今日の19:00から、ロンドンの地下鉄が2日間のストライキに突入しました。なつかしいですよね、ストライキって。ローカル社員によると、ロンドンでも最近は珍しいとのことでした。
19:00から全面ストップという話だったのですが、さすがそこはロンドン。9時半ごろになっても、少しは走ってました。明日は朝から全面ストップのはずなので、バスを乗り継いで行くしかありません。
ロンドンに住んで良いことの一つは、こういう不便さにだんだんと慣れてくることです。だいたい、日本みたいに何でも時間通りっていうのも、不自然だよな~。こういうのをやせ我慢というのでしょうね。
ところで、今日のお昼時の休憩室での会話。
私:「俺が中学生の時は、国鉄も春闘で良くストをやってたんだよ。学校が休みになるから、「断固、闘争!」の腕章をつけた改札係のおじさん(もう、そんな人いないけど)に、『頑張ってください!』と声をかけて帰ったものだよ」
日本人若手出向社員(3名)「そうなんですか~」(その後、無言の間)
話して大いに後悔した自分でした。
19:00から全面ストップという話だったのですが、さすがそこはロンドン。9時半ごろになっても、少しは走ってました。明日は朝から全面ストップのはずなので、バスを乗り継いで行くしかありません。
ロンドンに住んで良いことの一つは、こういう不便さにだんだんと慣れてくることです。だいたい、日本みたいに何でも時間通りっていうのも、不自然だよな~。こういうのをやせ我慢というのでしょうね。
ところで、今日のお昼時の休憩室での会話。
私:「俺が中学生の時は、国鉄も春闘で良くストをやってたんだよ。学校が休みになるから、「断固、闘争!」の腕章をつけた改札係のおじさん(もう、そんな人いないけど)に、『頑張ってください!』と声をかけて帰ったものだよ」
日本人若手出向社員(3名)「そうなんですか~」(その後、無言の間)
話して大いに後悔した自分でした。
日曜日は朝、雨の音で目が覚めました。日曜日の予報はHeavyShowerだったので、外出はあきらめ、一日読書にあてようとしました。ただ、そこはロンドン、予報にかかわらず、天気は1時間単位で変わります。その間隙を縫って、走りにでかけます。来週はハーフマラソンの大会でもありますから・・・
今日はハイドパーク、ケンジントンガーデンコースです。
いつも同じアングルからの写真で恐縮ですが、もう完全な夏です。
5月のハイドパークはこちら
池には藻が生えてました。
これでも1時間前までは大雨だったんです。
今日の発見。上流階級は馬を走らせ、労働者階級(自分)は人間が走る。
この1時間後には、また雨が降りました。
2009年6月7日
今日はハイドパーク、ケンジントンガーデンコースです。
いつも同じアングルからの写真で恐縮ですが、もう完全な夏です。
5月のハイドパークはこちら
池には藻が生えてました。
これでも1時間前までは大雨だったんです。
今日の発見。上流階級は馬を走らせ、労働者階級(自分)は人間が走る。
この1時間後には、また雨が降りました。
2009年6月7日
リージェントパークの中にその名もそのもののOpen Air Theater(野外劇場)があります。毎年、夏が始める6月からシーズンが始まります。今シーズンのオープニング作品のシェイクスピア『から騒ぎ』(Much ado About Nothing)に見に行きました。
入口の前は今まで何度も通ったことがありますが、結構、地味なものです。
しかし、中に入ると、カフェはるし、本格的な劇場っぽい雰囲気でした。
舞台や観劇席は想像以上に立派なものでした。また、それ以上に周りを緑で囲まれ、鳥の鳴き声が響く全体の雰囲気が素晴らしいものでした。
シェイクスピア劇の観劇は初めてです。話は事前に予習済みなので、わかりますが、英語そのものの聞き取りはかなり難しかったです。線劇の進行そのものは、原作にかなり忠実なものでした。
最初は夕方の薄明るい中で始まった劇ですが、段々と日が暮れて行くのは、それだけで雰囲気があります。一方で、オペラやミュージカルばかり見ている私には、音楽がないのはちょっと物足りない感じがしました。俳優陣がやたら美男美女ぞろいだったのにはびっくり。
実は、天気が最悪でした。切符を予約したのは、夏日だった先週末。それが、今週は後半から曇りがちで、気温も10度前半。この日は、途中から、雨です。ただ、観客の皆さんは慣れたもので、毛布やレインコート、傘持参で、途中結構降ったのですが、誰一人席を立つ人はおらず、観劇に集中していました。
最後のカーテンコール。雨のなか、俳優さんもよくやって頂きました。
英語は苦しかったですが、野外劇場という環境も演劇も素晴らしかったです。今度は、是非、天気の良い日に来ます。
2009年6月5日
Creative Team:
Director Timothy Sheader
Designer Philip Witcomb
Costume Designer Deidre Clancy
Composer David Shrubsole
Choreographer Ann Yee
Lighting Designer Simon Mills
Sound Designer Fergus O'Hare
Casting Director Ginny Schiller
Voice Coach and Text Consultant Barbara Houseman
Language and Verse Consultant Giles Taylor
Assistant Choreographer David Grewcock
