その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

コーチングを受ける

2009-06-19 08:05:19 | ロンドン日記 (日常)
 こちらに来て半年が経過しましたが、日々のマネジメントの悩みはつきることがありません。英語、ビジネスカルチャー、事業そのものの厳しさなどなど、ビジネススクールのケーススタディに活用したい事例が、毎日のように持ち込まれます。

 自分ひとりで色々考えていたり、社内の日本人出向者同士で議論しても、それはそれで非常に有益なのですが、同時に限界があるので、思い切って自己啓発としてビジネス・コーチングなるものを受けてみることにしました。ビジネスコーチングとは、日本でも最近普及し始めた手法で、要は一対一でコーチングの手法を活用して、ビジネスの課題などについて、議論をすることで自ら切り口を切り開いていくというものです。

 おつきあいのあった研修機関から紹介されたコーチの人が感じが良かったで、その人にお願いしました。ペンシルベニア大学ウオートンスクールのMBAで米系投資銀行に勤めながら、6年前にキャリアチェンジをし、今はビジネスコーチやコンサルティングでご飯を食べている日本語も出来るアメリカ人です。きっと、一生に必要なお金はもう貯めてしまったのかもしれません。そんなことはどうでも良いのですが、今日はその第1回目です。
 
 今日は今後の進め方や利用するツール(360度評価など)について意識あわせをし、その後、今自分が抱える問題について、議論しました。決して、彼が答えをくれる訳ではないのですが、いろんな角度から質問を受け、答えるうちに自分が今まで気がつかなかったような点に気づきが与えられます。「何故、その決断に自分が不安を持っているのか?」「どんな状況が作れれば、今の自分の状況が楽になるのか?」「今から出来ることと、出来ないことは何か?」などなど、会話の中から、ちょっとしたヒントがあるようです。計1時間半の会話で、もちろん明快に何かが解決されたわけではないのですが、少なくとも1時間前の状況よりは良くなった気がします。

 これから2週間に1回のペースで10回を目安にやってみます。何事も経験ですから・・・
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