その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

『ローマ人の物語4 ハンニバル戦記(中)』  (塩野七生)

2009-07-05 14:43:19 | 
 『ローマ人の物語4 ハンニバル戦記(中)』を読みました。


 宿敵カルタゴとの決戦(ポエニ戦役)の第二ステージを描いています。

 いよいよハンニバルの登場です。前半、中盤はハンニバルの圧勝ぶりが描かれます。スペインからアルプスを越えてイタリアに攻め入るという、おそらく当時の常識からすれば考えられないような戦略を大胆にやりのける、そのスケールに圧倒されます。

 後半はスキピオが登場します。ハンニバル対スキピオ、司馬遼太郎の戦記小説を読むように引き込まれます。「私は以前・・・リーダーとして成功する男の最重要条件として、彼がかもしだす雰囲気がイタリア語ではセレーノ、強いて日本語に訳せば晴朗にあると書いた。スキピオは、若い頃からこれを完全に持っていた。」(p206)

 下巻がますます楽しみです。
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ブリュッセル B級グルメ フリットランド

2009-07-05 00:23:20 | レストラン・パブ (in 欧州)
 ブリュッセル名物の食べ物と言えば、チョコレート、ワッフル、ムール貝のワイン蒸し・・・と連想されますが、実はフライドポテトがベルギー生まれであるということを最近知りました。フライドポテトのことをフランス語?でフリットと言うそうです。

 ブッチャー通りのシーフードレストランには時間がなくて入れなかったので、代わりに立ち寄ったのは、以前ブリュッセルに来た時に気になっていたけど時間がなくて入れなかったフリット屋さん。フリットランド。場所は、グラン・パレ近くの証券取引所の横にあります。結構、有名なお店のようです。



 メニューを写真にとるのを忘れてしまいましたが、ただのフライドポテトから始まっていろんなバリエーションがあります。私はたまたま前に並んでいた女性が頼んだサンドウイッチが妙に美味しそうだったので、「同じやつを」。

 こんなサンドウイッチのおばけのような代物です。


 一番下には薄切りのソーセージが敷いてあって、その上にこの写真では見えませんが、煮込んだキャベツが載せてあり、更にその上にポテトがどっさり載っています。

 試しに、断面写真を撮ってみました。わかりますかねえ~。


 お味の方は、パンにポテトをはさんで食べるということ自体が未体験ゾーンでしたが、味もちょっと評価に困る、Interestingな食べ物という感じです。でも、今度ブラッセルに来たら、また食べるような気がする・・・

 ビールが売っていないのが残念でしたので、駅のCafeで一杯飲んで、ユーロスターに乗り込みました。ジュピリエというベルギービールらしいのですが、特に特徴のない普通のビールでした。


2009年7月3日
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