Assistant Director Kate Sagovsky
Cast:
Peter Bramhill : Borachio
Sean Campion : Benedick
Silas Carson : Don Pedro
Eke Chukwu : Watch/Messenger
Nigel Cooke : Leonato
Simon Gregor : Verges
Tim Howar : Balthasar
Sarah Ingram : Ursula
Chris Jared : Conrade
Ben Mansfield : Claudio
Mark McGee : Watch
Harry Myers : Watch/Sexton
Anthony O'Donnell : Dogberry
Anneika Rose : Hero
Annalisa Rossi : Margaret
Samantha Spiro : Beatrice
Tim Steed : Don John
Kate Tydman : Waiting Woman
David Whitworth : Friar Francis
入口の前は今まで何度も通ったことがありますが、結構、地味なものです。
しかし、中に入ると、カフェはるし、本格的な劇場っぽい雰囲気でした。
舞台や観劇席は想像以上に立派なものでした。また、それ以上に周りを緑で囲まれ、鳥の鳴き声が響く全体の雰囲気が素晴らしいものでした。
シェイクスピア劇の観劇は初めてです。話は事前に予習済みなので、わかりますが、英語そのものの聞き取りはかなり難しかったです。線劇の進行そのものは、原作にかなり忠実なものでした。
最初は夕方の薄明るい中で始まった劇ですが、段々と日が暮れて行くのは、それだけで雰囲気があります。一方で、オペラやミュージカルばかり見ている私には、音楽がないのはちょっと物足りない感じがしました。俳優陣がやたら美男美女ぞろいだったのにはびっくり。
実は、天気が最悪でした。切符を予約したのは、夏日だった先週末。それが、今週は後半から曇りがちで、気温も10度前半。この日は、途中から、雨です。ただ、観客の皆さんは慣れたもので、毛布やレインコート、傘持参で、途中結構降ったのですが、誰一人席を立つ人はおらず、観劇に集中していました。
最後のカーテンコール。雨のなか、俳優さんもよくやって頂きました。
英語は苦しかったですが、野外劇場という環境も演劇も素晴らしかったです。今度は、是非、天気の良い日に来ます。
2009年6月5日
Creative Team:
Director Timothy Sheader
Designer Philip Witcomb
Costume Designer Deidre Clancy
Composer David Shrubsole
Choreographer Ann Yee
Lighting Designer Simon Mills
Sound Designer Fergus O'Hare
Casting Director Ginny Schiller
Voice Coach and Text Consultant Barbara Houseman
Language and Verse Consultant Giles Taylor
Assistant Choreographer David Grewcock
Assistant Director Kate Sagovsky
Cast:
Peter Bramhill : Borachio
Sean Campion : Benedick
Silas Carson : Don Pedro
Eke Chukwu : Watch/Messenger
Nigel Cooke : Leonato
Simon Gregor : Verges
Tim Howar : Balthasar
Sarah Ingram : Ursula
Chris Jared : Conrade
Ben Mansfield : Claudio
Mark McGee : Watch
Harry Myers : Watch/Sexton
Anthony O'Donnell : Dogberry
Anneika Rose : Hero
Annalisa Rossi : Margaret
Samantha Spiro : Beatrice
Tim Steed : Don John
Kate Tydman : Waiting Woman
David Whitworth : Friar Francis
今週は上司がいないので楽かと思いきや、全くの逆でした。
弊社は日本人出向者は社員の1割足らずですから、業務は基本的にローカル社員中心に行われます。当然、東京の本店とのやりとりも多々あるのですが、そこでうまくいかない問題が生じると、我々日本人出向者あてに、「どうにかしろ」とか「上手く回してくれ」とかいう、指示とも、依頼とも、陳情ともつかないメッセージが日本からメールや電話で飛んできます。今週は、その陳情処理が全部、私に回ってきたのでした。
まず、日本の話を聞いて状況を把握し、現地の担当から話をききます。よくよく聞いてみると、多くの事象が、ちょっとした前提条件の相違や説明足らず(「こんなことは当然わかっているだろう」と思っていること)が誤解を生み、回りまわって、大きな騒ぎになっていることが多いです。
そして、相手の顔が見えないメールや電話でのコミュニケーションがさらにその誤解に輪をかけるからさらにややこしくなります。ちょっとした言い回しで、相互感情が悪化したりします。
