その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ロンドン テート・ブリテン

2009-10-06 06:06:04 | 旅行 海外
 英国の画家の作品を主に展示している美術館テート・ブリテンを訪れました。前から一度行きたいと思っていたのに、なかなか実現できなかったので、とても楽しみにしていました。


 朝一番ででかけたのと、今週末は美術館最寄の地下鉄が運休していることから、館内は非常に空いていました。もちろん、ここも無料です。(「£3の寄付を」との看板は出ていますが・・・)


 今日のお目当ては、ラファエロ前派と呼ばれる18世紀中頃に活躍した、ミレイ、ロセッティらの絵画です。

 ミレイの「オフィーリア」はとても有名な絵ですが、その繊細で緻密な描写に驚きです。画集で見るよりも、本物はさらにその緻密さがよくわかり、絵全体が持つ静寂や緊張感が直接的に伝わってきます。この絵以外にも、ミレイの絵は視覚的にも非常に美しく、私は今日見た中では一番好きな画風でした。


 またロセッティの「プロセルピア」も神秘的というか謎めいた女性描写にオーラが漂っています。これ以外にも「ベアタ・ベアトリクス」とかも、何んともいえない物語や人間の運命を感じさせるものでした。


 残念だったのは、ハントの「良心の目覚め」が展示されていなかったこと。学芸員に聞いたところ、「今は保管中」とのことで「次、いつ展示されるかはわからない」とのことでした。


 一通りラファエロ前派の鑑賞が終わったところで、この館の名物でもあるターナー・コレクションもざーっと見ました。ターナーは今年一杯ここで特別展を開催し(これは有料)ているので、改めて来ようと思っているのですが、この無料のターナー・コレクションだけでも凄い量の作品が展示されています。

 ターナーと言うと、何となく暴風雨の海や風景画がのぼんやりしたイメージしかなかったのですが、このターナーコレクションを見て、風景画の中にもイギリスの田園風景、海、海外(イタリア等)の風景いろいろな絵があり、その絵の持つ迫力に驚きました。

 場所が、ナショナルギャラリーなどと違い、何かのついでに寄るというところではないのが難点ですが、繰り返し足を運びたくなる美術館であったことは間違いありません。
 
コメント (2)
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