることが判明した。中国が冤罪で拘束した日本人は十四人に及ぶが、日本政府はなぜ行動をおこさないのか?

 「普通の国」なら軍事力を後ろ盾に迅速な釈放を要求するなり、経済制裁を示唆して強引な取引を展開し、取り戻すだろう。レバノンのような小さな国でも、北朝鮮に同胞を拉致されたときは軍を動かした。日本は「交渉で解決する」などと言っているうちに数十年もの時間が流れた。

 中国の不当な日本人拘束に対して、どうするのか。日本には「普通の国」ならあるはずの「スパイ防止法」がない。
このため中国人をスパイ容疑で拘束は出来ないが、ペルソンノングラータとして国外追放、また不法滞在者をまとめて拘束し強制送還など、手だては山のようにある
ヴィザの規制強化、日本語学校を調査して不登校中国人留学生を手配し、強制送還する。大学も中国人留学生の特待を辞める。企業は中国人研修生の見直しを図るなど、時間はかかっても取り組むべき対応策もある。

  企業が被害届を出せば知財窃盗としても逮捕出来る。十五の孔子学院への手入れも、朝鮮総連や過激派の中核派アジトの捜索などが可能であったように、出来る筈であり、問題は政府の決断次第だ。格好の材料がある。五月に国賓として来日予定の習近平をいかに扱うかだ。

日本には世論があり、習近平首席の訪日は時期的に好ましくないので、ご遠慮願いたいとすれば、多くの国民は納得するのではないか。

   □△○み△□△○や△△○ざ◎△□○き□△□ 

 しかし「ご遠慮いただきたい」と言っても、国賓として招きたい、と言ったのは安倍さんである。
今までの不可解な動きと共により一層反発を招くだろう。
有事の宰相としての能力や胆力を安倍さんに求めるのは無理としても、よけいなことはしてもらいたくない。
一部のホシュの人の中に「安倍批判」は「反安倍」「安倍降ろし」と思うらしい。
情けない日本だ。

チャンネル桜でもおなじみの前北海道議会議員の小野まさる氏より

拘束理由を明らかにせずに拘束を続けながらこの言い草…中国とはこんな国家なのである。しかし北海道民が拘束されている最中、中国副主席を北海道に招き入れこの件には一切言及せずにこやかに会食をした北海道知事って一体なんなのだろう?

【北大教授拘束への「懸念」に中国政府「考えすぎだ」】https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000168158.html?fbclid=IwAR0LahuR58lj3bbT9el34hqqLKCcI5ZU6U8FEGnKckV6eVcy2f-JplaYqbw

またジャーナリストの福島香織氏は次のように述べている。
日本人だけですでに13人捕まり、9人が起訴され8人が有罪判決を受けているのに、日本政府は中国でスパイ扱いされている日本人を取り戻す交渉を中国政府相手にやった形跡がないことだ。 交渉というのは、こちらの要求を聞かねば制裁を行うと圧力をかけ、要求を聞き入れられれば相手にとっての利益を考慮する、というものだ。米トランプ大統領がやっているように、恫喝と甘言を交えてゆさぶりをかけて、相手からの譲歩を引き出すやり方だ。中国にとって日本との関係正常化や経済支援、一帯一路への支持などが、米中関係で苦戦中の中国にとっての大いなる救済になるのだから、その見返りに、日本人を取り戻すことがなぜできなかったのか。さらに逮捕者が増えるとは、日本外交が中国に完全にみくびられているとは言えないだろうか。





北大教授をダマして拘束。中国共産党の卑怯極まる人質外交 
【中国】訪中要請という罠にはまりスパイ容疑で逮捕される日本人 黄文雄氏

 中国で日本人がまた拘束されました。習近平体制は、2015年に「反スパイ法」を制定してから、堂々と「人質外交」を繰り広げるようになりました。記憶に新しいのは、アメリカに頼まれたカナダが、中国のファーウェイのナンバー2である孟晩舟を逮捕したことを受けて、在中国のカナダ人2人が「スパイ容疑」で逮捕された事件でしょう。

日本人も2015年以降、13人が拘束されており、そのうち4人は無罪放免、9人は起訴され、8人が判決を受けました。判決を受けた人の中には、懲役12年の刑を受けた人もいます。それに加えて、今回の北海道大学の40代男性教授の「スパイ容疑」による拘束です。

習近平政権は、中国人はデジタル監視社会で監視して、デジタル機器では対応しきれない外国人および「境外人士」は電話での通報を奨励して監視するというわけです。どこまでも人間不信の上に成り立った制度、体制、法律です。さらに、この「反スパイ法」というのは実に曖昧なもので、いくらでも恣意的に使えます。在中国カナダ人2人が逮捕されたのは、ファーウェイのナンバー2逮捕の報復だと言われるのも、そのためです。

さて、今回の北海道大学教授の件ですが、嫌疑はスパイ容疑ですが、具体的な内容な明らかにされていません。経歴が拘束のきっかけではないかとの報道もあります。(黄文雄氏)

報道によれば、「教授は中国政治が専門で、3年前に北大教授に就く前には防衛省防衛研究所や外務省に勤務した経験がある。準公務員の国立大教授の拘束は初めてとみられ、教授を知る中国関係の研究者は『中国共産党に批判的ではなかったので拘束は意外だ』としつつ、『経歴からして日本の防衛省や外務省に近い人物として中国当局にマークされていたのかもしれない』と推察した」とのことですから。

北大教授拘束、長期化か 防衛研究所の勤務歴 中国が警戒?

しかも、「北京にある中国政府系シンクタンクの中国社会科学院の招きで訪中し、9月上旬に同院が手配した北京市内のホテルで拘束された」とのことです。さらに、「中国当局が当初から拘束目的で招聘(しょうへい)したとの見方も浮上している」、とこのと。

今のところ、中国で拘束された日本人について、日本政府は表向きにはもちろん早期帰国を求めるパフォーマンスを取りますが、本気で救済しようとしているようには見えません。一方で、来春の習近平訪日スケジュールを組んだり、「一帯一路」を支持したりと、安倍政権の媚中政策は着々と進んでいます。

媚中政策を進める安倍政権の愚

日本政府は、もっと信念をもって政治をするべきです。日本にはスパイを取り締まる法もありません。
政府はもっと、日本人と日本を守ることを考えたほうがいいでしょう。

中国政府は、この件について拘束の事実を認めたものの、日本側に配慮して拘束を解く気配はありません
教授の訪中の目的が学会交流であったことから、今後の研究者の動きにも影響を与えることが予想されます。研究者の中には訪中を敬遠する人が出るかもしれません。
身に覚えのないことで拘束されたくはありませんから。(黄文雄氏)

<独占取材>中国と、新時代にふさわしい協力を=安倍首相(全内容)約4分
 




全中国に流された・・・

 


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スミレの花を飾ったケーキ

本日はイタリアの愛国詩人ダンヌンツイオ作詞、トスティ作曲による「光は暁から」~カルロ・ベルゴンツイが歌います。

Carlo Bergonzi, L'Alba Separa Dalla Luce L'Ombra


 

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