そうしたもつれた糸を解きほぐすアナログ仕事なのですが、異文化コミュニケーションの難しさを実感します。まあ、自分が解きほごしたつもりでいても、ローカル社員は全く納得していない可能性もあります。これだけはマニュアル化できそうにないなあ~。
2009年6月4日
弊社は日本人出向者は社員の1割足らずですから、業務は基本的にローカル社員中心に行われます。当然、東京の本店とのやりとりも多々あるのですが、そこでうまくいかない問題が生じると、我々日本人出向者あてに、「どうにかしろ」とか「上手く回してくれ」とかいう、指示とも、依頼とも、陳情ともつかないメッセージが日本からメールや電話で飛んできます。今週は、その陳情処理が全部、私に回ってきたのでした。
まず、日本の話を聞いて状況を把握し、現地の担当から話をききます。よくよく聞いてみると、多くの事象が、ちょっとした前提条件の相違や説明足らず(「こんなことは当然わかっているだろう」と思っていること)が誤解を生み、回りまわって、大きな騒ぎになっていることが多いです。
そして、相手の顔が見えないメールや電話でのコミュニケーションがさらにその誤解に輪をかけるからさらにややこしくなります。ちょっとした言い回しで、相互感情が悪化したりします。
そうしたもつれた糸を解きほぐすアナログ仕事なのですが、異文化コミュニケーションの難しさを実感します。まあ、自分が解きほごしたつもりでいても、ローカル社員は全く納得していない可能性もあります。これだけはマニュアル化できそうにないなあ~。
2009年6月4日
ロンドンのピカデリーサーカスにある三越デパートの地下にあるレストラン。£22で刺身とステーキがセットになった定食が食べられます。安くはないが、味はまずまずなので、落ち着いて、まともな日本食が恋しくなったときにはいいと思います。
先週のベルリンフィルの興奮がまだ醒めない中なのですが、ロンドンフィルのコンサートにでかけました。
プログラムが面白そうだったのと、一度、ロンドンフィル主任指揮者のユロフスキの指揮ぶりを見てみたかったためです。
ユロフスキはクルト・マズアの後任として、昨年度のシーズンからロンドンフィル主任指揮者に抜擢された若手指揮者です。何と1972年生まれ!!!指揮ぶりはめちゃ格好いいです。
2曲目はマーラーの交響曲第2番「復活」の第一楽章の元ネタになった曲です。演奏が始まったとたんに、びっくりでした。チェロ、コントラバスで始まる重奏の迫力に、肝を抜かれました。チェロ10名、コントラバス8名の大編成。緊張感のある素晴らしい演奏でした。
最後のMeinz Herz brennt (My Heart is on Fire) - orchestral song-cycle with variations は英国初演の現代曲。作曲のTorsten Raschは、1965年生まれのばりばりの現役です。大編成のオケによる大迫力のある音楽と声楽、そして「語り」のミックスチャーによる作品で、とても興味深いものだった。いわゆるクラシック音楽とは、一味もふた味も違うので、演奏後の拍手も、大拍手とさっさと帰る人とが入り混じった評価のわかれた感じでした。ただ、僕はとても良かったと思います。
今日はいつも以上にピンボケ。後段にある和太鼓も途中で使われました。
ソリスト勢ぞろい。右の白いジャケットを着た小柄な女性から左に順番に、ナレーターのKatharina Thalbach、バス Rene Pape、ソプラノElisabeth Meister、UDUK(アジア風のピッコロのような笛)のMartin Robertson
Royal Festival Hall
London Philharmonic Orchestra
Sunday 31 May 2009, 7.30pm
Felix Mendelssohn: Symphony No.5 in D, Op.105 (Reformation)
Gustav Mahler: Todtenfeier
Interval
Torsten Rasch: Meinz Herz brennt (My Heart is on Fire) - orchestral song-cycle with variations UK premiere
Vladimir Jurowski conductor
Rene Pape bass
Katharina Thalbach narrator
Elisabeth Meister soprano
2009年5月31日
※6月4日追記 各紙の批評も意見が割れています
タイムズ紙は厳しいです
June 3, 2009
LPO/Jurowski at the Festival Hall, SE1Hilary Finch
A new orchestral song cycle enters the world, championed by the London Philharmonic and Vladimir Jurowski: surely a cause for great rejoicing? Well, I only wish I could say it was. But at the end of 80 minutes of Torsten Rasch’s Mein Herz brennt (“My heart is on fire”) I felt numbed and underwhelmed by the over-extension, over-inflation and overweening hubris of the work.
