その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

イギリスから見る日本

2009-10-30 07:23:38 | ロンドン日記 (日常)
 BBCなんぞを見ていると、結構、日本の紹介をしているニュースや報道番組に出くわします。当社は、「思ったより日本の露出が高いなあ」とただ感心していただけなのですが、最近、何となくその理由が垣間見れるような気がします(もちろん、当たっているかどうかは分かりませんが・・・)

 イギリスで世界地図を買うと当然イギリスが真ん中で、日本は右端にひっそりと佇んでいます。日本はまさに「極東」。その先には何もない辺境です。情報的にも、距離的にも心情的にも、アフリカや中東の方がずっとイギリスに近いですね。以前、米国の中西部に居た際も、日本は遠かったですが、それでも地図を見ると日本は「アジアの玄関口」として見えます。日本の背後には韓国、中国、東南アジアが広がっています。イギリスから見ると、その先は太平洋。まさに世界の果てなわけです。

 そんな辺境に居る日本が、国力に衰えが見えるとは言え、1億を超える人間が住み、世界第2位の経済力を持ち、最新の技術を開発し、コスプレ、漫画といったユニークな文化を次々と生み出す。まさに"驚き"なんでしょうね。彼らにとっては。秋葉原の電気街の映像なんぞを見ていると、日本人であり、良く見知った風景であるはずの自分でさえも、凄いなあ~と思ってしまいますから。

 外国から見る日本は、日本で居るときに感じる以上にミステリアスでエキサイティングです。
コメント
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