The cycle’s concept is tempting — irresistible, even, to anyone with a taste for German song. Rasch sets eight lyrics by the industrial metal group Rammstein, allowing their neo-Romantic versifying, at times sentimental, at times violent, to collide with the full force of a vast Mahlerian orchestra, heavy also with the harmonic references and orchestral textures of Wagner, Strauss and Zemlinsky. As with Mahler’s Das Lied von der Erde the score makes great use of exotic percussion, and of two soloists: here a bass-baritone (Rene Papé, in splendid voice), a soprano (Elisabeth Meister, high in the organ loft) and a reciter (Katharina Thalbach, in naughty schoolgirl shirt and tie, and with several risible voices.) Despite a four-star performance, the collision of these two worlds emasculated them both. The lyrics (banal or deeply meaningful, depending on your view) lost the visceral energy of their heavy-metal origins. And the sprawling encyclopedia of German Romantic and Expressionist languages simply made the work seem a grotesque and self-indulgent caricature. The idea could have worked with stark, pungent chamber-musical forces — as in Hans Zender’s famous Expressionist take on Winterreise — or with at least some angle of irony to engage the listener. As the work stood, it showed merely a bad case of misjudgment in those who committed such huge resources to the project.
Although it did few favours to Rasch’s music, it was a clever idea to precede his work with a powerfully taut performance of Mahler’s Totenfeier, the original version of the first movement of his Second Symphony. And, before this — a distant memory, alas, by the end of the evening — Jurowski conducted a lean and lithe performance of Mendelssohn’s Reformation Symphony. ★★★☆☆
フィナンシャル・タイムズ紙(6月4日)は満点でした
LPO, Royal Festival Hall, London
By Richard Fairman
Published: June 2 2009 22:43 | Last updated: June 2 2009 22:43
The German rock band Rammstein is notorious for its outrageous performances. Stunts have included simulated sex, nudity and engulfing one of the band in fire. That their songs should have inspired a vast and highly-regarded classical song-cycle is difficult to believe.
Throughout this season Vladimir Jurowski has been keen to show how adventurous he wants his time as principal conductor of the London Philharmonic Orchestra to be. Some of the big new works he has been introducing have been decidedly hit-or-miss, but by bringing to London the first UK performance of Torsten Rasch’s Mein Herz brennt, written in 2002, he scored a bull’s-eye.
The only word that can sum up this piece is “wow”. When he came on to take his bow Rasch looked like John Tavener’s German twin, but his music could hardly be more different. For more than an hour the audience was assailed by a massive onslaught of decibels from a larger- than-100-piece orchestra, over which an amplified bass and female speaker did their best to be heard. The music is of the kind that German composers after Mahler and Strauss might have written if Schoenberg had not led them down a dark alley called “Twelve-tone”. Here is a super-romantic tidal wave of sound that leaves the listener sometimes near to drowning.
The words to Rammstein’s punk/heavy-metal songs work surprisingly well. There is an epic quality that is just right for Rasch’s heightened Wagnerian settings and it is only a shame that it was part of the composer’s concept all along that René Pape’s authoritative bass should be amplified. Katharina Thalbach gave the spoken texts everything she had, sounding part Kurt Weill specialist, part demented child escaped from The Exorcist. The LPO glittered with detail, as it rode the tsunami of Rasch’s wildly extravagant orchestral writing.
As if one unusual work in the evening was not enough, Jurowski also included rarely heard pieces by Mendelssohn and Mahler. It was not clear what link either Mendelssohn’s Symphony No 5, the “Reformation”, or Mahler’s Totenfeier had to the Rasch extravaganza, but both had been scrupulously rehearsed and Jurowski kept the audience gripped. Not the sort of concert that comes round often. ★★★★★
Copyright The Financial Times Limited 2009
プログラムが面白そうだったのと、一度、ロンドンフィル主任指揮者のユロフスキの指揮ぶりを見てみたかったためです。
ユロフスキはクルト・マズアの後任として、昨年度のシーズンからロンドンフィル主任指揮者に抜擢された若手指揮者です。何と1972年生まれ!!!指揮ぶりはめちゃ格好いいです。
2曲目はマーラーの交響曲第2番「復活」の第一楽章の元ネタになった曲です。演奏が始まったとたんに、びっくりでした。チェロ、コントラバスで始まる重奏の迫力に、肝を抜かれました。チェロ10名、コントラバス8名の大編成。緊張感のある素晴らしい演奏でした。
最後のMeinz Herz brennt (My Heart is on Fire) - orchestral song-cycle with variations は英国初演の現代曲。作曲のTorsten Raschは、1965年生まれのばりばりの現役です。大編成のオケによる大迫力のある音楽と声楽、そして「語り」のミックスチャーによる作品で、とても興味深いものだった。いわゆるクラシック音楽とは、一味もふた味も違うので、演奏後の拍手も、大拍手とさっさと帰る人とが入り混じった評価のわかれた感じでした。ただ、僕はとても良かったと思います。
今日はいつも以上にピンボケ。後段にある和太鼓も途中で使われました。
ソリスト勢ぞろい。右の白いジャケットを着た小柄な女性から左に順番に、ナレーターのKatharina Thalbach、バス Rene Pape、ソプラノElisabeth Meister、UDUK(アジア風のピッコロのような笛)のMartin Robertson
Royal Festival Hall
London Philharmonic Orchestra
Sunday 31 May 2009, 7.30pm
Felix Mendelssohn: Symphony No.5 in D, Op.105 (Reformation)
Gustav Mahler: Todtenfeier
Interval
Torsten Rasch: Meinz Herz brennt (My Heart is on Fire) - orchestral song-cycle with variations UK premiere
Vladimir Jurowski conductor
Rene Pape bass
Katharina Thalbach narrator
Elisabeth Meister soprano
2009年5月31日
※6月4日追記 各紙の批評も意見が割れています
タイムズ紙は厳しいです
June 3, 2009
LPO/Jurowski at the Festival Hall, SE1Hilary Finch
A new orchestral song cycle enters the world, championed by the London Philharmonic and Vladimir Jurowski: surely a cause for great rejoicing? Well, I only wish I could say it was. But at the end of 80 minutes of Torsten Rasch’s Mein Herz brennt (“My heart is on fire”) I felt numbed and underwhelmed by the over-extension, over-inflation and overweening hubris of the work.
The cycle’s concept is tempting — irresistible, even, to anyone with a taste for German song. Rasch sets eight lyrics by the industrial metal group Rammstein, allowing their neo-Romantic versifying, at times sentimental, at times violent, to collide with the full force of a vast Mahlerian orchestra, heavy also with the harmonic references and orchestral textures of Wagner, Strauss and Zemlinsky. As with Mahler’s Das Lied von der Erde the score makes great use of exotic percussion, and of two soloists: here a bass-baritone (Rene Papé, in splendid voice), a soprano (Elisabeth Meister, high in the organ loft) and a reciter (Katharina Thalbach, in naughty schoolgirl shirt and tie, and with several risible voices.) Despite a four-star performance, the collision of these two worlds emasculated them both. The lyrics (banal or deeply meaningful, depending on your view) lost the visceral energy of their heavy-metal origins. And the sprawling encyclopedia of German Romantic and Expressionist languages simply made the work seem a grotesque and self-indulgent caricature. The idea could have worked with stark, pungent chamber-musical forces — as in Hans Zender’s famous Expressionist take on Winterreise — or with at least some angle of irony to engage the listener. As the work stood, it showed merely a bad case of misjudgment in those who committed such huge resources to the project.
Although it did few favours to Rasch’s music, it was a clever idea to precede his work with a powerfully taut performance of Mahler’s Totenfeier, the original version of the first movement of his Second Symphony. And, before this — a distant memory, alas, by the end of the evening — Jurowski conducted a lean and lithe performance of Mendelssohn’s Reformation Symphony. ★★★☆☆
フィナンシャル・タイムズ紙(6月4日)は満点でした
LPO, Royal Festival Hall, London
By Richard Fairman
Published: June 2 2009 22:43 | Last updated: June 2 2009 22:43
The German rock band Rammstein is notorious for its outrageous performances. Stunts have included simulated sex, nudity and engulfing one of the band in fire. That their songs should have inspired a vast and highly-regarded classical song-cycle is difficult to believe.
Throughout this season Vladimir Jurowski has been keen to show how adventurous he wants his time as principal conductor of the London Philharmonic Orchestra to be. Some of the big new works he has been introducing have been decidedly hit-or-miss, but by bringing to London the first UK performance of Torsten Rasch’s Mein Herz brennt, written in 2002, he scored a bull’s-eye.
The only word that can sum up this piece is “wow”. When he came on to take his bow Rasch looked like John Tavener’s German twin, but his music could hardly be more different. For more than an hour the audience was assailed by a massive onslaught of decibels from a larger- than-100-piece orchestra, over which an amplified bass and female speaker did their best to be heard. The music is of the kind that German composers after Mahler and Strauss might have written if Schoenberg had not led them down a dark alley called “Twelve-tone”. Here is a super-romantic tidal wave of sound that leaves the listener sometimes near to drowning.
The words to Rammstein’s punk/heavy-metal songs work surprisingly well. There is an epic quality that is just right for Rasch’s heightened Wagnerian settings and it is only a shame that it was part of the composer’s concept all along that René Pape’s authoritative bass should be amplified. Katharina Thalbach gave the spoken texts everything she had, sounding part Kurt Weill specialist, part demented child escaped from The Exorcist. The LPO glittered with detail, as it rode the tsunami of Rasch’s wildly extravagant orchestral writing.
As if one unusual work in the evening was not enough, Jurowski also included rarely heard pieces by Mendelssohn and Mahler. It was not clear what link either Mendelssohn’s Symphony No 5, the “Reformation”, or Mahler’s Totenfeier had to the Rasch extravaganza, but both had been scrupulously rehearsed and Jurowski kept the audience gripped. Not the sort of concert that comes round often. ★★★★★
Copyright The Financial Times Limited 2009
ナショナルギャラリーのピカソ展に行って来ました。春先からやっていたのですが、いよいよ来週一杯まで。いつでも行けると思うと、なかなか行かないものです。金曜日は夜の九時までやっているので、終業後に立ち寄りました。
期間終了間際のためか、それとも金曜日の夜だからかわかりませんが、非常に混んでました。東京の展覧会ほどではないですが、こちらに来てからでは一番の混み方です。
展示は「自画像」「女性モデルと女神」「人物像」などとテーマごとに部屋が区切ってあり見やすかったです。いくつか好きな絵をご紹介すると。
有名な自画像です。昨年か1昨年に東京で「フィラデルフィア美術館展」で(学生時代にフィラデルフィア美術館で見て以来)約20年ぶりに再会した絵なのですが、またロンドンで再会するとは思いもしませんでした。こういう絵って、世界中をいつも駆け巡っているんですね。
私的には、「青の時代」のピカソの絵は好きです。
「バリエーション」をテーマとする部屋があって、そこではピカソが前時代の名画をどう乗り越えようとしたかを紹介するいくつかの絵が飾ってありました。これはマネの「草上の昼食」のバリエーションです。
もとのマネの「草上の昼食」
やはりピカソって凄いと感じさせるのは、終世画風が進歩し続けていることです。ほんと天才って感じでした。
2008年5月29日
期間終了間際のためか、それとも金曜日の夜だからかわかりませんが、非常に混んでました。東京の展覧会ほどではないですが、こちらに来てからでは一番の混み方です。
展示は「自画像」「女性モデルと女神」「人物像」などとテーマごとに部屋が区切ってあり見やすかったです。いくつか好きな絵をご紹介すると。
有名な自画像です。昨年か1昨年に東京で「フィラデルフィア美術館展」で(学生時代にフィラデルフィア美術館で見て以来)約20年ぶりに再会した絵なのですが、またロンドンで再会するとは思いもしませんでした。こういう絵って、世界中をいつも駆け巡っているんですね。
私的には、「青の時代」のピカソの絵は好きです。
「バリエーション」をテーマとする部屋があって、そこではピカソが前時代の名画をどう乗り越えようとしたかを紹介するいくつかの絵が飾ってありました。これはマネの「草上の昼食」のバリエーションです。
もとのマネの「草上の昼食」
やはりピカソって凄いと感じさせるのは、終世画風が進歩し続けていることです。ほんと天才って感じでした。
2008年5月29日